みなさんは、どれくらいの頻度で冷蔵庫の掃除をされていますか?また、どのような方法で冷蔵庫の掃除をされていますか?大切な食材を保管する冷蔵庫は、常に清潔にしておかなければいけません。この記事では、冷蔵庫のお掃除方法について紹介しています。最後まで読めば、冷蔵庫がきれいになる掃除の仕方や冷蔵庫が汚れにくくなる方法がわかるはずです。
目次
冷蔵庫は掃除をして清潔に保とう!
冷蔵庫は、家族みんなが口にする食材や飲み物を保管する場所です。常に清潔な状態を保つ必要があり、日頃から掃除をすることが大切です。とはいえ、冷蔵庫にはたくさんの食材が入っていますので、掃除をするのは簡単なことではありません。また、大掛かりな掃除になると、短くても1時間ほどかかりますので、忙しいなかで掃除の時間を確保するのは大変です。しかし、時間がかからず冷蔵庫がきれいになる掃除の裏技があります。
「もっと簡単に掃除ができる方法はないのかな…」と考えている方は、冷蔵庫の掃除のコツを覚えると、常に清潔な冷蔵庫を保つことができるでしょう。
冷蔵庫の掃除が必要な理由
冷蔵庫は、肉や野菜の食品カスが落ちたり、飲み物や調味料から垂れた液体で汚れることがあります。また冷蔵庫は通気性が悪く、定期的に掃除をして清潔に保っていないと、カビや雑菌が発生してしまいます。
カビや雑菌は、嫌な臭いの原因です。また、食材を腐らせたり、雑菌が付着した食材を口にすることで食中毒やアレルギーを引き起こしてしまいます。大切な家族の健康被害を防ぐためにも、冷蔵庫の掃除はとても大切です。
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掃除が欠かせない冷蔵庫の部分
冷蔵庫の掃除が必要な理由はわかってもらえましたか?では、冷蔵庫を掃除するうえで、どの部分を掃除すればよいかを解説していきます。以下で紹介するポイントを押さえておくと、掃除がやりやすくなるはずです。
①冷蔵庫の外側・壁
冷蔵庫は、食材を保管する内側だけ掃除をすればいいわけではありません。冷蔵庫の外側や裏側は、埃や手垢で汚れています。冷蔵庫の外側表面はもちろんですが、冷蔵庫の真下・裏側・壁は、普段掃除ができないことから、大量の埃やゴミが溜まっています。埃やゴミもカビと雑菌の繁殖を促す原因になるため、掃除が欠かせない場所です。
②冷蔵庫の扉のゴムパッキン
冷蔵庫の扉についているゴムパッキンは、とくに黒カビが繁殖しやすい場所です。黒カビを放っておくと、食中毒・喘息・アレルギーを引き起こし、最悪の場合は命に関わる病気を引き起こします。また、黒カビがゴムパッキンに根付いてしまうと、完全に落とすことができません。掃除がやりにくい場所ではありますが、日頃から掃除が必要な場所です。
③冷蔵庫のトレー
冷蔵庫の食品を置くトレーは、食品カスや調味料から垂れた液体で汚れやすい場所です。食品カスはカビや雑菌の養分であり、放っておくと汚れがこびりついて掃除が大変になってしまいます。そのため、毎日掃除をしてもいいと言えるほど重要な場所になります。
④冷蔵庫の内側全面
食品トレーと同様に、冷蔵庫の内側全面は掃除が欠かせない場所です。直接食材が触れる場所であり、なおかつ汚れが直接ついてしまうため、掃除をして清潔にしておかなければ、雑菌やカビが繁殖してしまうでしょう。
冷蔵庫の掃除をするコツ
冷蔵庫には食材が置かれているので、掃除をするのが大変です。また、細かい作業の掃除が多く、頑固な汚れがある場合は掃除に時間がかかります。簡単に冷蔵庫を清潔に保つために、ここでは冷蔵庫の掃除をするコツをみてみましょう。
①拭き掃除は毎日する
冷蔵庫の汚れがひどくなってから掃除をしても、すでに汚れがこびりついて落ちにくくなっていたり、汚れが全体に広がっているため、掃除に時間がかかってしまいます。そのため、冷蔵庫の外側と内側の可能な範囲だけでも毎日拭き掃除をしておきましょう。汚れがひどくなる心配がなくなり、大掛かりな掃除をする際の作業が楽になります。
②汚れるたびにすぐ掃除をする
たとえば、冷蔵庫のなかで調味料がこぼれた場合、掃除をしなければいけないと思いつつも、面倒くさくて先延ばしにしたくなりませんか?しかし、汚れを放置しておくことで、汚れが冷蔵庫内に密着して落ちにくくなってしまいます。そのため、面倒に思うかもしれませんが、冷蔵庫が汚れるたびに掃除をする習慣をつけておきましょう。清潔感があり、衛生的にも問題がない冷蔵庫を維持することができます。
③掃除する日を決めて食材を減らしておく
冷蔵庫に食材が入った状態では、掃除をすることができません。ただでさえ冷蔵庫の掃除は大変であるのに、大量の食材を取り出す作業から始めるのは、本当に面倒なことです。そのため、前もって掃除をする日を決めて少しずつ食材を減らしておくと、スムーズに掃除をはじめることができます。食材の傷みを心配することなく、時間をかけて掃除することができます。
