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冷蔵庫のお掃除は大変ですよね。しかし冷蔵庫が汚れていると、カビや雑菌が繁殖して食中毒やアレルギーを引き起こしたり、冷蔵庫から嫌な臭いが発生してしまいます。また、肉や魚、調味料などから垂れた液体が固まると、汚れを落とすことが難しくなるでしょう。ここでは、冷蔵庫のお掃除方法を紹介します。冷蔵庫を効率よく掃除するコツや、冷蔵庫の汚れを防ぐグッズも紹介しますので、大変だった冷蔵庫の掃除が楽になるはずです。

冷蔵庫を効率よく掃除するコツ

冷蔵庫の掃除は、細かい作業が多く時間がかかってしまいます。しかし、食材の傷みを考えると長時間外に出しておくわけにはいきませんので、手早く掃除を終わらせなければいけません。まずは、冷蔵庫を効率よく掃除するコツからみてみましょう。

①日頃から拭き掃除をしておく

冷蔵庫は、毎日さまざまな食材を出し入れするため、汚れるのは仕方がありません。汚れるたびに拭き掃除をしたり、1日の終わりに拭ける範囲だけでも拭き掃除をしておくことと、冷蔵庫が汚くなるのを防ぐことができます。たとえ大掛かりな掃除をするときも、時間がかからず簡単に掃除を終わらせることができるでしょう。

②掃除する日を決めて食材を減らしておく

冷蔵庫の掃除をする際に大変なことは、食材の出し入れや、掃除中に食材を保管する場所です。食材や調味料がたくさん入った状態では、掃除に時間がかかってしまいますし、長時間外に食材を置くと傷みを早めてしまうでしょう。冷蔵庫の掃除をする際は、あらかじめ掃除する日を決めて食材を減らしておいてみてください。掃除をスムーズに進めることができるはずです。

③冷蔵庫が汚れない対策をしておく

冷蔵庫を効率よく掃除するコツは、冷蔵庫の汚れを防ぐことです。たとえば、冷蔵庫の食品トレーにキッチンペーパーを敷いておくと、調味料がこぼれて汚れたとしても、冷蔵庫が汚れることはありません。新しいキッチンペーパーに交換するだけで掃除が終わるため、食材を気にしたり、時間や労力をかける必要なく掃除ができます。

部分別！冷蔵庫のお掃除方法

冷蔵庫を効率よく掃除するコツはわかってもらえましたでしょうか。冷蔵庫の掃除が楽になるので、ぜひ参考にしてみてください。ここからは、具体的な冷蔵庫のお掃除方法を紹介します。

冷蔵庫の裏・床・壁のお掃除方法

冷蔵庫を動かすと、普段見えない冷蔵庫の裏や床、冷蔵庫が置かれている場所の壁に大量の埃やゴミが溜まっています。冷蔵庫の外側とはいえ、扉の開閉時に冷蔵庫のなかへ入り込むため、掃除をしてきれいにしておく必要があります。ここでは、冷蔵庫の裏・床・壁の3つに分けてお掃除方法を解説します。

冷蔵庫の裏

冷蔵庫の裏は、大量の埃が溜まる部分です。とくに、下の部分にある排気口に埃が溜まりやすく、冷蔵庫内の空気の循環が悪くなって、食材が傷みやすくなるので掃除が必要です。

【用意する物】

・掃除機

・ほうきやブラシ

・濡れたタオル

・乾いたタオル

①ほうきと掃除機を使って、冷蔵庫の裏に溜まっている埃を取り除きます。

②濡れたタオルで汚れを落として、最後に乾拭きをして完了です。

冷蔵庫の床

冷蔵庫の床にも、大量の埃が溜まります。床に溜まった埃は、扉の開閉時に冷蔵庫のなかへ入りやすいため、定期的に掃除することをおすすめします。

【用意する物】

・掃除機

・ほうきやブラシ

・濡れたタオル

・乾いたタオル

①ほうきと掃除機を使って、溜まっている埃を取り除きます。

②濡れたタオルで汚れを拭き落とし、乾拭きして完了です。

調味料をこぼしたシミなどで床の汚れがひどい場合は、スポンジを使って磨き落としてから乾拭きしましょう。メラミンスポンジがあると、軽くこするだけで頑固な汚れが落ちるのでおすすめです。

冷蔵庫が置かれている壁

冷蔵庫の壁には、埃だけではなく黒ずみ(冷蔵庫の熱による日焼け)があります。壁の黒ずみを落とすことは容易ではなく、放っておくと壁紙を張り替える必要がでてくるので注意が必要です。

【用意する物】

・掃除機

・ほうきやブラシ

・濡れたタオル

・乾いたタオル

・食器洗い用洗剤

・スポンジ

・段ボールや薄い板

①ほうきや掃除機で壁に付着した埃を取り除きます。

②濡れたタオルで軽く汚れを落として、食器洗い用洗剤とスポンジで黒ずみを洗い落とします。

③壁の洗浄後に乾拭きをして乾かします。

④壁の黒ずみを防ぐために冷蔵庫と壁の間に段ボールや薄い板を挟んで完了です。

冷蔵庫は1年を通して熱を放っているため、段ボールなどを挟んで壁の日焼けを防ぎましょう。また、冷蔵庫を置くスペースに余裕がある方は、壁との間隔を10センチほど余裕を持たせることで、日焼けを防ぐ効果や、冷蔵庫を動かさずに楽に掃除をすることができます。

