冷蔵庫裏のほこりは危険!?

どの家庭にもある生活に必須な家電、冷蔵庫。

冷蔵庫の中や横は定期的に掃除するという人は多いと思いますが、実は冷蔵庫の裏もほこりが溜まりがちなのをご存じでしょうか?忘れがちな部分ですが、放置してしまうと大変なことになってしまうかもしれません。しかし、「冷蔵庫ってそもそも自分で動かせるの?」「どうやって掃除すればいいか分からない」そんな人もいると思います。

そこで今回は、冷蔵庫裏のほこりを放置するとどうなるのかや掃除の仕方などを詳しくご紹介していきます。

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冷蔵庫の裏側を掃除せず放置するとどうなる?

前述したように、冷蔵庫の裏側は意外とほこりが溜まっています。
このほこりを何年も放置するとどうなってしまうのか、なにが危険なのか詳しく解説していきます。

虫が発生してしまう

冷蔵庫の裏は暗くて暖かい場所なので、清潔にしておかないとカビやダニが発生してしまい、ゴキブリやネズミなどに好まれる場所になってしまう可能性があります。

「うちは綺麗だから大丈夫」そう思っていても、冷蔵庫の裏など見落としがちな部分を掃除せず放置していると、気づかないうちに害虫が好む環境を作ってしまっているかもしれませんよ。

火災や故障の原因に

冷蔵庫の裏を掃除しないだけで火災などの原因になるなんて考えたことない人がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、ゴキブリが発生して冷蔵庫の裏側の隙間から侵入し、死骸や糞などが内部にある機械に付着してしまい出火するということがあるほか、ネズミが配線をかじって出火するということも。

また、冷蔵庫の裏にコンセントがある場合、気づかないうちにコンセントにどんどんほこりが溜まっていってしまい、湿気を帯びて放電を繰り返して発火する「トラッキング現象」が起きて火事になってしまいます。

このトラッキング現象は長年使用しているコンセントに起こりやすいので注意が必要です。

故障の原因になる

冷蔵庫の裏には排気口がついており、その排気口にホコリが溜まると熱を逃すことができなくなります。そうすると電気代が上がったり、最悪の場合故障するということも。

冷蔵庫の修理代は安くはないですし、冷蔵庫が使えなくなると生活にも支障が出るのでできれば避けたいですよね。

電気代が高くなる

冷蔵庫の裏の排気口から熱を放出できないと電気代が上がる原因にもなってしまいます。

少しでも電気代は節約したいという人は多いと思うので、電気代を上げないためにも冷蔵庫裏の掃除は必須と言えるでしょう。

年に1度は冷蔵庫裏のお掃除を

できれば季節の変わり目にその都度掃除するのが理想ですが、なかなかそこまで手が回らない人も多いですよね。そういう場合は最低でも年に1回は掃除するようにしましょう。

大型家電は安くないのでできれば長く使いたいという人がほとんどだと思いますが、定期的なお掃除を怠ると冷蔵庫の寿命は縮んでしまいます。
年末の大掃除の際に冷蔵庫の裏も忘れずに掃除をするといいかもしれません。

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冷蔵庫の裏側の掃除方法は?

「冷蔵庫の裏の掃除の必要性は分かったけれど、どうやって掃除すればいいか分からない」そんな人のために、今回は冷蔵庫裏の掃除方法も詳しく解説していきます。

冷蔵庫の裏側の掃除方法

1.冷蔵庫の電源を切る

冷蔵庫を掃除する際は、必ずコンセントを抜いて一時的に電源を切るようにしましょう。

夏場などは冷蔵庫の電源を切るのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、冷蔵庫は電源を切っても2時間から3時間は保冷してくれるので心配いりません。掃除が終わったらもう一度電源を入れることも忘れないようにしてくださいね。

