扇風機の寿命があるってご存じですか?
夏場に活躍する扇風機ですが、「あれ、変な音がする」「これって、故障なのかな」と疑問に思っている人も少なくないはずです。
寿命を知らずに使い続けることで、扇風機は発火や発熱など発生する危険性もあるのです。
扇風機の寿命や扇風機の異常サインを紹介します。
扇風機の異常サインや危険性を知り、安全で快適に扇風機を使用しましょう。
目次
扇風機の寿命はどのくらい?
扇風機の寿命を把握することで、発火などの事故による危険性を回避できます。
あくまで目安の寿命ですが、安全に使用するためにも知っておくことが大切です。
設計標準使用期間がある
設計標準使用期間とは、例えば、1日7時間、「強」で扇風機をつけた時に何年使用できるか?というのを表したものです。
これは、改正消費生活用製品安全法に基づいて、メーカー側に表示が義務づけられています。
耐用年数の表示は、一般的にモーターの裏側に記載されており、5年や7年と数字で具体的に表記されています。
設計標準使用期間は、メーカーや機種によりやや年数の違いがありますが、たいていの場合は10年です。
しかし、設計標準使用期間が10年と記載されていても、それ以上長く使用し続けられるケースもあります。
ただ、メーカー部品を保有している期間は8年なので、扇風機の寿命は、8年から10年くらいと把握してください。
また、それぞれの部品の経年劣化は間違いなく進むため、設計標準使用期間より長く使用する場合は火災などの危険性も高くなります。
扇風機は劣化すると危険
何年も使用し続けた扇風機のモーターやコンデンサーが劣化することで、発火や発熱といった大変危険な事故の可能性があります。
寿命が近づいた扇風機は、こまめに異常がないか確認するようにしましょう。
問題がない時でも、就寝する前や外出の際には、コンセントを差しっぱなしにせずに抜くようにしてくださいね。
扇風機の寿命のサインは?
設計標準使用期間は、あくまでも寿命の目安ですが、使用し続けていると異常なサインを感じることもあるかと思います。
扇風機の寿命のサインについて詳しく説明します。
気になったら、必ず確認するようにしてくださいね。
モーター部分の異常
モーター部分は、特に経年劣化が原因で、発熱、煙、焦げた臭いがすることがあります。
そのような場合は、すぐに停止し、コンセントを抜くようにしてください。
また、モーターが非常に熱いようであれば、寿命のサインです。
そのまま放置すると、発火などを引き起こす危険性があるので早めの対応が必要です。
正常に作動しにくくなる
羽根や本体の動く速度が遅かったり、不規則な動きであれば、寿命のサインです。
他にも、コードに触れたら羽根の回転が不規則になったり、普段はしない異常な音がする場合は、扇風機の買い替えを考えましょう。
扇風機をより長く使うコツは?
扇風機を少しでも長持ちさせるためにも必要なメンテナンスや扱い方を紹介します。
定期的なメンテナンスが必要である
特に扇風機のモーター部分は、ホコリが溜まらないように定期的なメンテナンスが必要です。
ホコリが溜まることで、発熱が発生する原因にもなります。
使用中に回転し続けている羽根部分は、ホコリがよく溜まる所の1つです。
ホコリを放置したまま扇風機を回し続けると、室内にホコリをまき散らすことになります。
丁寧にホコリを拭き取り、キレイな状態で使用するようにしてくださいね。
扇風機を使う時期になったら、まずは丁寧に掃除をしましょう。
たいていの扇風機は、羽根の部分をカバーで覆っており、この2つは取り外しができるようになっています。
カバーを外してから、羽根の部分を取り外し、全体的にホコリを拭き取ってから、柔軟剤を入れたぬるま湯に布などをつけ、羽根部分を優しく拭いて下さい。
そうすることで、静電気によるホコリの付着を防ぐことができます。
よく水分をふき取り、完全に乾燥させることが大切です。
また、長期間収納する前には、全体的に丁寧に掃除をして、カバーを扇風機にかぶせてから、しまうようにしてください。
定期的な手入れをすることで、より長く扇風機を使用することができます。
コードの扱いに気をつける
コードは、重量のあるものを踏みつけたり、扱いが粗いと断線する可能性があります。
例えば、コンセントの電源を抜く時は、コードを引っ張るのではなく、プラグを引くなど、日頃から丁寧に扱うよう心がけましょう。
大切に扱うことで、扇風機をより長持ちさせることができます。
扇風機の処分の仕方
古くなった扇風機の処分の仕方は、大きく分けて4つです。
リサイクルショップで
リサイクルショップで売る時は、扇風機が正常に動きキレイな状態に限られます。
特に、引っ越しなどで扇風機を処分しなくてはならない場合におすすめです。
方法としては、直接リサイクルショップに扇風機を持参し、査定を受けます。
その際、身分証明を持って行くことも忘れずに。
製造されてから5年以上経過した扇風機は、リサイクルショップでの売却ではなく、別の処分方法にしましょう。
使用年数が短い品や新品に近い状態の扇風機は、高い買取が期待できます。
扇風機を購入する時に販売店に引き取ってもらう
扇風機は、家電リサイクル法の対象外です。
扇風機を買い替える際に、その店舗で引き取ってもらうことをおすすめします。
引き取り価格は、無料の場合と有料のケースがあり店舗により異なるため、事前のチェックが必要です。
新しい扇風機を購入しようと考えている人は、購入する店舗に確認して置くことをおすすめします。
AND・DECO 扇風機 タワーファン 羽なし扇風機 首振り dcモーター スリム リモコン付き コンパクト 首振り コンパクト 小型 静か 静音 節電
スタイリッシュなタワー型デザイン 場所を取らないスリムサイズ
税込 10,998円
自治体でゴミと手処分する
扇風機は、粗大ごみ扱いになる場合が多いです。
電話あるいはネットから申し込みをし、粗大ごみ処理シールを購入、指定された場所に持って行く方法が多いですが、お住まいの自治体により、回収方法が異なります。
事前に公式サイトで確認しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、扇風機だけでなく他の不用品も一緒に回収してくれるので、引っ越しや大掃除の時などにおすすめです。
ただ、違法な回収業者もあり、回収金額が高かったりなどのトラブルもあります。
不用品回収業者を利用する前には、「一般廃棄物処理業許可」がある業者か把握しておくことが大切です。
まとめ
扇風機の寿命は?についてはいかがだったでしょうか?
扇風機の寿命の目安は、8年から10年です。
設計標準使用期間より長く使用している扇風機は、発熱や発火など引き起こす危険性もあります。
煙や焦げた臭い、扇風機の動きに異常を見つけたら、すぐに扇風機の可動を停止し、コンセントを抜きましょう。
また、定期的にホコリを拭き取ったり、日頃から扇風機を丁寧に扱う事でより長く扇風機を使う事ができます。
安全な扇風機を使用し、快適な生活を過ごしてくださいね。
製品を探す