種類別の電気消費量節約術とは?
では、ランキング上位の機器についてそれぞれ電気消費量の節約方法についてご紹介します。
エアコン
- 風量で調節
室内の温度調節のために設定温度を変更している人も多いと思いますが、調節は「風量」で行うようにしましょう。
エアコンは温度を変更すると消費電力が10%増えると言われています。寒さや暑さを感じたときは「設定温度」を変更するより「風量」を強くする方が少ない電力消費で済みますのでお試し下さい。
- 運転モードは「自動」が基本
エアコンの運転モードは「自動」に設定しておきましょう。
消費電力を抑えようと「弱」モードにしてしまいがちですが、弱では設定温度に到達するまでにずっと同じ電力を使ってしまうので電力消費が大きくなってしまいます。自動運転にすると最初は高出力となりますが、設定温度に達すれば電力消費も少なくなるので結局余分な電力を抑えることになるのです。
- スイッチを短時間で切らない
エアコンは運転をスタートした時が一番消費電力が高くなります。ちょっとした外出の際に「もったいないから」とスイッチを切ってしまうと、帰宅後に再度運転を再開したときに電力を消費してしまいます。
買い物などの30分程度の外出ならそのままつけておいたほうが節約となる場合もありますので覚えておきましょう。
- フィルターをこまめに掃除する
フィルターにホコリなどで汚れているとエアコンに負荷がかかり、電力効率が落ちてしまいます。現在はフィルターのお掃除機能のついた機種も多く販売されていますが、フィルターはできるだけこまめに清掃し、きれいな状態を保つようにしましょう。
- 室外機の清掃
フィルターと同じく、室外機についてもこまめな清掃が必要です。ゴミやホコリによって負荷がかかり電力効率が落ちてしまいます。また、そのまま放置すると故障の原因にもなります。特に屋外に設置するもので痛みやすい機器となりますので、こまめな清掃を心がけましょう。
その他、注意点としては夏場の日光により、熱を持ってしまうと、うまく放熱ができず電力効率が落ちるので設置場所にも工夫が必要です。また、周りに物があったり、冬場の積雪で吸い込みや吹き出しが妨げられる状態も良くないので周囲をきれいに片付け、室外機の負担を軽減するようにしましょう。
- 部屋自体の断熱効率を上げる
断熱効果のあるカーテンや、断熱ガラスを使った窓など部屋自体を運転効率の上がるように設計することも必要です。夏場においてもレースカーテンやすだれで直射日光の当たらない工夫も考えてみましょう。
テレビ
- 省エネモードを活用する
省エネモードがついているテレビなら忘れずに設定しておきましょう。また、「高速起動モード」は消費電力が高くなりますので必要がないようならオフにしておきましょう。
- こまめに消す
「ながら見」をできるだけ避けて見ていないときは電源を切っておきましょう。
- 画面をこまめに清掃する
テレビの画面はホコリがつきやすいのでこまめに清掃しましょう。ホコリが付くと画面が暗く感じ、明るくするために余計な電力を消費してしまいます。
冷蔵庫
- 食材を詰め込みすぎない
冷蔵室や野菜室に食材を詰め込むと冷気の流れが生まれず、冷却効率が低下してしまいます。冷蔵室や野菜室は7割〜8割を目安に保存するようにしましょう。
逆に冷凍室は凍った食材があることでお互いに冷凍効率を上げることができるので冷凍室には多く詰めておくと良いです。
- 設定温度を見直す
あまり操作されることがないようですが、冷蔵庫にも設定温度を調節できる機能があります。季節によって設定温度をこまめに調節することで電気消費量を抑えることができます。
基本は「弱」にしておき、夏場は「中」にする程度でも年間での消費量を下げることは可能です。
- 設置場所は周囲にスペースをつくる
冷蔵庫はキッチン家電の中でも大型となり、設置にはスペースが必要となるため、他の家具や家電とぴったりと並べてしまいがちですが、周囲にスペースがないと放熱効率が下がり、冷却機能が低下します。
少なくとも冷蔵庫の周りは15センチ以上のスペースを作るようにしましょう。
- ドアの開閉頻度を減らす
冷蔵庫は扉を開く度に冷気が逃げてしまうので、その都度運転量が上がります。ドアの開閉はできるだけまとめて行い、少ない開閉で済ますようにしましょう。
照明機器
- LEDに交換する
初期投資はかかりますが、電球をLEDに交換することで電気消費量を節約することができます。LEDの電気消費量は蛍光灯の約3分の1と言われ、年間なら約5,000円は下げることが可能です。
一般電球の寿命が約1,000時間に対してLEDは約40,000時間と言われており、長期間のランニングコストを考えれば絶対にお得となりますので早めにLEDに交換しておきましょう。
- こまめに消す
何と言っても基本は「こまめに消す」。これが一番の節約となります。使っていない場所の照明はできるだけ消しておくことを心がけて下さい。
- 人感センサーを活用する
人感センサー機能を利用することで、必要のない照明をオフ状態にすることも電気消費量の削減につながります。スイッチのオンオフが難しくいつもつけっぱなしという照明には人感センサーの設置を検討してみましょう。
洗濯機
- なるべくまとめて洗濯するようにする
色柄物や寝具類など細かくわけて洗濯すると使用回数が増え、電気消費量も多くなってしまいます。つけ置き洗いやネットなどを使用し、できるだけまとめて洗い、使用回数を抑えることが節約につながります。
- 詰め込み過ぎない
まとめ洗いと反比例する内容ですが、あまり詰め込みすぎると洗濯槽を動かすための電力量が上がって逆効果となってしまいます。投入量は洗濯槽の容量の8割くらいを目安としましょう。
- なるべく乾燥機能は使わない
洗濯機の動作工程の中で一番電気消費量が多いのが「乾燥機能」です。天気が良い日や時間に余裕がある日は洗濯のみに使用し、自然乾燥を利用するようにしましょう。
- 重たくなるものを先に入れる
洗濯機も重たいものを動かすのは電力を消費します。洗濯物を洗濯槽に入れるときはタオルやシーツなど水を含んだときに重たくなるものが下になるように先に入れることで電気消費を抑えることができます。
食器洗い乾燥機
- なるべく乾燥機能を使わない
洗濯機と同じく、食器洗い乾燥機も乾燥機能が一番電力を消費します。すぐに乾燥させる必要がないのであれば、フタを開けて自然乾燥させるようにしましょう。
- 少ない場合は手洗いにする
食器洗い乾燥機は通常の場合、手洗いよりも節水が可能ですが、使用水量に最低ラインがあるので洗い物が少ない場合は逆に必要水量が増えてしまいます。コップ2、3個や、食器1、2枚といった場合は手洗いしてしまったほうが利用回数も減り、電気代も抑えられます。
- 夜間に使用する
現在の電気使用プランでは、夜間の電気代を下げているものが多くあります。特に急いで行う必要のない場合、夜間にまとめて行うことで電気代を抑えることができます。
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