コスパの良い暖房対策をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。ここでは、コスパが良いとされている暖房対策方法や注意点なども紹介していきます。
目次
コスパの良いおすすめの暖房対策とは
暖房対策はさまざまな方法があり、室内を温めるだけでもエアコンやストーブなどがあり、個人だけの暖房対策であれば厚着をしたり、カイロを使用するなどがあります。暖房対策方法は多くありますが、方法によってはコスパが悪い場合があります。次に、コスパが良いとされている暖房対策を紹介していきます。
エアコン
室内を温める方法と言えばエアコンが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。最近では一つの部屋にエアコンが一台取り付けられている場合が多く、なじみのある家電でもあります。エアコンは暖房対策ができるだけではなく、冷房対策もすることができるため、空調機器の中でも主流となっています。エアコンの電気代は高いイメージが強く、コスパは良くないと思いやすいです。しかし、正しい使い方をすればコスパの良い暖房対策と言えます。
設定を自動にしたり、微弱にすることで1時間の電気代を3円前後まで抑えることができます。また、エアコンは素早く室内を温かくすることができ、広い空間にも対応している特徴があります。そのため、違う方法で暖房対策をするのではなく、エアコンを使用することが無難と言えます。しかし、設定温度を極端に高めすぎたり、メンテナンスを行っていないと電気代が高くなりやすいので注意が必要です。また、エアコン本体の価格が高い欠点があります。
ガスファンヒーター
ガスファンヒーターはガスを燃焼させて室内を温める暖房器具です。ガスファンヒーターは1時間で11円程度必要になり、エアコンほどではありませんが、コスパは良いと言えるでしょう。すぐに室内を温めることができ、広い部屋にも対応することができます。また、蒸気がでる仕組みになっているため、室内が乾燥してしまうことも防ぐことが可能です。しかし、ガスのコンセントが必要なことと二酸化炭素が発生してしまうため、換気が必要不可欠となるデメリットがあります。
ちなみに灯油を使用する石油ストーブの場合は1時間17円とガスファンヒーターと比べるとややコスパは良くありません。
ゆたんぽ
ゆたんぽは昔からある暖房対策であり、現在ではお湯を使用するタイプだけではなく、電気タイプもあります。小型であり、就寝するときに使用することが多く、現在でも愛用している人も多いです。一見お湯しか使わないゆたんぽはコスパを考えると最強と思いやすいですが、お湯を沸かすために電気代かガス代が必要になるため、コスパがゼロというわけではありません。電気タイプの湯たんぽの場合は1時間1円未満とコスパに優れています。
また、継続的に温まるため、お湯を入れるタイプと比べると使いやすさにも優れています。しかし、室内を温めることは当然できず、温められる範囲は一部であることを知っておきましょう。
カイロ
カイロは暖房対策としておすすめであり、個人を温めることに優れています。しかし、使い捨てであることが一般的であり、1枚40円程度とコスパが良いとは決して言えません。ただし、電気などを使用せずに温かくすることができます。
コスパの良い暖房対策をするときに注意点
コスパの良い暖房対策をする時には注意しなければならないことがあります。コスパが良くても注意点を把握せずに購入したり、使い続けると最終的にコスパが悪くなってしまうこともあります。次に、コスパの良い暖房対策を取り入れる時の注意点を紹介します。
性能に注目
コスパの良い暖房対策をすることで電気代などを抑えつつ温かくすることができますが、性能に注目するようにしましょう。コスパが良くても性能が悪ければ使い勝手が悪くなったり、部屋を温かくしようとすると結局多くの電力を使用してしまい、コスパが悪くなってしまうこともあります。そのため、省エネであり、しっかり部屋を温めることができる性能に仕上がっているのかを確認しましょう。
しかし、部屋全体を温めるのではなく、特定の場所だけを温かくしたい場合にはそれに適した性能に仕上がった暖房機器を選ぶようにしましょう。
使いやすさに注目
コスパの良い暖房機器を購入するのであれば、使いやすさにも注目するようにしましょう。エアコンなどは使いやすさに差がない場合もありますが、ガスファンヒーターと石油ストーブでは使い勝手が違います。どちらも同じような仕組みで温かくすることができます。石油ストーブの場合は燃料でもある灯油を本体に入れるため、どうしても重量が重くなり、持ち運びが手間になりやすいです。一方、ガスファンヒーターは石油ストーブよりも軽いです。
ただし、石油ストーブにもメリットがあり、コンセントがあればどこでも使用することができます。また、出先で暖房対策をするのであればカイロが圧倒的おすすめであり、便利です。コスパが良いとは言い切れませんが、コンセントなどがなくてもどこでも温かさを得られることは最大のメリットです。また、長時間温かさが維持できることも大きなメリットではないでしょうか。
本体の価格に注目
暖房機器はさまざまな種類があり、使用するエネルギーも違います。コスパが良いと聞くと使用するエネルギーのコスパが良いかどうかを重点的に考えてしまいやすいですが、本体価格にも注目するようにしましょう。例えば10万円のエアコンと5万円のエアコンがあるとします。10万円のエアコンは省エネであり、1時間の電気代が3円で5万円のエアコンの電気代が10円だとすると電気代だけでコスパを考えると10万円のエアコンの方がコスパが良いと言えます。
しかし、本体価格に5万円もの差があるため、5万円分の差を電気代の差だけで埋めようとすると長い年数使い続けなければなりません。その間に故障したり、壊れてしまう可能性も充分考えられるため、電気代だけではなく、本体価格にも注目して暖房機器を購入することをおすすめします。
コスパの良い暖房対策は目的によっておすすめが変わる
暖房対策はさまざまな方法で行うことができますが、目的によっておすすめの暖房対策が変わってきます。次に、目的別おすすめの暖房機器や暖房アイテムを紹介します。
狭い室内の場合
狭い室内を温めたい場合はガスファンヒーターがおすすめです。エアコンや石油ストーブもおすすめですが、電気代のコスパを考えるとガスファンヒーターがおすすめできます。しかし、狭い部屋にあったエアコンであれば、エアコンの方が電気代が安くなる場合もあります。
広い室内の場合
広い部屋を温めたいのであれば、エアコンや石油ストーブがおすすめです。どちらも素早く部屋を温めることができ、広い部屋にも対応している場合が多いです。
個人の場合
個人一人だけの暖房対策でおすすめなのはカイロです。上記でも紹介したようにカイロ自体のコスパは良いとは言い切れませんが、出先などでも手軽に使用することができる暖房対策はカイロが主流です。また、カイロには貼るタイプと普通のタイプがありますが、貼るタイプの方が少し高いです。
まとめ
コスパの良い暖房対策を取り入れることで電気代を抑えることができたり、節約をすることもできます。暖房対策をして電気代を抑えることは大切なことではありますが、寒さを感じてしまうのであれば、無理に節電しないようにしましょう。