【トレンド】2022年最新テレビ事情

2022年最新テレビ事情についてみていきましょう。現在は高精細な映像がトレンド。従来はHD(ハイビジョン)衛星放送が主流でしたが、4K8K衛星放送の提供が始まったことに伴って、「4K薄型テレビ」に買い替える方が増えています。

薄型テレビでは液晶テレビが主流です。しかし、液晶テレビより高精細な映像の「有機ELテレビ」を求める方も増えています。その背景には「液晶テレビ」と有機ELテレビ」の価格差が小さくなったことがあるでしょう。

この記事では、薄型テレビの種類と選ぶ時に知っておくと便利な情報をお届けします。薄型テレビへの買い替えを検討している方は参考にしてくださいね。

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薄型テレビにはこんな種類がある

現在のトレンドである薄型テレビは「液晶テレビ」と有機ELテレビ」の2種類があります。この2種類の特徴とメリット・デメリットなどについてみていきましょう。

薄型の種類:液晶テレビ

現在のトレンドである薄型の液晶テレビ(Liquid Crystal Display:LCD)は、液晶パネルを使用して映像を表示するテレビのことです。液晶パネル方式には、膜質液晶(TN)、縦型膜質液晶(VA)、横型膜質液晶(IPS)などがあります。 

液晶テレビは、液晶パネル(画素を構成する)を使用し、バックライトによって色彩や明るさを調整しています。液晶テレビは、画質が良く、しかもコストパフォーマンスが良いことで人気です。液晶テレビには、対応できる解像度によってHD(1920×1080ピクセル)から4K(3840×2160ピクセル)まであります。

また、HDR(ハイダイナミックレンジ)などの新しい技術・機能を搭載しているものもあります。HDRは、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に足りていなかった輝度のレンジを広げることで、従来の100倍もの明るさを捉えることが可能になり、日陰の暗い部分の黒つぶれや日向による白飛びが防げる映像を実現しています。

さらに、スマートテレビに対応しているものもあり、インターネットに接続して、動画配信サービスやアプリを使用することも可能です。

液晶テレビのメリット・デメリット

現在のトレンドである薄型の液晶テレビのメリットとしては、薄型・軽量であり、省エネであること。また、液晶テレビは、液晶パネルの使用により、反射率が低く、日光など外部からの光の影響を受けにくく、視野角が広いため、見やすいです。また、技術が確立しているため比較的安い価格になります。

デメリットとしては、バックライトの使用により、壊れると画面全体が暗くなってしまうことがあります。また、ブルーライトによる「眩しさ」や「チラつき」があるため目が疲れやすいと言えます。

薄型の種類:有機ELテレビ

現在のトレンドである薄型の有機ELテレビ (Organic Light-Emitting Diode, OLED) は、発光素子に有機材料を使った有機ELディスプレイ (Organic Light-Emitting Display) を使用したテレビのことです。液晶テレビのように背面からバックライトによって色を表現するのではなく、色を持っている素子そのものが発光することで色を表現する方式です。

具体的には、液晶テレビの場合は、バックライトで液晶に光を当てて、カラーフィルターとガラスを通して色を表現する構造。一方で有機ELテレビはカラーフィルターの部分に色を持っている発光体があり、ガラスを通して色を表現する構造です。

有機ELテレビのメリット・デメリット

現在のトレンドである薄型の有機ELテレビのメリットとしては、有機EL自体が自己発光型のため、バックライトが必要なく、液晶テレビより薄型・軽量になりやすいでしょう。また素子1つずつが発光するため高いコントラスト比が得られやすく、発色の良い映像です。

有機ELディスプレイは発光しないことで黒を表現し、色を表現した部分だけ発光すればよいため、消費電力が抑えられるのがメリットです。

デメリットとしては、液晶テレビより製造コストが高く、液晶テレビとの価格差は小さくなったとはいえ、まだ有機ELテレビの方が価格が高い傾向です。有機ELテレビは焼き付き現象が起こる可能性があることもデメリットと言えます。

