今年は例年よりもひときわ暑い夏でした。
連日の猛暑で、皆さんのお身体も疲弊してしまったのではないでしょうか。
実は、真夏の猛暑で疲弊するのは人間の身体だけではありません。悲鳴をあげないだけで、夏家電も疲弊しているのです。
今回は、夏家電の疲弊とそのケアについてご紹介しましょう。
家電の夏バテ現象
夏場にフル稼働するエアコンや冷蔵庫の「冷やす機能」が低下してしまう…。たまったものではありませんね。
でも、それは夏家電の夏バテの症状です。最悪の場合、故障してしまうことも。
気温の上昇に伴ってエアコンの使用率があがる6月から7月の時期にエアコンや冷蔵庫の修理相談が多発しています。
それだけ家電の夏バテ現象が多いのです。なぜ、家電の夏バテは起きてしまうのでしょうか。
⑴夏バテの原因
・エアコンや冷蔵庫の設定温度と実際の気温のギャップにより負荷が生じる。
・試運転をせずに唐突にフル稼働させることで家電に大きな負荷が生じる。
・適正なメンテナンスをしていないため。
・夏は冷蔵庫の扉を頻繁に開け閉めするので、庫内の冷気が逃げてしまい冷却機能に負担がかかる。
⑵夏バテの危険信号
・室内機の水漏れ
・異常ランプの点滅
・異常音や異臭がする
これらの症状は危険信号です。家電はこんな形で悲鳴をあげているのです。
メーカーや業者に問い合わせてみてください。
使用時の注意
⑴冷却ファンや通気孔の清掃
冷蔵庫やエアコン、パソコンなどの家電製品は、内部の熱を外部に排出するために冷却ファンや通気孔を利用しています。
これらの部分がホコリや汚れで詰まると、冷却効果が低下し、動作不良や過熱の原因になる可能性があります。
定期的に清掃を行って、適切な通気を確保しましょう。
⑵適切な設置場所の選定
家電製品を設置する場所は、直射日光や高温の場所を避けるようにしましょう。
特に冷蔵庫やエアコンは、効率的な冷却や除湿を行うために涼しい場所に設置することが重要です。
⑶電源の適切な管理
家電製品の電源を不要なときに切ることで、発熱を軽減できます。
特にスタンバイモードでも一定の電力を消費する製品は、できるだけ電源を切るように心掛けましょう。
⑷冷却対策のアクセサリーの活用
一部の家電製品には、冷却対策のためのアクセサリーが販売されています。
冷却ファンやヒートシンクを追加することで、発熱を効果的に抑えることができます。
⑸定期的なメンテナンス
家電製品は定期的なメンテナンスが重要です。
取扱説明書に従って、定期的な点検やメンテナンスを行い、動作の安定性を確保しましょう。
⑹適切な使用時間の調整
家電製品を長時間連続で使用する場合は、一定の時間ごとに休憩を挟むなどして過熱を防ぎましょう。
まとめ
あなたを快適にするために大きな負荷を負い懸命に稼働してくれる夏家電たち…。
その実態を知ると、なんだか健気で愛おしくなってきますね。
そんな愛おしい家電だからこそ、大切にいたわってあげたいものです。
夏家電たちの悲鳴を聞き逃さないように、よく耳をすませてあげてください。
そして、ひと夏の感謝を込めて、夏家電に愛を!