「炊き立てのご飯はおいしかったのにおにぎりにしたらあんまりおいしくなかった」という経験はありませんか?
今回はおいしいおにぎり用のご飯を炊くためのちょっとしたコツや裏技についてまとめてみました。
炊飯器を使っておにぎり用のおいしいご飯の炊き方を覚えて家族をアッと言わせてみせましょう!
目次
おいしいおにぎり用のご飯を炊くためのお米の保管の裏技
お米は保存状態やお米の計量の仕方でも味が変わってしまうもの。
おいしいご飯を炊いてそしておいしいおにぎりを作るためにはご飯を炊く前から勝負が始まります。
まずはおいしいおにぎり用のご飯を炊くためのお米の保存方法についてみていくことにしましょう。
お米は涼しい場所で保管が鉄則
お米は未開封の状態であっても冷蔵庫の野菜室など涼しい場所での保管が鉄則です。
お米は高温・多湿の状態で保管しておくとカビや虫がついてしまうこともあり、美味しく食べることができなくなってしまいます。
米びつなど専用の容器を使うのが良いですが、スペースがない場合はペットボトルなどに入れて冷蔵庫で保管するのもおすすめです。
お米へのニオイ移りにも気を配ろう
冷蔵庫の野菜室での保管がおすすめですが、冷蔵庫の中にはいろいろな物が入っているため<ニオイ>には注意が必要です。
お米は匂いがついてしまうとそのにおいをとることができません。
香りのつよいショウガやニンニク、漬物類と一緒に保存するのはNGです。
お米の容器は常に清潔に
お米を米びつなどの容器に継ぎ足し・継ぎ足しで使っているという方、こちらもNGです。
新しいお米を入れる前に一度容器をからにしてきれいに洗ってしっかり乾燥させましょう。
お米についている細かい汚れなどがたまってしまうと新しいお米にも汚れがついてしまいます。
お米は常に清潔な状態で保つことが美味しさを保つためのコツのひとつですね。
おいしいおにぎり用のご飯を炊くためのお米の準備の裏技
お米の保存方法についてしっかり確認出来たら今度はおいしいおにぎりを作るための準備をはじめましょう。
おいしいお米・おにぎりを炊くためには計量や水加減も大事。
つぎにご飯を炊くための正しい下準備についてみていくことにしましょう。
<h3>おいしいおにぎりを炊くためにお米を正しく計る</h3>
お米を計る時に計量カップを使っていても正しい使い方が出来ていない人は意外といるようです。
お米を正しく計るにはお米専用の計量カップを使いましょう。
炊飯器を購入するときに一緒についてきた計量カップを使って計れば問題はありません。
お米を計量カップですくったら
① 平らなところで軽くトントンしてお米の表面をならす
② 指やお箸などですりきりにする
これで正しくお米が計れますよ。
おいしいおにぎりを炊くためにお米を正しくとぐ
お米が正しく計れたら今度はお米をきれいにとぎましょう。
お米の正しいとぎ方は
① 大きなボウルに米を入れる
② 水を入れてさっとひと混ぜしたらすぐに水をすてる
③ 水を流したら指をたてて軽く20回程度軽く混ぜるように洗います。
強い力を入れると米同士が擦れて割れやすくなるのであまり力をいれないように。
④ 米を洗い終わったらたっぷりお水を入れて軽く混ぜて水を捨てる。
⑤ ③④の工程を2~3回繰り返し、水の濁りが薄くなってきたらお米とぎ完了です。
お水が透明になるまでとぐ必要はありません。
今のお米は精米技術がしっかりしているのでとぎ過ぎると逆にお米が美味しくなくなってしまうので気を付けましょう。
おいしいおにぎりを炊くためにお米に正しく給水させる
お米を研ぎ終わったら今度は給水です。
この給水の作業をしっかりしておかないとお米を炊いた時に芯が残りやすかったり思ったより硬くなってしまうことがあります。
お米を水に浸す時間は30~60分前後。
梅雨時期や夏は短めでも良いですが、冬などの乾燥した季節はお米の給水時間もやや長めがおすすめです。
水道水を使うより浄水器の水やミネラルウォーターを使う方がお米の味が美味しくなって更においしいおにぎりが作れますよ。
おいしいおにぎり用のご飯を炊くための裏技
お米の準備ができたらいよいよ炊飯開始です。
お鍋や圧力鍋で炊くのも美味しいですが、炊飯器でもふっくらおいしいおにぎり用のご飯はtくれます。
ここでおいしいおにぎり用のご飯を炊くためのちょっとしたテクニックをご紹介していきますね。
炊飯器に氷を入れて炊くと甘みが出る
お米を炊くときに炊飯器に氷を少し入れるとお米の炊きあがりが甘くてふっくらします。
氷の量は製氷皿で作ったものを5個くらい。その分、お水の量は少なくしましょう。
お水に氷を入れることでお水の温度が下がって沸騰するまでの時間が伸びますね。
これによってお米がぐっとおいしくなるそうなので、普段のご飯でも試す価値ありです!