おすすめ!冷蔵庫のお掃除方法
上記で紹介した【掃除が欠かせない冷蔵庫の部分】や【冷蔵庫の掃除をするコツ】をもとに、実際の冷蔵庫のお掃除方法をみてみましょう。時間がかからず、簡単に冷蔵庫がきれいになるお掃除方法になっています。
冷蔵庫の外側・裏側のお掃除方法
冷蔵庫の外側は、埃や手垢で汚れています。とくに扉の取手の部分は、カビや雑菌が繁殖しやすい場所です。冷蔵庫の下や裏側には大量の埃が溜まっており、冷蔵庫の開閉時に埃やゴミが入ってしまうため、清潔にしておく必要があります。それでは、冷蔵庫の外側と裏側の掃除をする流れをみてみましょう。
【用意する物】
- 掃除機
- ほうきやブラシ
- 濡れたタオル
- 乾いたタオル
- 除菌用アルコールスプレー
①冷蔵庫の下に付いている床と固定するネジを緩めて、冷蔵庫を動かします。
②冷蔵庫が置かれていた床面や壁に付着している埃をほうきと掃除機で取り除き、濡れたタオルで拭きあげます。
③冷蔵庫の裏側には排気口があるため、掃除機で埃を吸い取った後に、濡れたタオルで拭きあげます。
④冷蔵庫の側面や扉部分は手で触れる機会が多いため、アルコールを吹きかけて乾いたタオルで拭きあげます。アルコールを使うことで除菌・消臭の効果が期待できます。
⑤濡れたタオルで拭いた床・壁・冷蔵庫の裏側が乾いたことを確認して、冷蔵庫をもとの位置に戻して掃除は完了です。
もし、除菌用アルコールスプレーがない場合は、レモンやレモン汁を使ってみてください。レモンには頑固な汚れと雑菌を分解する作用があるため、簡単に汚れを落としてきれいにしてくれます。
冷蔵庫のゴムパッキンのお掃除方法
汚れがひどく、黒カビが発生しやすい冷蔵庫のゴムパッキン部分は、定期的に掃除をして清潔に保つ必要があります。また、黒カビが発生しているか・していないかで一部掃除の方法が異なります。では、どのように掃除をするのかみてみましょう。
冷蔵庫のゴムパッキン部分は、黒カビが生えていなくても、食品カスやゴミが溜まる場所です。まだ黒カビが発生していない場合の掃除の手順は、以下の通りです。
【用意する物】
- 濡れたタオル
- 乾いたタオル
- 竹串か細長い棒
- 綿棒
- 除菌用アルコールスプレー
- 塩素系漂白剤
- キッチンペーパー
①ゴムパッキン内に溜まったゴミを取り除いて、濡れたタオルで拭きあげます。
②乾いたタオルに除菌用アルコールスプレーを吹きかけて、竹串などの細長い棒を使って消毒します。タオルを使った除菌が面倒な方は、アルコールを染み込ませた綿棒で消毒をすると楽にできます。
ゴムパッキン内にカビが発生している場合は、アルコール除菌をする前に漂白剤を使って可能な限り黒カビを除去しましょう。掃除の手順は、以下の通りです。
【用意する物】
- 塩素系漂白剤
- キッチンペーパー
- 乾いたタオル
- 除菌用アルコールスプレー
①水で5倍ほどに薄めた塩素系漂白をキッチンペーパーに染み込ませて、黒カビが気になる部分を覆います。
②冷蔵庫の扉を閉めて15〜30分ほど待ちます。
③漂白剤付きのキッチンペーパーを取って、乾いたタオルで拭きあげます。
④最後は、除菌用アルコールスプレーで消毒をして完了です。
黒カビの繁殖スピードは早く、衛生的によくありません。黒カビに気づいた時点で、すぐに漂白剤を使って徹底的に除去することをおすすめします。
冷蔵庫の中のお掃除方法
冷蔵庫のなかは直接食品が触れるため、徹底的に除菌・清掃をする必要があります。掃除の手順は、以下の通りです。
【用意する物】
- 濡れたタオル
- 乾いたタオル
- 除菌用アルコールスプレー
- メラミンスポンジ
①食品トレーを取り外して、食器用洗剤できれいに洗浄します。
②濡れたタオルで冷蔵庫のなかを丁寧に水拭きします。水拭きで落ちない汚れがある場合は、メラミンスポンジで軽くこすると落ちる場合があります。
③乾いたタオルで乾拭きした後に、除菌用アルコールスプレーがついたタオルで全体を消毒します。
④洗い終わった食品トレーを乾燥させて、もとに戻すと掃除は完了です。
メラミンスポンジは、力を入れすぎると冷蔵庫の表面に傷をつけてしまいます。軽く撫でる程度の力加減で汚れは落ちますので、使用する際は十分に気をつけましょう。
まとめ
冷蔵庫の掃除は、食材が入っていたり、細かい作業が多いため大変です。しかし、普段から拭き掃除を習慣づけておくと、汚れがひどくなることはありません。また、普段から掃除をすることで、大掛かりな掃除をする手間がなくなります。食中毒やアレルギーを起こさないためにも、清潔で衛生的に問題がない冷蔵庫を保ちましょう。