キッチンで毎日のように使う調理家電が突然壊れると生活に支障をきたすため、大変に困ってしまいますよね。
日頃料理をしてない人でも、総菜などを電子レンジで温めるなどの調理はしているかと思います。そう、キッチンの調理家電は生活必需品なのです。ですから、炊飯器や電子レンジのように毎日の食事に必要な調理家電が急に故障してしまうと、何も食べられなくなってしまうので深刻です。
一方で、なぜか家電製品はまとめて壊れるという「あるある」もあって、家電の故障や寿命を「運」のせいにしてしまう風潮もありますよね(笑)
実際には、調理家電を長年使っていたら故障や不調の症状が現れるのは当然なのです。壊れるべくして壊れる・・・と。
そこで、急に寿命がきても困ることがないように、炊飯器と電子レンジの寿命や故障のサインについて、また、調理家電を長持ちさせるヒントもご紹介します。
目次
炊飯器の買い替えサイン
炊飯器の寿命はだいたい3年~10年です。寿命に幅があるのは、使い方や商品による違いもありますが、主には内釜の扱い方の違いによるものです。
内釜はダメになりやすくで、3年~5年程度で劣化して使えなくなってしまいます。本体はかなり丈夫なので、内釜よりも長く使うことができます。
また、最新型などではコンピューター制御の炊飯器が多くなっていることもあり、本体のセンサー部分から劣化が始まるケースも多く見受けられます。センサーの異常が焦げつきなどの炊きムラにつながるのです。
炊飯器の買い替えサインは以下のとおりです。
ニオイが取れなくなった
通常、炊飯器の炊きあがりはお米のいい香りがするものですが、劣化した炊飯器の場合、変なニオイや味がすることがあります。
内釜の手入れに問題がある場合もあるので、内釜をきれいに洗ってごはんを炊き直してみてください。それでもニオイがあるようなら、買い替えのサインです。
炊きあがりが異常
白飯をいつもの水量で炊いたはずなのに焦げたり、ベチャベチャしたりする場合、炊飯器の温度センサーの異常・故障が考えられます。
ご飯が炊けなくなった
内釜のコーティングが熱によってはがれてしまっていることが考えられます。最新式のIH炊飯器に多い症状です。内釜は思った以上に劣化が早いので、内釜だけでも買い替えることを検討してください。
炊飯器を長持ちさせる方法
炊飯器を長持ちさせるために、以下の方法をお試しください。
内釜でお米を研がない
内釜のコーティングが摩擦ではがれてしまわないように、内釜でお米を研がないようにしてください。
保温機能は使わない
熱に弱い内釜は保温しっぱなしにすると劣化につながります。ごはんの保温機能は極力使わないようにすることをおすすめします。
内釜の外側の水を拭いてから炊く
このひと手間で内釜の寿命を延ばすことができます。
次に電子レンジについてご紹介します。
電子レンジの買い替えサイン
電子レンジの寿命は10年前後です。もちろん、使用回数によって寿命は変わりますが、食材を温めるマイクロ波を放出する「マグネトロン」の寿命が1,000~2,000時間(=約10年間)とされているためです。
電子レンジの買い替えサインは以下のとおりです。
温まらなくなってきた
稼働はしているのに加熱に時間がかかったり、ムラがあるなどの症状は、マグネトロンが劣化している可能性が高いと思われます。温めにくくなっているのに使い続けてしまうと、さらなる故障の危険性も高めてしまうのでご注意ください。
頻繁に止まるようになった
設定時間より早く止まったり、温めている途中で一時停止するなど、作動が止まってしまうのは、センサーやタイマーが故障している可能性があります。長年の使用で基盤に異常があるケースがほとんどです。
異音や異臭がする
電子レンジから「ガリガリ」「キーキー」といった聞きなれない変な音がしたら、すぐに使用を中止してください。そのまま使用をし続けるのは危険です。
焦げ臭い異臭や金属が溶けたようなニオイを感じた場合も要注意です。
火花や炎・煙が出る
庫内に火花が発生しだしたらすぐに使用を中止してください。故障の可能性があります。
ただし、以下のケースは故障ではないと考えられます。
- 排気口がふさがっている
- アルミホイルやスプーンなどの金属を温めた
- 水分のない食品を温めた
発煙・発火があった場合は、動作を止めて電源プラグを抜いてください。あわてて急に扉を開けると、庫内に酸素が入り込んで炎が強くなることもあります。
ボタンが操作できなくなった
電子回路やファンモーターの故障、ヒューズの断線などの可能性あり、買い替えのサインです。
電源が入らなくなった
電源プラグやブレーカーを確認した上で電源が入らないとしたら、電子レンジが異常な状態です。買い替えをおすすめします。
パナソニック 電子レンジ 22L フラットテーブル メタルブラック NE-FL222-K
1000Wインバーターの庫内フラット単機能レンジ。インテリアに調和するデザイン。
税込 “22,800”円
電子レンジを長持ちさせる方法
電子レンジを長持ちさせるために、以下の方法をお試しください。
こまめに掃除をする
電子レンジの庫内は食品の油やカスに加えて調味料などが飛び散りやすく、汚れがついたままだと、内部のセンサーが反応しないケースがあり、寿命を縮めてしまう可能性があります。庫内のカスはしっかりと拭き取ってください。
金属を温めない
食品と一緒に金属やアルミホイルを加熱すると、マイクロ波を吸収して高速で活発化するため、電子レンジダメージを受けます。スプーンやフォークなどの金属やアルミホイルを取り除いてから温めることをお勧めします。
空焚きをしない
吸収する対象物がないとマイクロ波が不安定になりやすく、マグネトロンの劣化を早めてしまいます。「時短のため」などの理由があっても、空焚きはしないでください。
以上です。
炊飯器も電子レンジも、キッチンの主役。毎日の生活に欠かせない調理家電です。
正しく使用して長持ちさせたいものですね。
そして、買い替えサインをお見逃しなく!
パナソニック 電子レンジ 22L フラットテーブル メタルブラック NE-FL222-K
1000Wインバーターの庫内フラット単機能レンジ。インテリアに調和するデザイン。
税込 “27,182”円