オイルもおすすめ
オリーブオイルやコメ油などを加えるとご飯につやが出てきれいに炊き上がります。
お米1合にオイルは小さじ1/2くらいの量でOKです。
ただしオイルといってもごま油など香りの強いものはおすすめできません。
サラっとしたあまり香りのない油をつかいましょう。
はちみつも甘みとつやが出る
オイルや氷もおすすめですが、はちみつやみりんなどをプラスしてもお米は美味しくなります。
はちみつやみりんもオイルと同じようにお米1合にオイルは小さじ1/2くらいの量でOKです。
はちみつを加えることでお米の保水力があがり、よりふっくらとした甘みのあるお米に変わってややお安めのお米も高級米のような炊き上がりになりますよ。
おいしいおにぎりを作るための裏技
お米が美味しく炊き上がったら、ここからはいよいよメインイベントのおにぎり作りですね。
基本は塩を使ったシンプルな塩むすびの作り方を学びましょう。。
おいしく炊けたご飯をもっとおいしいおにぎりにするためのコツがわかればいくらでもアレンジが可能になります。
おにぎりを作る前に手を冷やす
おいしいおにぎりは炊きたてのご飯を使って作るのがベストです。
そうは言っても炊き立てのご飯はアツアツなのでそのまま作業を始めてしまってはやけどをしてしまいます。
ボウルに氷水を作っておき、まずはしっかり手を冷やしましょう。
手を冷やしたらしっかり手を拭いて水けをとったらいよいよおいしいおにぎり作りがスタートです。
塩むすびは塩加減が命
塩とお米の味だけのシンプルな塩むすびの味の決め手は塩加減。
塩が多すぎても少なすぎてもおいしいおにぎりとは言えなくなってしまいます。
塩むすびの塩はお茶碗一杯に対して0.4~0.5gくらい(指先3本で軽く一つまみ程度)が目安です。
これをまんべんなく手のひらに広げることでご飯全体に程よく均等にお塩が広がっていきます。
朝作ったおにぎりをお昼に食べる場合などはもう少し塩を多くした方が冷めてもおいしいおにぎりが作れます。
食べるタイミングによってお塩の量を調整していきましょう。
おいしいおにぎりはふっくらやさしい硬さ
おいしいおにぎりはしっかり形が整っているのに食べるとお米の形が残っていてふっくらしている状態です。
このふっくらとしたおいしいおにぎりを握るには
① 手のひらにご飯をのせたら軽くまとめるように握っていく
(この時は形は気にせずまとめることを意識する)
② ある程度まとまったら左手を下にして右手で三角の角を作るように軽くにぎっていきます
③ 何度か手のひらで転がしながら三角の形を整形していきます
④ 三角の形が作れたら今度は側面を手のひらにあてて軽く形を整えます
⑤ 最後に軽く三角の形に握り直したら完成です
このような手順でおにぎりを握っていきます。
何度も握り直すと硬くなるのであくまで手は添える程度で握っていきましょう。
崩れない程度に固まっているのが理想の硬さのおいしいおにぎりです。
まとめ
自分のお弁当用に、家族の朝ご飯用にと大活躍のおにぎりはいつだってみんなが喜ぶ美味しいご飯。
おにぎりって簡単にできるようで実はとっても奥が深い食べ物なんです。
おいしいおにぎり用のご飯の炊き方とおにぎりの作り方がわかれば、中身を変えてどんなおにぎりだっておいしく作れるようになっていきます。
初めはきれいに三角にならなくても練習していけばだんだんときれいなおにぎりが作れるようになってきます。
明日もおいしいおにぎりが食べられるように皆さんもいろいろと研究してみてくださいね。