エアコンを購入する際は、お部屋の大きさに合ったサイズを選ばなければいけません。ここでは、お部屋の大きさに合ったエアコンを選ぶ必要性や、失敗しないエアコンの選び方を中心に紹介します。節電・節約の効果に繋がりますので、エアコン選びの参考にしてみてください。
目次
エアコンを選ぶ際はお部屋の大きさが重要！
家計において、エアコンの購入は大きな買い物になります。そのため、価格が安いエアコンを選んだり、機能・性能からエアコンを選んだりと、エアコンを購入する基準は人それぞれ異なるでしょう。とはいえ、エアコンは家を快適な温度にする電化製品です。お部屋の大きさに合ったエアコンを選ばなければ、部屋が涼しくならない・暖かくならないといった問題が生じたり、かえって電気代が高くなって家計を圧迫する可能性があります。
これからエアコンの購入を考えている方は、エアコンを設置するお部屋の大きさで購入するエアコンを選びましょう。
お部屋の大きさに合ったエアコンを選ぶ必要性とは？
ここでは、より具体的にお部屋の大きさに合ったエアコンを選ぶ必要性を解説します。快適な空間作りだけではなく、節電や節約に繋がる大事なポイントになります。
お部屋を快適な温度にするため
みなさんがエアコンを使う目的は、暑さや寒さを和らげて、お部屋をより快適な温度にするためではないでしょうか。そもそもエアコンは、スムーズに設定温度にするために適応しているお部屋の大きさが決まっています。もし部屋の大きさに合わないサイズのエアコンを使ってしまうと、設定温度になるまで無駄に時間がかかってしまうのです。お部屋が冷えるまでに時間がかかったり、反対に暖まらないなど不便に感じてしまうでしょう。
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消費電力を抑えるため
エアコンにお部屋の大きさが決められている理由は、消費電力を抑えて節電に繋げるためです。お部屋の大きさに合わないエアコンを使って設定温度に達するまで時間がかかると、過剰に電力を消費することになります。消費電力が大きくなるほど電気代は高くなりますので「せっかく価格が安いエアコンを購入したのに電気代が高くて意味がない」という状況になってしまいます。エアコンは、短期間で買い替える必要がない家電製品です。少し初期費用が高くても、ランニングコストを安くするために、お部屋の大きさに合ったエアコン選びをおすすめします。
健康被害を防ぐため
お部屋の大きさに合わないエアコンを使用すると、健康被害を受ける可能性があります。たとえば、お部屋の大きさより小さいサイズのエアコンを購入した場合は、夏場に部屋の温度が下がりにくいため、熱中症になるリスクが高まります。逆にお部屋より大きいサイズのエアコンを購入すると、体が冷えすぎて風邪をひく可能性があります。
このように、エアコンは便利な家電製品である一方で、健康に影響を及ぼすことがあります。健康かつ快適な生活を送るために、お部屋の大きさに合ったエアコン選びが大切です。
お部屋の大きさから見るエアコンの選び方
お部屋の大きさとエアコンのサイズの関係性はわかってもらえましたでしょうか。今度は、お部屋の大きさから見る正しいエアコンの選び方を解説します。エアコンの買い替えを検討されている方は、以下の内容を参考にしてみてください。
エアコンの適用畳数のチェックが重要！
どのエアコンにも、適用畳数が表記されています。適用畳数とは、お部屋の大きさを表す単位であり、何畳のお部屋に対応しているエアコンであるかを判断できます。部屋の畳数(＝大きさ)とエアコンの適用畳数を合わせなければ、お部屋の大きさに適していないサイズのエアコンを購入することになり、快適な空間を作ることが難しくなるでしょう。
加えてエアコンの適用畳数は、冷房と暖房で若干のズレがあります。理由は、地域によって寒暖に差があるため、より気候に適したエアコンを使用してもらうことが目的のようです。そのため、暖かい地域の方は冷房の畳数を目安に、反対に寒い地域の方は暖房の畳数を目安にエアコンを選ぶと、より快適かつ便利にエアコンを使えるようになります。
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大きさだけじゃない！失敗しないエアコンの選び方
お部屋の大きさである畳数の確認は、エアコン選びの基本です。しかし、エアコン選びはお部屋の大きさだけではありません。ここでは、あらゆる視点から失敗しないエアコンの選び方を紹介します。
家の構造種類から選ぶ
エアコンは、お部屋の大きさだけではなく、建物の構造や種類で選ぶことも重要です。理由は、木造とコンクリートでは密閉率が異なるため、たとえ適用畳数に合ったサイズのエアコンを選らんでも、エアコンの効きが変わるからです。実際に、エアコンには「◯〜◯畳」と畳数の目安が表記されています。たとえば、畳数の目安「7～10畳」と表記されている場合は、木造平屋建てが7畳、鉄筋製マンションが10畳という見方になります。
木造よりコンクリート製のほうが密閉率が高いため、エアコンの効きに違いが生じることから、ご自宅の建物の構造からエアコンのサイズを選ぶことが重要です。
部屋の形状から選ぶ
部屋の形状は、エアコンのサイズ選びに欠かせないポイントです。同じ畳数のお部屋であっても、吹き抜けのお部屋や、屋根裏のように天井が低いお部屋、複雑な形状をした部屋などお部屋の空間は異なります。お部屋の空間の大きさは、エアコンの設定温度に達するまでの時間に影響し、消費電力や電気代にも関わってきます。
たとえば、吹き抜けの部屋に適用畳数で選んだエアコンを設置すると、かえって電気代が高くなって「もっとサイズが大きいエアコンを買うべきだった…」と後悔することになるかもしれません。吹き抜けの空間が大きいお部屋の場合は、適用畳数プラス2畳のサイズを目安に、反対に空間が狭いお部屋の場合は、適用畳数より小さいサイズのエアコンを選ぶことをおすすめします。
もし、自分で選ぶべきエアコンのサイズが判断できない場合は、家電量販店のスタッフにお部屋の畳数と形状を伝えて、的確なサイズのエアコンを選んでもらいましょう。
窓の数で選ぶ
あまり知られていませんが、お部屋の窓の数はエアコンのサイズを選ぶポイントになります。お部屋によって窓の数は異なり、窓の数が多いほど風通しがよく、また日光が入りやすいため、快適な室温になると思われがちです。しかし一方で、窓の断熱性はとても低く、お部屋の熱と冷気を外へ逃してしまうため、保温性には優れていません。
そのため、窓が多いお部屋は、エアコンの設定温度に達するまでに時間がかかりやすく、なおかつ常にエアコンを使い続ける必要になるのです。窓が多いお部屋の場合は、適用畳数プラス２畳を目安にエアコンのサイズを選びましょう。とはいえ、エアコンのサイズが大きくなるほど購入価格が高くなります。購入費用を抑えたい方は、窓に断熱シートや断熱素材のカーテンを用いると、エアコンの効きがよくなるはずです。
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まとめ
エアコンのサイズ選びは、お部屋の畳数で選ぶのが基本です。しかし、建物の構造や種類、お部屋の空間の大きさ、窓の数の違いで選ぶべきエアコンのサイズは変わります。エアコンの価格は決して安いわけではありませんが、お部屋の大きさに適したサイズのエアコンを選ぶことで電気代の節約に繋がります。エアコンサイズの選び方は、単純なようで奥が深いです。わからないことは家電のプロに相談をして、お部屋に適したサイズのエアコンを選んでみてください。
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