「食事のレパートリーが少ない」「白米は美味しいけれど、たまには違った味のご飯を楽しみたい」そんなふうに考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんなお悩みをお持ちのあなたに、美味しい炊き込みご飯のメニューをご紹介していきます。食材を切って入れるだけで簡単にできる、炊飯器ご飯を作って、いつもの食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。
目次
炊き込みご飯は誰でもつくれる
お仕事が忙しくてなかなか料理にまで手が回らない人、普段料理をお米とお惣菜で済ませてしまう人。そんな人でも簡単に作れるのが炊き込みご飯です。旬の食材と調味料だけをお米に加えたら後はボタンを押すだけ。旬の食材は栄養素も高く、健康にも欠かせません。今回はそんな簡単で栄養素の高い炊き込みご飯のレシピを解説していきます。
旬の食材を使って。春のたけのこご飯
春になると一度は食べたくなるたけのこ。たけのこの炊き込みご飯は、たけのこの旨味がご飯にしみ込んで、とてもおすすめな料理の1つです。
たけのこのシャキシャキ感と、味のしみたご飯。ジューシーな油揚げのハーモニーで、おかずもどんどん進んじゃいますね。ここからは、レシピの解説をしていきます。
材料(2〜3人分)
- お米 2合
- たけのこ水煮 200g
- 油揚げ 1枚
- みりん 大さじ2
- 料理酒 大さじ2
- しょうゆ 大さじ2
- 砂糖 大さじ1/2(なくても可)
- 顆粒和風だし 小さじ1
- 水 適量
- 小ねぎ (飾り用) 適量
レシピ
1.お米を洗って、30分程度水に浸しておきます。 油揚げは熱湯をかけて油抜きしておきます。
お米を炊く前に水に浸しておく理由は、お米に水を含ませることによって、お米がふっくり炊き上がるからです。逆に長く漬けすぎるとお米のベタつきの原因になってしまうため、30分水に浸しておくのが理想の時間とされています。
2.たけのこの水煮を縦に半分、さらに4等分に切ります。その後向きを変えて5mm幅に切ります。油揚げは横に半分に切った後、1cm幅に切ります。
たけのこを水煮ではなく、生のものを使う場合は下処理が必要です。たけのこは収穫後からどんどんアクがでてくるため、手に入れたらすぐに茹でて、アク抜きをおこないましょう。茹でる時は、たけのこをおおえる量のお水と米ぬかを一握り、赤唐辛子を入れてあげることをおすすめします。
赤唐辛子はたけのこのエグみを消す効果があるといわれています。
3.調味料を炊飯器に入れます。濃い目の味付けが好きな方は、お醤油を少し増量してみたり、さっぱりとした味がお好みの場合はお砂糖をなくしてみたり、調整してみてください。
4.水に浸しておいたお米をざるにあげ、炊飯器に入れます。2合の目盛りまでお水を入れて、全体に味付けがいき渡るようにかき混ぜます。
5.カットしたたけのこと油揚げを炊飯器に加えます。この時、具材はかき混ぜず、平らにならしてあげてください。
6.そのまま炊飯ボタンを押してたけのこご飯を炊きましょう。炊き上がったらお気に入りの器に盛り、小ねぎを散らして完成です!
春の旬の味を閉じ込めた炊き込みご飯。たけのこと油揚げの旨味がしみ込んでいて、作り方はシンプルなのに絶品料理です。普段小食な人でも、モリモリおかわりまでしちゃうような愛情たっぷり炊き込みご飯で、大切な家族の胃袋をつかんじゃいましょう!
たけのこご飯にあった献立紹介
ここまで、炊飯器で簡単に作れるたけのこご飯のレシピを紹介してきました。
「いざたけのこご飯を作ってみたはいいもの、他の付け合わせはどうしよう」そんなふうにお悩みのあなたに、たけのこご飯にあったお食事も紹介しちゃいます。
アスパラとひじきのお味噌汁
材料(2〜3人分)
- アスパラガス 2本
- 干しひじき 10g
- じゃがいも 100g
- ベーコン 1枚
- 玉ねぎ 50g
- かつお出し 300cc
- 味噌 20〜24グラム
レシピ
1.下ごしらえをおこないます。干しひじきはお水に30分〜1時間浸して戻した後、流水で洗います。戻す時間はひじきによって異なるため、ひじきが入っていた袋の説明書きを確認しましょう。
2.材料をカットします。アスパラガスは小口切り、じゃがいもは一口サイズ、玉ねぎは薄切り、ベーコンは食べやすいサイズに切り分けます。じゃがいもの食感が苦手な方は、細かめにカットすることで、食材を溶かしつつ、旨味をお味噌汁に閉じ込めることができます。
3.だし汁を火にかけて、硬い野菜から順番に加えサッと煮ましょう。玉ねぎはじっくり煮ることで甘みが増すので、じゃがいもの後あたりに投入することがおすすめです。
4.味噌を溶き入れて、ひと煮立ちさせたら出来上がりです。
春にとれるアスパラガスは甘くてとても美味しいです。ビタミンAも多く含まれているため、感染症予防にもおすすめ。アスパラのシャキシャキ感の歯ごたえを残すため、サッと煮てあげるのがポイントです。
菜の花と長芋の和物
春にしか食べることが難しい菜の花。苦味が効いていてクセになる味ですよね。そこにシャキッとした食感の山芋を加えた簡単和え物を紹介します。炊き込みご飯とお味噌汁、菜の花の和え物で今日はビールをグビッと一杯晩酌してみてはいかがですか。
材料
- 菜の花 50g
- 長芋 100g
- お湯 (茹で用) 400ml
- 塩 (茹で用) ひとつまみ
- 冷水 適量
- ゆず 1/2個
- 醤油 小さじ1.5
- ごま油 適量
レシピ
1.下準備として山芋の皮をむき、ゆずの皮を削いであげましょう。ゆずの皮は千切りにして、果汁を絞り出します。
2.長芋は細切りにします。長さ5cm程がちょうど食べやすいサイズです。
3.お湯を沸騰させたら塩を加え、菜の花を1分程茹でます。茹でたら冷水で冷まします。
4.菜の花の水気をよく絞ってから、3cm幅にカットします。
5.ボウルに醤油とごま油、下準備したゆずの果汁を入れて混ぜ合わせます。
6.菜の花、長芋、調味料にゆずの皮を和えたら完成です。
菜の花はサッと茹でてあげることがポイントです。「夕食に後一品ほしい」なんて時に是非作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、炊飯器でつくる、春の炊き込みご飯について紹介しました。お仕事終わりで忙しい夜や、普段お料理をしないあなたにとっても簡単に作れるおすすめの絶品料理です。
炊き込みご飯に合わせた付け合わせで旬の味を楽しんでみてはいかがですか。シーズン中にしか食べられないお野菜で、心も身体も満たされちゃいましょう。