家でコーヒーを淹れる時、皆さんは正しい豆の量・水の量を守って淹れていますか?
自宅でコーヒーを淹れる時にはなんとなくの量で淹れているという方も意外と多いかもしれませんね。
おいしいコーヒーを淹れるためには適量を知ることはとても大事なことです。
今回は「コーヒー一杯の適量」についてのお話です。
毎回同じ味のおいしいコーヒーが淹れられるように、上手なコーヒーの測り方・入れ方について一緒に考えていきましょう。
目次
ドリップコーヒー一杯分の豆の適量って何グラム?
コーヒー豆の袋に「コーヒー一杯〇グラム」と書いてあるものもありますが、豆の量は毎回同じに計っているようでも微妙に変わってしまうことがあります。
では、コーヒー一杯分の豆の適量を正しく計るためにはどうしたらよいのでしょうか。
まずはコーヒーの要となるコーヒー豆の適量についてのお話しからみていくことにしましょう。
コーヒー豆は8g~15g程度が適量
ドリップコーヒー一杯のコーヒー豆の適量は8~15g程度が適量と言われます。
なぜこここまで差があるのかというと
・メーカーの違い
・豆の挽き方の違い
・焙煎の度合いの違い
などよって適量が変ってしまうからなんです。
また、人によってコーヒーの濃さに好みがあるので「この量が正解!」というのは実際のところはありません。
少しずつ量を変えながら何度も淹れてみるのが自分にとっての適量を知るためには必要、ということですね。
コーヒー豆を測る時は計量スプーンをよく見る
コーヒー好きの方だと専用の計量スプーンを使っているという方もいますね。
実はコーヒーの計量スプーンはメーカーによってスプーン1杯分の豆の量が違ってしまいます。
メーカーによってスプーン1杯の量が8gだったり12gだったりと違っているので、自分の手持ちの計量スプーンの1杯の量を確認しておくことも大切です。
もし市販の料理用の計量スプーンを使うのであれば、大さじ1杯分のコーヒー豆はおよそ5gになります。
こちらを使うのであれば、コーヒー一杯には大さじ2杯程度のコーヒーを測って使ってみると良いですね。
コーヒー二杯で豆は2倍は適量ではない
コーヒー1杯の豆の量は8~15gが適量とお話しましたが、これが2杯になると2倍の量の豆を使うかというとそうではありません。
一度に二杯分のコーヒーを淹れる場合、豆の量を2倍にしてしまうと通常よりも濃い味に出来上がってしまいます。
二杯だったら豆の量は1.5倍くらい、三杯だったら2.25倍くらいで少しずつ少なめにしていく方が味が安定しておいしいコーヒーが淹れられますよ。
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ドリップコーヒー一杯分のお湯の適量は何ml?
コーヒー豆の適量がわかったところで次に必要になるのは「お湯は何ml用意するのか?」ということですね。
コーヒー豆の量とお湯の量の両方の正解がわかれば更においしいコーヒーへと近づきます。
それでは次にコーヒー一杯のお湯のお適量についてみていくことにしましょう。
お湯の量は120~190ml程度が適量
一杯のコーヒーを淹れるためのお湯の適量は120~190ml程度とこちらも量に少し幅があります。
お湯の量は
・コーヒーの豆の種類の違い
・コーヒーの淹れ方の違い
・好みの違い
によって量が変ってきますが、お店で出てくるコーヒーカップは一杯120mlというところが多いようです。
初めての豆を試す時は、出来上がりの量が120mlになるように少し多めのお湯を用意してじっくり淹れてみましょう。
カップによって量が変わるので注意
自宅でコーヒーを淹れる場合、専用のコーヒーカップ以外のマグカップなどに入れる場合もありますね。
少し大きめのカップにコーヒーを淹れる時はカップのサイズに合わせて淹れてしまうとお湯の量が多くなってしまう可能性が高いです。
コーヒーカップ以外のものを使ってコーヒーを淹れる場合、事前にそのカップの一杯の量が何mlなのかを計量カップを使って計っておきましょう。
カップに入る量が分かっていれば豆の量を調整してそれに合わせてお湯を淹れれば適正な量の豆・お湯を使っておいしいコーヒーを淹れることができますね。
コーヒーのお湯は温度も重要
ホットコーヒーを淹れる時は沸騰したお湯をすぐに使うのはNGです。
ホットコーヒーに適したお湯の温度は90℃前後なので、沸かしたお湯をすぐに使ってしまうと苦みの強い濃いめのコーヒーが出来上がってしまいます。
逆に温度を下げ過ぎてしまうと酸味が出て味も薄く感じるようになってしまいます。
お湯が沸騰してから1~2分置いて少し冷ましたものを使うとまろやかでおいしいコーヒーに更に近づきますよ。
インスタントコーヒー一杯分の適量は?
サッとお湯に溶かして簡単に作れるインスタントコーヒーはとても便利でいろいろな味のものがたくさん市販されています。
しかし不思議と「インスタントコーヒーをおいしく淹れることが出来ない」というお話しもよく耳にします。
インスタントコーヒーも正しい適量を知ることで本当に簡単においしいコーヒーが淹れられます。
ここからはインスタントコーヒーの適量と淹れ方についてみていくことにしましょう。
コーヒーの量は小さじ1杯が適量
インスタントコーヒーを淹れる時にコーヒーの瓶から「適当な量のコーヒーを入れている」という方を見受けます。
残念なことですがこれは本当にNGな行為。
インスタントコーヒーこそしっかりと計量をして作らないとおいしいコーヒーを入れることはとても難しいんです。
インスタントの場合はコーヒー一杯に小さじ1杯(およそ2g)を目安にします。
これをやらないと「おいしいコーヒーが淹れられない」というのは当たり前のことなんですよ。
インスタントコーヒー一杯のお湯は140mlが適量
コーヒーの量が正しく計れたら今度はお湯の量を計りましょう。
ドリップコーヒーの場合はコーヒー一杯のお湯の量は120~190mlでしたが、インスタントの場合は140mlを目安にしましょう。
温度はドリップの場合と同じく90℃程度のお湯を注ぎ、しっかりとスプーンで混ぜましょう。
混ぜ方が足りないと上が薄くて下が濃い状態で残ってしまうのでご注意を。
インスタントコーヒーを更においしくする一工夫
インスタントコーヒーはお湯を注ぐ前にひと手間を加えるだけで格段においしいコーヒーへと変化します。
そのひと手間はというと、
①カップにインスタントコーヒーを入れる
②カップにティースプーン1杯程度の水を入れてコーヒーをよく混ぜる
これだけです。
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お湯を注ぐ前に水でしっかりコーヒーを溶かしておくことで香りも味も格段にアップしていつものコーヒーとは全く違う味に変わります。
本当に簡単に出来るので一度試してみてくださいね。
まとめ
今回のコーヒー一杯の適量のお話はいかがでしたか?
ドリップコーヒーもインスタントコーヒーも実は「基本に忠実に淹れる」ことがおいしいコーヒーを淹れるための最大の近道なんです。
基本の味をしっかり理解することでコーヒーの味の違いの違いもよりわかるようになるので、もっとコーヒーを楽しめるようになってきます。
いろいろ挑戦する前にまずは基本から。
適量を守っておいしいコーヒーをもっと楽しみましょう!