2.冷蔵庫を動かす

冷蔵庫の前面下部にプラスチックのカバーのようなものがついているので、それを前に引っ張って外します。このカバーも汚れている場合は雑巾で拭いておきましょう。カバーを外すと冷蔵庫のスタンド部分が見えるのでネジを回してストッパーを外してください。ストッパーが外れたら冷蔵庫が倒れないように注意しながらゆっくりと前に引っ張りましょう。1人で動かすのが厳しい時は必ず無理をせず2人がかりで動かしてくださいね。

また、動かす際に床に傷がつく場合があるので、傷をつけたくないという場合はあらかじめカバーやマットなどを引いておくことをおすすめします。

3.通気口のほこりをとる

冷蔵庫の裏に通気口があり、そこにほこりがたくさん溜まっていると思います。
まずはその部分を
掃除機で吸い取りましょう。掃除機で取れない細かいほこりが中に詰まっている場合は、細かい筆や使わなくなった歯ブラシなどを使用して綺麗にしてください。これらも濡れたものは使用せず、乾いたものを使用するようにしましょう。

4.乾いた雑巾などでほこりを落とす

掃除機で吸い取ったら、取りきれていない汚れやほこりを乾いた雑巾で落とします。
ほこりは濡れた雑巾で拭くと汚れが広がってしまったりべちゃっとしてしまい掃除がしづらいので、濡れたものよりは乾いたものを使用することをおすすめします。

冷蔵庫の下の部分もついでに掃除するといいですね。破れてもう使用しないストッキングを針金ハンガーに通して使用するか、クイックルハンディを使用して左右に動かせば簡単にほこりが取れるので効率よく掃除ができますよ。

5.冷蔵庫裏の壁を掃除する

冷蔵庫の裏の壁にも黒ずみなどの汚れやほこりがついている場合があります。その汚れも乾いた雑巾で綺麗に掃除しましょう。乾いた雑巾だけではなかなか取れないという場合は、ウタマロクリーナーなど住宅用の洗剤を使用することもおすすめします。

6.コンセントのほこりをとる

冷蔵庫の後ろにコンセントがある場合は、コンセントに溜まっているほこりも掃除します。濡れた雑巾で拭くのは危険なので必ず乾いた雑巾で掃除するようにしましょう。

7.冷蔵庫を元の位置に戻す

全ての掃除が終わったら冷蔵庫を元の位置に今度は倒れないようにゆっくり戻し、ネジを回してストッパーを固定し、最初に外したカバーをもう一度つけて終了です。この時、ストッパーをしっかり固定していないと地震が起きた際に冷蔵庫が倒れてしまう危険があるので、ストッパーは必ずしっかりと固定してください。

また、冷蔵庫を元に戻すときは壁にピッタリくっつけず少し離すと普段気がついた時にストッキングハンガーなどで軽く掃除するということもできるのでおすすめです。

業者に頼むという手段も

この工程を見て面倒に感じたり、忙しくて冷蔵庫の掃除にゆっくり時間をかけられないという人もいると思います。かといって放置するのはお伝えしたとおりさまざまなデメリットがあるので危険ですよね。

そんな人は業者に頼んでしまうというのも一つの方法です。冷蔵庫の掃除に慣れている業者に頼めば自分では限界があった部分も綺麗に掃除してくれるというメリットがあります。業者とオプションにもよりますが、3ドアの冷蔵庫で1万円から1万5千円程度が相場です。普段の軽い掃除は自分でして、あとは業者に頼むというのも楽なのでおすすめですよ。

まとめ

冷蔵庫の掃除はただでさえ面倒ですが、裏も放置すると危険と知ってショックを受ける人も多いかもしれません。家の中を頻繁に掃除していて「そんなにほこりはないだろう」と思っていても、実際に冷蔵庫の裏を見てみるとほこりが溜まっていてびっくりするかもしれませんよ。頻繁に掃除しなければいけないわけでもないので火災などの危険を避けるためにも頑張って年に1度は掃除することをおすすめします。

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