テレビのおすすめ機能を紹介します。機能によってテレビの楽しみ方や使い方が変わると言えるでしょう。解像度が高い場合は、臨場感あふれる映像が楽しめるようになったり、倍速機能があればスポーツ観戦やゲームがより楽しくプレイできたりします。この記事ではテレビがより楽しめるおすすめ機能を5つ紹介します。
目次
テレビの種類を知っておこう
テレビのおすすめ機能を紹介する前に、まずはテレビの種類を知っておきましょう。
テレビの種類は大きく分けると「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の2種類。
テレビの種類:液晶テレビ
液晶テレビ (liquid crystal television) は、液晶パネルを使用して映像を表示するテレビのことです。液晶パネルは、背面から光を通して映像を表示するバックライトを搭載し、その光源を液晶モニターに映し出し映像を作っています。つまり、バックライトから光を放ち、光の量を調整し、色を決めて、調整した光がカラーフィルターを通ることで色がつきます。色がついた光が映像として映し出されるのです。
通常、LED (light-emitting diode) を使用したバックライトが一般的です。LEDバックライトは、発熱が少なく、消費電力が少なく電気代を安く抑えられるため、最近のテレビにはよく使われています。また液晶のため薄型になりやすいのが特徴です。さらにバックライトはコントラストがくっきりしているため臨場感のある迫力に満ちた映像が楽しめます。
テレビの種類:有機ELテレビ
有機ELテレビ (organic light-emitting diode television) は、有機ELを使用して映像を表示するテレビのことです。有機ELとは、有機化合物を使って発光する技術です。液晶テレビのようにバックライトはありません。またカラーフィルターの代わりに有機ELが自ら光を放って、画面に映し出すのです。
有機ELパネルは、液晶パネルよりも薄く、軽いため、液晶テレビよりも薄型かつ軽量です。また、有機ELは、LEDバックライトよりも発熱が少なく、消費電力も少ないため、省エネ性に優れています。
テレビのおすすめ機能ベスト5
ここからは、テレビのおすすめ機能ベスト5を紹介していきます。テレビのおすすめ機能は以下のようなものがあります。
- 倍速機能
- 音声アシスタント
- インターネット接続機能
- ハイダイナミックレンジ
- ゲーム機能
テレビのおすすめ機能1:倍速機能
テレビの倍速機能とは、1秒間の1コマに映し出される映像の数が多い機能。つまり、通常は1秒間に60枚の映像が120枚になるということで、結果として細かい映像が見られるということです。そのため、スポーツ観戦やゲームのプレイに向いている機能と言えるでしょう。
例えば、野球の動きで見れば、通常はバッターがバットでボールに当て振り抜いたシーンしか見えません。倍速機能があれば、バットがボールに当たる前と当たった後のボールが飛んでいく瞬間が映像が見られるということです。素早い動きのスポーツシーンを見たい方に向いている機能と言えるでしょう。
テレビのおすすめ機能2:音声アシスタント
テレビの音声アシスタント機能は、以下のようなことができます。
- テレビや録画番組の操作
- テレビ番組表の検索
- インターネットやネット動画の検索
- フリーワード録画の登録
テレビや録画番組の操作では「チャンネルの変更」、「音量調整」、「 再生、停止、早送り」、「電源オンオフ」などができる便利な機能です。
テレビ番組表の検索では「録画番組の検索」、「前日や指定日時の番組検索」、「今日、明日、今週の検索」、「ジャンル検索」などができます。
インターネットやネット動画の検索では「動画サービスの動画検索」、「インターネット検索」、「番組検索」、「地図検索」などができる便利な機能です。
フリーワード録画の登録では、キーワード登録し、音声で録画が可能で、リモコン操作する必要がなくなります。
テレビのおすすめ機能3:インターネット接続機能
テレビにインターネット接続機能があれば「YouTube」、「NETFLIX」、「Amazonプライム・ビデオ」などのインターネット上のコンテンツをテレビで視聴できます。 例えば、動画配信サービスの動画を視聴したり、SNSを見たり、インターネット上のニュースを読んだりすることも可能です。
またこの機能は、スマートテレビと呼ばれるものが一般的です。スマートテレビは、インターネットに接続できるようになっているため、アプリやサービスをダウンロードして使用できます。また、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスと連携して使用することも可能です。
テレビのおすすめ機能4:ハイダイナミックレンジ
テレビのハイダイナミックレンジとは、高画質をかなえる表示技術のことです。高画質をかなえる要素には、解像度、ビット深度、フレームレート、色域、輝度があります。解像度は画素数の数で表現し、数が多くなるほどきめ細かな映像です。
ビット深度はセルに割り当てられる色の数を示します。ビットが多くなれば色の数が増えることになり、色情報が多くなるため、高精度な画像を作ることができます。
フレームレートは、映像のスムーズさを示すパラメータで、フレームレートは、1秒間に表示される映像のフレーム数を表します。一般的に、高いフレームレートの映像はよりスムーズであり、動きがより自然です。特にゲームやスポーツなどの動きの激しい映像に向いていると言えます。
色域は、色彩の鮮やかさを示すパラメータで、知覚できるすべての色を表現できる色のスペースを示します。色のスペースが広いほど豊かな色彩を表現できます。テレビでは、RGB色域やDCI-P3などの拡大版であるRec.2020、Rec.709などの色域に対応しているものがあります。
輝度は色の明るさの範囲を示すパラメータで「10のマイナス6」から「10のプラス6」の輝度レベルで表現します。将来のテレビは「10のプラス3」止まり。一方ハイダイナミックレンジなら「10のプラス6」の範囲まで広げることが可能です。
ハイダイナミックレンジは輝度レベルの範囲が広い技術です。通常の映像は、明るい部分と暗い部分がほぼ同じくらいに表示されますが、HDR映像は明るい部分と暗い部分を正確に表現することで、より自然な映像を再現できるのが特徴です。
テレビのおすすめ機能5:タイムシフトマシン機能
テレビのタイムシフトマシンは、テレビ番組を録画して、後で見ることができる機能です。タイムシフトマシン機能があれば、テレビ番組すべてがテレビの本体に取り付けたHDDに録画できます。そのため自分で録画していない番組をいつでも見ることが可能です。
また見逃していた番組を見られるため、テレビの楽しみ方が変わるといえるでしょう。放送済みの番組でも「過去番組表」が表示できるため、ボタン1つで簡単に見られます。タイムシフトマシンにはボイス機能があり、見たい番組名や出演者名など音声による検索が可能です。見たい番組名や出演者名で話しかければ、関連した番組や見どころのシーンの検索ができます。タイムシフトマシンを使うためには、外付けHDDの接続が必要ですので覚えておきましょう。
まとめ
テレビのおすすめ機能ベスト5を紹介しました。気になったテレビの機能はありますか。テレビにさまざまな機能があると楽しみ方の幅が広がります。紹介したおすすめの機能を搭載したテレビを選んで今までに経験したことがない楽しみ方をしてみませんか。