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冷めたお料理をあたためるのに活躍する電子レンジ。最近はグリル機能や蒸し機能など、お料理のバリエーションも広がっていますね。そんな電子レンジですが、実は調理以外でも役に立つことをご存知ですか？今回は電子レンジのお料理以外の活用術についてご紹介していきます。

食材をより使いやすく

最初にご紹介するのは、食材をより使いやすい状態にして、お料理に役立てる方法です。放置していた食材を生き返らせたり、面倒な下処理を電子レンジに任せたり、より食材の特徴を活かすことができます。

固まった砂糖をサラサラに

砂糖を長いことキッチンに眠らせておくと、いざ使いたい時に固まってしまっているなんて経験がありませんか？砂糖は湿度など水分を吸収すると、固まってしまう性質があります。

そんな時、固まった砂糖をお皿に出し、15〜30秒ほど電子レンジで温めてみてください。砂糖に含まれた水分を蒸発させて、砂糖がサラサラになるんです。ここで注意したいことは、長く加熱をしすぎると砂糖が溶けてしまう可能性があるということ。様子をみながら少しずつ温めてみましょう。

海苔を再びパリパリに

海苔をしばらく放っておくと湿気でいつの間にふにゃふにゃに。そんなお悩みも解決してくれるのが電子レンジです。

湿気た海苔を500Wで30秒ほど電子レンジで温めます。その時点でパリパリ感がない場合は、加えて10秒ずつ温め続けてみてください。水分がとんで再びパリパリの海苔に戻るので、美味しいおにぎりも作れちゃいます。

ただし、出力を強くしすぎたり、長い時間温めすぎたりすると海苔が縮れてしまったり、発火の危険性があったりするので注意が必要です。

お豆腐の水切りに

急いでお料理を作る日にお豆腐の水切りを行うのは案外手間がかかりますね。そんな時におすすめなのが、電子レンジで豆腐の水分をとること。方法は豆腐1丁につき、1〜2分加熱するだけで簡単です。

注意点としては、加熱後の豆腐は熱いので、しっかり冷ましてから使うようにしてください。お豆腐を冷ます時間を考慮して、お料理の最初に水切りをおこなうことをおすすめします。

柑橘系の果物を絞るのに

柑橘系の果物を絞るのに、なかなか最後まで絞れないなんてことはありませんか。香りも味もよくなるレモンやかぼす。最後まで使えないと少し勿体ないなと感じちゃいますね。

そんな時におすすめなのが、柑橘類を少し温めること。500Wで20〜30秒温めるだけで一気に絞りやすくなります。お魚やお肉、多くのお食事に合う柑橘類を一手間でより使いやすくお出ししましょう。ちょっとの気遣いでお料理を振る舞う時もお客さんに喜ばれますね。

殺菌効果

電子レンジといえば、お料理でもそうでなくとも食材を入れるものだ。そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、電子レンジは熱湯消毒と同じように殺菌の効果もあるんです。

ここからは、電子レンジを活用した殺菌方法についてお伝えしていきます。

スポンジの殺菌

食事の後の食器洗い。毎回使う食器用スポンジには想像以上に細菌が繁殖しています。乾燥している冬はまだいいですが、ジメジメとした夏は、細菌にとって住みやすい場所。毎日日向で干すことができたら一番ですが、手間もかかるし天候に左右されてしまいますね。

そんな時におすすめなのが電子レンジでの殺菌です。洗剤を少量付けてから水でもみ洗いしたスポンジを絞ってから、電子レンジに入れて2分ほどチンするだけ。食中毒を引き起こす細菌がほとんど死滅するそうです。

スポンジが焦げないよう、加熱中に目を離さないようにだけ注意してください。

食器の殺菌

スポンジと同様に、食器の殺菌も電子レンジが担ってくれます。電子レンジに食器を入れて30秒ほど温めるだけ。食洗機を持っていなくても、食器を乾燥させ、最近を死滅させる効果があります。

ガーデニング土壌の殺菌

ガーデニング土壌の殺菌と聞いて、皆さんは具体的なイメージがわきますか？ガーデニングをおこなっている人にとって、植物を植える土はとても大事な存在ですね。良い土かどうかによって植物の成長も変わってきます。健康な植物を育てるためにも土壌の細菌を駆除してあげる必要があります。

方法はスポンジを殺菌する時とほとんど同じです。平たい皿に土を敷いて、約100秒ほどチンするだけ。目安は湯気がほのかに出てくる状態です。確認しながら、少しずつ温めてみましょう。

その他生活術

ここまで、食材をより使いやすく手当する方法や、殺菌する方法についてお伝えしてきました。最後に、番外編として、その他の生活をより快適にするための方法をご紹介します。

乾いたマスカラを復活

マスカラを長く使っているうちに乾燥してうまく塗着できなかったり、ダマダマになったりした時にも電子レンジが使えます。蓋を開けたマスカラの容器と、水を入れた耐熱グラスを一緒に電子レンジの中に投入します。弱めの出力で5分ほどチンすると、元のマスカラに復活します。

タイツやストッキングの乾燥に

タイツやストッキングを洗濯したものの、乾いていなかった。朝急いでいる時にそんなことが起こったら焦ってしまいますね。ただし、ここでも電子レンジを活用することで、1分もしないうちに着用することができちゃいます。

方法は簡単。30秒ほど電子レンジに入れて温めるだけです。温めすぎて履くことができないなんてことだけには注意してくださいね。

蒸しタオルに

目に当ててデスクワークの疲労を軽減させたり、洗顔の前に毛穴を広げてあげたり、何かと便利な蒸しタオルも電子レンジで簡単につくることができます。

手順はこの通り。

1. タオルを水に濡らしてから、水気が少し残るくらいまで絞ります。
2. 濡らしたタオルをロールケーキのように巻きます。
3. タオルをラップで包み、500Wのレンジで1〜2分加熱すれば出来上がりです。

料理以外の活用で注意すること

料理以外で電子レンジを活用することは便利です。一方で、電子レンジを使う時には注意しなければならないこともあります。

まず、乾燥したスポンジや紙などは、燃えてしまうこと。必ず水気を蓄えておく必要があります。また、電子レンジを使っている時は、万が一のことを考えて絶対にキッチンから離れないようにしましょう。

次に、容器によっては溶けてしまう可能性があります。プラスチックや、アルミ製品など、電子レンジに不適切な素材を使用しないように注意しましょう。

まとめ

これまで、電子レンジは料理にだけ使っていた人も多いのではないでしょうか。実際には、水分を飛ばして殺菌効果があったり、日用品を使いやすくしたりと便利な活用術がたくさんあります。とはいえ電子レンジも火を扱う製品。使い方にだけ注意して、より快適な電子レンジ活用ライフを過ごしましょう。

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