冷蔵庫の扉・側面のお掃除方法

案外きれいに見えている冷蔵庫の扉や側面には、埃や手垢が付いています。とくに扉の取手部分は、手垢による雑菌が繁殖しており、常に清潔にしておかなければいけません。入念に掃除をして溜まった手垢をしっかり落としましょう。

【用意する物】

・濡れたタオル

・乾いたタオル2枚

・除菌用アルコールスプレー

①冷蔵庫の外側全面を濡れたタオルで拭きます。

②乾いたタオルで乾拭きします。

③除菌用アルコールスプレーを吹きかけて乾拭きします。

冷蔵庫のゴムパッキンのお掃除方法

冷蔵庫の掃除をするなかで、もっとも汚れがひどく、掃除が大変な部分が扉のゴムパッキンです。ゴムパッキンには、食品カスやゴミが溜まりやすく、なおかつ冷蔵庫内の湿気で黒カビが繁殖します。しかし、黒カビが生えているかどうかで、掃除の仕方が一部異なります。

黒カビが発生していない場合

まずは、黒カビが発生していない場合のお掃除方法を紹介します。

【用意する物】

・小さめのブラシ

・濡れたタオル

・乾いたタオル

・竹串などの細長い棒

・綿棒

・除菌用アルコールスプレー

①ブラシを使ってゴムパッキンに溜まったゴミを取り除きます。

②濡れたタオルと竹串でゴムパッキン内を拭き掃除します。

③乾いたタオルにアルコールを吹きかけて、竹串を使って除菌します。もし、竹串が使いにくい場合は、綿棒で代用してもいいです。

黒カビが発生している場合

続いては、ゴムパッキン内に黒カビが発生している場合のお掃除方法を紹介します。

【用意する物】

・小さめのブラシ

・濡れたタオル

・乾いたタオル

・竹串などの細長い棒

・塩素系漂白剤

・キッチンペーパー

①ブラシを使ってゴムパッキン内の食品カスやゴミを取り除きます。

②水で5倍ほどに薄めた漂白剤をキッチンペーパーに染み込ませて、ゴムパッキンに被せます。

③30分ほど待った後に、濡れたタオルと竹串を使って、ゴムパッキンをきれいに拭きます。

④最後に乾いたタオルで乾拭きをして完了です。

黒カビは、食中毒を引き起こす原因です。また、黒カビの繁殖速度は早いため、黒カビを発見した時点ですぐに漂白処理を行いましょう。

冷蔵庫の内側のお掃除方法

冷蔵庫のなかは、直接食材が触れる部分です。食品カスや汚れが付着しやすく、常に清潔な状態を保たなければいけません。

【用意する物】

・濡れたタオル

・乾いたタオル2枚

・メラミンスポンジ

・食器用洗剤

・スポンジ

・除菌用アルコールスプレー

①食品トレーは、取り外してから食器用洗剤で洗浄し、乾燥させます。

②濡れたタオルで冷蔵庫の内側全面を拭きます。汚れがひどい場合は、メラミンスポンジで軽くこすって汚れを落とします。

③乾いたタオルで拭き上げた後に、除菌用アルコールを染み込ませたタオルで全体を除菌します。

④洗っておいた食品トレーを戻して完了です。

メラミンスポンジは、強くこすると冷蔵庫に傷をつけてしまいます。撫でるくらいの力加減で、優しく汚れを落としましょう。またレモンには、汚れや雑菌を分解する作用があるといわれており、直接汚れにレモンを塗ってタオルで拭くときれいになるそうです。自宅にレモンやレモン汁がある方は、一度試してみてください。

冷蔵庫の汚れを防ぐおすすめグッズ

大変な冷蔵庫の掃除を楽に行うためには、冷蔵庫の汚れを防ぐことが大切です。ここでは、冷蔵庫の汚れを防ぐおすすめのグッズを紹介します。お手頃な価格なグッズばかりですので、興味がある方は試してみてください。

食品トレーマット

冷蔵庫のなかは、食品カスや調味料が垂れた液体で汚れてしまいます。また、冷蔵庫の温度は0度〜2度に設計されていますので、汚れがすぐに固まって落ちにくくなるのです。そこでおすすめのグッズが、食品トレーマットです。紙製・ゴム製・ナイロン製など、いくつか素材はありますが、どれも抗菌・防カビ仕様になっているため、冷蔵庫を清潔に保ってくれます。100円均一で販売されている商品もあり、また洗って繰り返し使えるため経済的です。

収納カゴ

冷蔵庫で使える収納カゴを用いると、汚れを防ぐことができます。調味料がこぼれたとしても、収納カゴを取り出してすぐに洗ってきれいにできます。冷蔵庫本体を大掃除する必要がなくなりますし、冷蔵庫の中を整理できる一石二鳥のグッズです。

まとめ

冷蔵庫のお掃除は大変ですが、普段から汚れない使い方をするだけで、お掃除が楽になります。また、清潔な冷蔵庫が保てるため、安心して食材を保管できるのではないでしょうか。冷蔵庫が汚れない便利なグッズがたくさんありますので、ぜひ試してみてください。

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