解凍時のラップのかけ方を知っていればうまく解凍することができ、食材をおいしく食べることができます。ここでは、解凍時のラップについて紹介していきます。
目次
解凍時や冷凍時のラップのかけ方
食材や料理を解凍したり、冷凍するときにはラップをかけることが多いです。しかし、ラップのかけ方で解凍するときや冷凍するときに食材を傷めてしまう可能性があります。そのため、ラップのかけ方を知ることは重要なことであり、大切なことでもあります。次に、解凍時のラップのかけ方を紹介します。
新しいラップを使う
解凍時に使用するラップは新しいものを使うようにしましょう。冷凍するときも同様に新しいラップを使うようにしなければなりません。ラップはシワなどができていなければ再び使うことができると考えている人もいますが、衛生面を考えるとおすすめできません。使用したラップには目に見えない微生物や菌がいる場合も多く、そのようなラップを解凍時に使用してしまうとその食材に菌がついてしまい、繁殖してしまうこともあります。
菌の大半は熱を加えることで死滅しますが、全ての菌が死滅するわけではありません。そのため、衛生面のことを考えて新しいラップを使うようにし、使用したラップは捨てるようにしたり、違う食材にかけないようにしましょう。
ラップにシワができないようにかける
ラップをするときにどうしてもシワになってしまう人もいるのではないでしょうか。ラップのかけ方は使い慣れていないと中々綺麗にかけることができず、シワになってしまったり、ラップ同士が張り付いてしまい、使うことができなくなってしまうこともあります。ラップをかけた時にシワができてしまうことは密着や密封されていない可能性が高く、ラップをかけている食材や料理を傷めてしまったり、乾燥させてしまう原因になります。
シワができないようにラップをかけるコツはラップを引っ張りながらかけることです。しかし、食材の形によってはどうしてもシワができてしまうことがあります。そのような場合は1周ではなく、2~3周巻くようにしましょう。そうすることでシワができても空気が入らないようにすることができます。
空気が入らないように密着させながら巻く
上記と似たポイントですが、空気が入らないようにラップをかけるようにしましょう。ラップの役割は食材や料理を乾燥させないためであるため、中に空気が入っているとどうしても乾燥してしまったり、水気のあるものであれば蒸れてしまいます。そのため、食材にラップをかけるのであれば空気が入らないように巻きましょう。
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正しいラップのかけ方を行うことで得られること
解凍時のラップのかけ方を知ることでさまざまな効果を期待することができます。解凍時のラップのかけ方はなんでもよいと考えているのであれば、次に紹介する効果を知りましょう。
食材が乾燥しない
解凍方法は電子レンジでする場合と自然解凍する方法があります。電子レンジを使って解凍することは時短につながります。しかし、冷凍している物によっては電子レンジで解凍するよりも自然解凍の方が良い場合もあります。自然解凍は常温の環境に放置して徐々に解凍していく方法です。自然解凍する場合は長時間食材が裸のまま放置するため、解凍してくると水分も飛んでしまいやすいです。水分が飛んでしまうと本来の味わいや食感が失われてしまうこともあります。
そこでラップをかけて自然解凍を行えば水分を失うことがなく解凍することができます。また、冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍する方法もあります。この方法でもラップをかけておくことで水分が蒸発してしまうことを防ぎます。
電子レンジ内が汚れない
解凍する方法に電子レンジを使う方法があり、手間なく解凍することができるメリットがあります。しかし、解凍する食材によっては解凍しているときに食材や料理が爆発してしまったり、跳ねてしまうこともあります。そうなってしまうと電子レンジ内が汚れてしまい、衛生的に良くありません。そこでラップをかけておくことで電子レンジ内を汚してしまうことを防ぎます。また、お皿にに乗せて解凍する場合もありますが、洗い物が増えてしまいがちです。
ラップにかけていればそのまま電子レンジの中に入れることができたり、お皿に乗せても汚れないので洗い物も増えないメリットがあります。
匂いが出にくい
食材をラップで包むことで匂いが外に出にくくすることができます。匂いは空気に漂いながら広がってしまいますが、ラップで包めば密封に近い状態にすることができ、匂いも広がりにくいです。そのため、匂いがある食材を冷凍する場合もラップに包むことをおすすめします。
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解凍時のラップの取り扱い方
解凍時のラップの取り扱い方を知っておくことで思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。ラップは日常的に使用するものですが、間違った知識の元使ってしまっていることもあります。次に、解凍時のラップの取り扱い方や注意点を紹介します。
ラップの耐熱温度を知る
ラップは耐熱性に優れている作りになっていますが、耐えられる温度には限度があります。耐熱温度を超えてしまうとラップが溶けてしまい、穴が開いてしまうこともあります。ラップが溶けるとそのまま溶けた物が食材に付着してしまうので、解凍する食材がダメになってしまいます。ラップの見た目はほとんど同じですが、違う素材で作られています。素材が違うことで耐熱温度も変わってきます。素材が違っても耐熱温度が100度以上に作られています。
解凍するときに電子レンジを使用することが多いと思いますが、場合によっては電子レンジ内が100度を越してしまうこともあります。そのため、耐熱温度が低いラップでは溶けてしまう可能性があります。ラップの耐熱温度を知ることが大切なことを紹介しましたが、耐冷温度は気にしなくてよいのかと思う人もいるのではないでしょうか。ラップの耐冷温度はマイナス60度前後である場合が多く、家庭用の冷凍庫でそこまで温度を下げることはできません。
したがって冷凍保存するときにラップの耐冷温度を気にする必要性は低いと言えるでしょう。
油物をラップのまま電子レンジで解凍することは危険
上記では電子レンジで解凍するときにラップが溶けてしまう可能性があることを紹介しましたが、冷凍している素材によって高温になりやすいことを知っているでしょうか。例えば、油分の多い物を電子レンジで温めると他の食材と比べて高温になりやすいです。例えば唐揚げを冷凍保存した場合はラップに包んで行うことが多く、そのまま電子レンジで温めることは危険です。
そのため、唐揚げのように油分が多い物を冷凍保存して解凍するのであれば、ラップを外してお皿の上に乗せて電子レンジで解凍するようにしましょう。
まとめ
ラップは食卓で重宝される物であり、さまざまな用途で使用することができます。解凍や冷凍するときにもラップを使用することが多く、食材が乾燥したり、劣化してしまうことを防ぎます。解凍や冷凍する食材によって違いはありますが、ラップを使用することをおすすめします。