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皆さんはキッチン回りにエアコンをつけていますか？夏になると、暑さでコンロを使うのがしんどいですね。実は、そんな夏に役立つのが電子レンジなんです。

今回は、火を使わずに電子レンジで簡単に作れる時短料理について、紹介していきます。エネルギーにもなる食事をしっかり摂って、暑い夏を乗り切りましょう。

コンロの暑さは電子レンジで乗り切ろう

暑い夏の日に、コンロの前で汗をかきながら料理を作る。なんて無理はしていませんか。子育て世帯は夏季休暇中の子どもと1日中遊んだ後に毎晩キッチンに立つこともあり、疲労が溜まってしまうこともありますよね。

そんな夏におすすめしたいのが電子レンジでの時短調理。電子レンジだからといって、味は劣りません。

煮物に炒め物、場合によっては蒸し物まで調理できてしまう電子レンジ料理を覚えて、この夏は少しでも快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。

時短以外にもこんなメリットが

電子レンジでの調理は、暑さ対策や時短以外にもメリットがあります。

食中毒対策

電子レンジですが、実はコンロで火を通すよりも細菌が増えにくいのだとか。理由は、電磁波が食品の分子を動かして摩擦熱を起こすからです。結果として、冷蔵庫で保存している間にも細菌が増えにくく、夏の暑さで不安な食材の痛みが起こりづらくなるのです。ただし、一度冷蔵庫で冷やしたものは必ず食べる前に再加熱するようにしましょう。

食器やスポンジの殺菌効果も

電子レンジは食材の殺菌効果だけでなく、食器やスポンジなどの殺菌効果もあります。実は夏場の食器を洗ったスポンジは細菌だらけだったりするのです。時短調理をしたついでに、食器やスポンジも電子レンジで殺菌消毒をしてあげましょう。

スポンジの殺菌の方法は、スポンジに洗剤と水をふくめて泡立てた後、軽く絞って電子レンジに入れるだけ。小さいワット数で1〜2分チンしてあげるだけで殺菌消毒をおこなってくれます。スポンジが焦げないよう、目は離さないようにしましょう。

電子レンジ調理がうまくいかない理由は加熱ムラが原因かも

ここまで読んだものの、「そうは言っても電子レンジでの調理って美味しくないでしょう？」と考えている方もいらっしゃるでしょう。

実は、電子レンジの調理で美味しくない原因は「加熱ムラ」の可能性があります。ここからは加熱ムラを防ぐ方法を4つご紹介します。

食材を均一の大きさに揃える

カットした食材のサイズが異なる場合、「大きい食材は火が入らない」「小さい食材は焦げた」なんて失敗に繋がる可能性があります。できるだけ食材をカットする時に均一のサイズにしてあげるように意識してみてください。

火の通りにくい食材は上に置く

電子レンジですが、上から加熱される性質を持っているんです。そのため、火の通りにくい根菜は上にしてあげるなど、工夫してあげましょう。また、火の通りやすさが同等な食材に分けてレンジに入れてあげるのも、加熱ムラが解消される1つの要因になります。

加熱の途中で混ぜてあげる

食材を1度で加熱させようとしていませんか？そうすると、表と裏で加熱ムラができてしまうこともあります。加熱している途中でひっくり返したり、混ぜてあげたりすることで、全体に火が通りやすくなります。

お皿を置く位置に気を付ける

お皿が、電子レンジ内で回るタイプのモデルを使っている場合は、なるべくお皿を外側に置いてあげましょう。

夏バテにもピッタリ。夏の電子レンジ時短レシピ

今回は、電子レンジで簡単にできる、夏の時短レシピを2つご紹介していきます。身体にやさしい夏野菜レシピから、スタミナをつけるお肉料理まで、夏の疲労回復料理で暑さを乗り切りましょう！

超簡単！ナスの揚げ浸し

作り方はすごく簡単。ナスをカットしてめんつゆと和えてチンするだけです。

夏野菜のなすには食物繊維も入っているので身体にも良いですよ。作り置きや、今日は一杯飲んじゃおうなんて日のおつまみにもおすすめです。

材料2人分

なす 2~3本

水 150cc

めんつゆ(2倍濃縮） 50cc

かつお節 お好みで

生姜チューブ お好みで

作り方

1.ナスのヘタを取って、食べやすいサイズにカットします。

2.ナスを水に10分ほどさらします。

3.耐熱容器になす、水150cc、麺つゆ（2倍濃縮）50ccを入れて、ラップをしたら、800Wのレンジで3分ほどチンします。

4.1度取り出して、加熱ムラをなくすために混ぜたら再び3分チンをして出来上がりです。

お好みで、かつお節と生姜チューブをのせると本格的なナスの揚げ浸しになります。

本当にレンジでつくったの？柔らか蒸し鶏

むね肉ってコンロで調理してもパサつきがちで、なかなかお店で食べる柔らかさにならないですよね。でも、工夫することで電子レンジでも柔らか蒸し鶏が簡単にできちゃうんです。

夏バテで食欲はあまりないけれど、お肉でスタミナはつけないと。そんなふうに悩んでいるアナタにさっぱりしたお肉レシピを伝授します！

材料2〜3人分

鶏むね肉 約300g

砂糖 小さじ1/2

塩 小さじ1/3

鶏ガラスープの素 小さじ1/3

黒こしょう 少々

A

日本酒 大さじ1

レモン果汁 小さじ1

おろしにんにく 小さじ1/4

付け合せの野菜 お好みで

ゆず胡椒 お好みで

粒マスタード お好みで

作り方

1. 鶏むね肉はフォークで穴を開けます。ポイントは両面穴だらけにすること。

2.鶏むね肉に砂糖をすり込みます。次に塩、鶏ガラスープの素、黒こしょうをすり込みます。最後に鶏ガラスープを揉み込んで旨味を入れます。

3.電子レンジ加熱容器に下味をつけた鶏むね肉を入れます。Aをかけて、鶏むね肉にしっかり味を馴染ませましょう。

日本酒やレモン果汁には、お肉を柔らかくする効果があります。

4.電子レンジで加熱します。加熱時間は500Wの場合、6分ほどです。鶏むね肉100gの場合は、およそ2分加熱します。加熱しすぎるとお肉がパサパサになってしまうので注意してください。

5.3分加熱したところで肉を返して残りの3分加熱をします。

6.加熱を終えた鶏むね肉は、肉汁に浸けたまま冷ましてください。肉汁に浸けたまま冷ますことで、肉汁が鶏むね肉に染みて柔らかくなるのです。

7.薄く切って皿に盛ります。加熱時に出た肉汁をかけ、絡めたら完成です！

ゆず胡椒や、粒マスタードでお好みの味付けをしてみてください。

他にもレンジで作れるお料理は多種多様

お野菜やお肉料理だけでなく、実は電子レンジでデザートやオムライス、フライパンでも難しいだし巻き卵まで簡単にできちゃうんです。気を付けるのは、加熱ムラに注意することと、加熱時間をしっかり守ること。

これを機に、電子レンジ調理デビューをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、暑い夏に電子レンジで調理をする方法についてご紹介しました。電子レンジで調理する際、加熱ムラが気になる方は、食材のサイズを均一にカットするなど、簡単なことから意識してみてください。

毎日頑張っている主婦の皆さん。まずは一品からでも電子レンジにお任せしてみてはいかがですか。夏野菜やお肉でエネルギーを蓄えて、暑い夏をのりきりましょう！

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