洗濯機は定期的に掃除をする必要があり、おろそかにしてしまうとさまざまなトラブルの原因になります。ここでは、洗濯機の掃除方法や汚れてしまう原因などを紹介していきます。
目次
洗濯機をお掃除する方法
洗濯機の掃除をする必要があることを知っていてもどのような方法で掃除をすれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。その理由は洗濯機が複雑な構造をしていることと一見汚れて見えないことも関係しています。しかし、一見汚れて見えにくい洗濯機ですが、洗濯機内部には汚れが蓄積されている可能性が高いです。次に、洗濯機の掃除方法を紹介するので、いままで洗濯機の掃除をしたことがないのであれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。
洗剤を入れて運転する
洗濯機の掃除は手間がかかると思いやすいですが、意外とそこまで手間がかかりません。大まかな掃除の流れは洗剤を入れて運転させるだけです。洗剤は洗濯槽専用の洗剤が販売されているため、それを使用しましょう。洗剤には大きく分けて塩素系と酸素系に分けることができ、それぞれ特徴が違います。塩素系は洗浄能力が高い代わりに臭いがきついです。酸素系は洗浄能力は劣りますが、臭いが抑えられていたり、皮膚への影響も抑えられている特徴があります。
いままで洗濯機の掃除をしていないのであれば、洗浄能力の高い塩素系の洗剤を使用することをおすすめします。塩素系での掃除の仕方は洗剤を洗濯槽に適量入れ、後は運転をスタートさせましょう。もし、洗濯槽洗浄などのボタンがあれば、それを押し、後は終わるのを待つだけです。一方酸素系の洗剤は洗濯槽にぬるま湯を入れてそこに洗剤を入れて数時間放置します。数時間後には汚れやカビが浮いているため、掬い取るようにします。
ここで、汚れを掬い取らずに脱水やすすぎ運転をしてしまうと汚れで排水管などが詰まってしまう可能性があります。そのため、必ず汚れは掬い取るように気をつけましょう。後は脱水をしてすすぎをすれば洗濯槽の掃除は終了です。どちらの洗剤を使用した場合でも一度空で試運転をして洗剤や汚れの残りを綺麗に流すようにしましょう。特に、塩素系の洗剤を使用した場合は臭いが洗濯槽に残ってしまうため、臭いがなくなるまで水で流すようにしましょう。
塩素の成分が残っているまま衣類を入れて洗濯してしまうと衣類にダメージを与えてしまう原因になります。
取り外すことができるパーツの掃除をする
上記の方法で掃除をすれば大半の洗濯槽汚れを落とすことができています。しかし、洗濯機の汚れは洗濯槽だけではなく、そのほかの部分も汚れている可能性があります。洗濯機のパーツのなかには取り外しができるパーツがあり、そのような場所は定期的に取り外し掃除をすることをおすすめします。取り外しができるパーツのなかには糸くずフィルターや洗剤を入れておくためのタンクなどがあります。
糸くずフィルターには洗濯機を回すたびに糸くずが溜まっているため、こまめに糸くずを捨てるようにしましょう。また、フィルター自体も汚れている場合もあるため、洗剤をつけて歯ブラシなどで汚れを落としましょう。もう一つの取り外しができる洗剤を入れるタンクも長時間洗剤を入れておくと洗剤のシミや痕がついている場合があります。衣類などに悪影響はありませんが、見栄えが良くないため、気になったら綺麗にしましょう。
洗濯機が汚れてしまう原因
洗濯機は使用するたびに汚れていくため、上記で紹介した方法で掃除をする必要があります。しかし、毎回洗剤を使用して水洗いもしている洗濯機がなぜ汚れてしまうのか疑問に感じてしまう人もいるのではないでしょうか。次に、洗濯機が汚れてしまう原因を紹介します。
皮脂や洗剤の残り
洗濯機が汚れる大半の原因は皮脂や洗剤の残りです。衣類には油分を含んでいる皮脂などの汚れがついており、洗剤を入れて洗濯をすることで落とします。最後にすすぎや脱水も行うので衣類についている皮脂の多くを落とすことが可能です。しかし、皮脂や洗剤の残りが洗濯槽の内部に残ってしまいやすいです。どうしても洗濯機を使用することが多ければ蓄積されやすいです。また、洗剤の量が多すぎる場合も洗剤が洗濯槽内部に残りやすいので、汚れやすくなります。
皮脂や洗剤の残りはどうしても洗濯槽内部に溜まるため、防ぐことはできません。
黒カビ
洗濯機の汚れの中に黒カビがあります。黒カビは上記で紹介した皮脂や洗剤を餌にして繁殖する傾向があります。また、カビは湿気を好むため、濡れた衣類を長時間洗濯槽の中に入れっぱなしにしている場合も繁殖しやすいです。黒カビは悪臭を放つ原因になり、繁殖しすぎてしまうと衣類にも黒カビの臭いが移ってしまうリスクがあります。黒カビの繁殖を抑える方法は定期的に洗濯機の掃除をするだけではなく、洗濯槽に濡れた衣類などを放置しないようにしましょう。
そのため、濡れた洗濯物があれば早めに洗濯するようにしたり、洗濯するまで別の場所に貯めておくこともおすすめです。また、洗濯が完了した洗濯物も湿気を含んでいるため、洗濯が終わったなら早めに取り出し、干すようにしましょう。
洗濯機の掃除をする頻度やタイミング
洗濯機の掃除をする頻度やタイミングが分からない人も多いのではないでしょうか。洗濯槽の汚れはどうしても見た目では分からないため、掃除をするタイミングが分かりづらいです。次に、洗濯機の掃除をする頻度やタイミングを紹介します。
臭いが気になったら
上記でも紹介したように黒カビが繁殖すると悪臭を放つようになります。もし、洗濯機の蓋を開けた瞬間に嫌な臭いがしたのであれば、かなり黒カビが繁殖している可能性が高いです。このような状況で洗濯してしまうと洗濯物にまで臭いが移るリスクがあります。そのため、悪臭を放つようになっているのであれば、すぐに洗濯機の掃除をすることをおすすめします。洗濯機の掃除をするタイミングで言えば遅すぎる状況でもあります。
洗濯機の掃除の必要性がないと考えている人ほどこのような状況になるまで放置してしまいやすいです。
半年に1回
遅くても半年に一度は洗濯機の掃除をするようにしましょう。塩素系の洗剤を使用したのであれば、綺麗に掃除ができている可能性も高く、再び汚れてしまうまでの期間が長くなりやすいです。一方、酸素系の洗剤を使用した場合は2か月に1回のペースで掃除をすることをおすすめします。そのため、一つの目安ですが、洗濯機の掃除で使用した洗剤で次回掃除をするまでの期間を把握することができます。
ただし、取り外しができるパーツの掃除に関してはそれよりも早いペースで掃除をすることをおすすめします。特に、糸くずフィルターは糸くずが溜まった時点で捨てるようにしましょう。
まとめ
洗濯機の掃除をしなければ綺麗に衣類を洗濯することができません。そのため、いままで洗濯機の掃除をしたことがないのであれば、このタイミングで掃除をするようにしてはいかがでしょうか。独学で洗濯機の掃除をしてしまうと綺麗に汚れを落とすことができないだけではなく、洗濯機を壊してしまうリスクもあるので気をつけましょう。