テレビを見ることで視力が低下してしまう場合があります。しかし、必ずテレビを見ると視力が低下するわけではありません。ここでは、テレビを見ることで視力が低下してしまう原因や視力を守る方法を紹介します。
目次
テレビで視力が悪くなる理由
テレビを見ることで視力が低下してしまう可能性があることを知っている人も多いのではないでしょうか。しかし、なぜテレビを見ると視力が悪くなるのかの理由まで説明できない場合が多いです。テレビから視力を守りたいと考えているのであれば、視力が悪くなってしまう理由も知っておくことをおすすめします。テレビを見る時に近い場所で見てしまっている人もいるのではないでしょうか。
そのような人ほど視力が低下してしまいやすく、すでに視力が悪くなってしまっている人もいると思います。近くの物を見ようとするとピントが合わずボケて見えてしまいます。しかし、このときに目の筋肉が収縮することでピントを合わすことができ、近い物でもしっかり見ることができます。筋肉に力が入り続けてしまうと筋肉自体が硬くなってしまいます。このことが目の疲れや視力低下につながってしまいます。また、暗い部屋でテレビを見ることも視力低下の原因になります。
例えテレビから離れた場所で見るようにしても室内が暗いと目にとって悪い条件となります。周りが暗く、テレビの画面が明るいと目は周りの暗さとテレビの明るさそれぞれにピントを合わせようと調整を繰り返してしまいます。その結果目が疲れやすくなり、視力の低下にもつながります。
テレビから視力を守る方法
上記で紹介した理由からテレビの見方によっては視力が悪くなってしまいます。しかし、テレビから視力を守ることもできるので、今日からテレビの見方を知るようにしてはいかがでしょうか。目にとって悪い見方をしてしまっているのであれば、改善するようにしましょう。次に、テレビから視力を守る方法を紹介します。視力は低下してしまいやすいですが、元に戻すことは難しいので、目が悪くなる前から下記に紹介する方法を生活に取り入れるようにしましょう。
離れた場所から見るようにする
上記でも紹介したようにテレビで視力が悪くなってしまう原因に近い場所から見ていることが関係しています。そのため、テレビを見る時には離れた場所から見るようにしましょう。しかし、どの程度離れてテレビを見るようにすれば良いのか分からない場合も多いです。離れすぎると見えにくくなってしまうこともあります。テレビとの適切な距離はテレビの大きさによって違います。一般的にテレビの高さ×3をした数値がテレビからの適切な距離とされています。
例えば、52型のテレビは高さが約65㎝であり、3倍すると195になるため、テレビから1.95m離れて見るようにしましょう。
テレビを見る時間を減らす
テレビを見る時間を減らすことも視力を守ることにつながります。しかし、テレビを見ることは生活の一部となってしまっていることも多く、大幅にテレビを見る時間を減らすことは難しかったり、ストレスを感じてしまう原因になります。テレビを見る時間を減らすことが難しいのであれば、長時間見ることを控えるようにしましょう。例えば、1～2時間テレビを見ているのであれば、少しテレビを見るのを辞めてはいかがでしょうか。
この方法であれば、ストレスも溜まりにくく、息抜きもすることができます。長時間テレビを見ることは目の筋肉を酷使し続けていることになりますが、途中で休憩を入れることで目の筋肉を休ませることができます。このときに目のストレッチをすることも効果的です。
ビタミンAやビタミンB群を摂取する
ビタミンAやビタミンB群は目に良い栄養とされているので、テレビをよく見てしまっているのであれば、これらの栄養素を積極的に摂るようにしましょう。ちなみにビタミンAはレバー類に多く含まれており、ウナギのかば焼きにも含まれています。しかし、レバーやウナギのかば焼きは頻繁に食べる機会が少なく、なかなか継続的にビタミンAを摂取することが難しいと感じやすいです。
しかし、牛乳や卵にも含まれているので、自然と摂取していることも多いです。ビタミンB群は豚肉や穀類などに多く含まれていますが、レバーにも含まれているのでレバーを食べることは目に良いことが分かります。ただし、ビタミンB群は多めに摂取しても尿として排出されてしまう特徴があるため、毎日継続的に摂取し続けなければ効果が得られにくいです。
明るい部屋でテレビを見るようにする
上記でも紹介したように暗い部屋でテレビを見ることは目にとってよくありません。そのため、テレビを見る時は室内の照明をつけるようにしましょう。間接照明では一部分しか明るくすることができないため、目にとって悪い環境のままです。したがってシーリングライトのような直接照明で明るくするようにしてテレビを見るようにしましょう。
テレビ以外の趣味を見つける
テレビを見ることやテレビゲームをすることが趣味な人も多いのではないでしょうか。このような人は長時間テレビを見続けてしまいやすい特徴があるため、テレビ以外の趣味を見つけるようにしてはいかがでしょうか。テレビ以外の趣味を見つけることができれば、テレビを見る機会が必然的に少なくなるため、視力が低下してしまうことも回避できます。
テレビ以外でも視力が悪くなってしまいやすい要因
上記までにテレビを見ることが視力低下につながりやすいことを紹介しましたが、なかにはテレビをほとんど見ていない人でも視力が低下してしまっていることがあります。この場合はテレビが原因で視力が低下してしまったのではなく。そのほかに原因があります。次に、テレビ以外で視力が低下してしまう要因を紹介します。テレビをあまり見ないのに視力が悪い人ほど当てはまっているのではないでしょうか。
スマホ
最近はスマホを使用している人が増えてきており、一昔前の携帯電話と比べてできることが増えているため、使用する時間も増えています。スマホでは電話やメールだけではなく、さまざまなコンテンツがあるため、隙間時間があればスマホを見てしまう人も多いのではないでしょうか。以前まではテレビが原因で視力が悪くなってしまう人が多かったですが、最近はスマホが原因で視力が低下してしまっている場合が多いです。
パソコン
パソコンもスマホと同じようにさまざまなことができるため、使用している人も多いのではないでしょうか。また、パソコンは娯楽のために使うだけではなく、仕事でも使用することが多いので、デスクワークをしている人ほどパソコンで視力が悪くなってしまいやすいです。
本
本は上記で紹介したテレビやスマホ、パソコンとは違い、液晶がないため、視力が低下することはあまりないと考えやすいですが、読書の仕方によっては視力低下につながります。例えば、暗い部屋で読書をしたり、目から本までの距離が近いと視力が悪くなってしまいやすいです。
まとめ
テレビの見方一つで視力を守ることができ、反対で良くない見方をしてしまうと視力低下につながります。そのため、ここで紹介したようにどのような条件であれば、視力が低下してしまう可能性があるのかを知り、普段から視力を低下させないコツに挑戦しましょう。