長時間視聴することで、画面に固定された映像(静止画)が残る現象を「焼き付き」と呼びます。有機ELディスプレイの特性上、一部の素子が長時間発光することで、発光力が低下し、色味が変化するために起こります。

液晶テレビ・有機ELテレビの選び方

ここでは、現在のトレンドである薄型の液晶テレビ・有機ELテレビの選び方のポイントについてみていきましょう。選び方のポイントは以下のようなことです。

  • 解像度を知っておく
  • 最適な画面サイズとは
  • 機能・スペックを理解しておく

選び方のポイント:解像度を知っておく

テレビの解像度の種類は「4K」「8K」「フルHD・HD」の4つ。テレビの解像度は「1280×720」という画素数から「1920×1080」に変わり、現在のトレンドは「4K」や「8K」です。4K は「横幅3840ピクセル」、「縦幅2160ピクセル」の解像度を指し、通常のHD (1080ピクセル) の4倍の画素数を持っています。 4K映像は、高精細な画質、細部までの鮮明な表現、豊富な色彩、高いコントラストの映像が提供できます。

8Kは「横幅7680ピクセル」「縦幅4320ピクセル」の解像度を指し、4Kの4倍の画素数を持っていて、4Kよりさらに高精細な画質、鮮明な表現、豊富な色彩の映像が可能です。

フルHDは、Full High Definitionの略で「横幅1920ピクセル」、「縦幅1080ピクセル」の解像度を指し、SD (Standard Definition) の5倍の画素数を持っています。「HD」は、High Definitionの略で「横幅1280ピクセル」、「縦幅720ピクセル」の解像度を指し、SD (Standard Definition) の2倍の画素数を持っています。

選び方のポイント:最適な画面サイズとは

画面サイズは、テレビとの距離によって決めるとよいでしょう。また画面サイズごとに視聴距離の目安が決まっているため参考にするのもありです。これはテレビの画面の高さを基準にして作られたものです。

視聴距離の目安(おおよその距離)

画面サイズ フルHD 4k
40インチ 150cm 75cm
43インチ 160cm 80cm
49インチ 180cm 90cm
55インチ 200cm 100cm
60インチ 220cm 110cm
65インチ 240cm 120cm
70インチ 260cm 130cm

この表で分かるようにフルHDより4Kの方が解像度が高い分距離が短くなります。解像度が高いため短い距離でもキレイに見えるためです。

選び方のポイント:機能・スペックを理解しておく

画質に大きく影響するのがパネル性能(ディスプレイ)です。パネルにはIPS方式とVA方式があります。IPS (In-Plane Switching) 方式は、画素の配置を水平方向にすることで、より幅広い視野角を提供する技術です。

このため、画面を見る角度に関係なく、鮮明な画像を提供することができます。また、再現できる色の範囲が広く、より自然な色彩を表現できると言えます。この方式は液晶パネルの中でも特に高品質なパネルとして広く使用されています。

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見たままの、自然な色合いを再現。

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VA (Vertical Alignment) 方式は、画素の配置を垂直方向にすることで、高いコントラスト比を提供する技術です。VA方式は、高いコントラスト比を持つため、深い黒色や明るい白色の表現が可能です。しかし、視野角は狭くなりやすいため、見る角度によって画像の色味や明るさが変化しやすい点があります。 VA方式はゲームや動画などの高画質表示に適しているが、一般的にはIPS方式に比べて、再現できる色の範囲が狭くなります。

まとめ

2022年最新テレビ事情の現在トレンドには「液晶テレビ」と有機ELテレビ」があり、有機ELテレビ」の方が画面で表現する情報量が多く、画質にこだわる方は有機ELテレビを選ぶとよいでしょう。価格で選ぶのであれば液晶テレビがおすすめです。部屋が狭い方は視聴距離が短くできる4Kが向いていると言えます。

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