洗濯機の掃除をすることで悪臭を断つことができたり、衣類に臭いが移ってしまうことも防ぎます。しかし、注意しなければならないこともあるので、ここで紹介する注意点なども把握しておきましょう。
目次
洗濯機が汚れにくくする方法
専用の洗剤を使用することで洗濯機の掃除をすることができますが、すぐに汚れてしまうと掃除をするたびに面倒に感じてしまいやすいです。そのため、洗濯機の掃除をすることも大切ですが、汚れてしまう原因を知ることも大切です。洗濯機が汚れてしまう原因が分かれば、汚れにくくする方法もおのずと分かるため、洗濯機の掃除をする頻度を抑えることができます。掃除をする頻度を抑えることができれば、面倒と感じにくくすることもできます。
次に、洗濯機を汚れにくくすることができる方法を紹介します。
適量の洗剤や柔軟剤を使用する
洗濯をするときに適量以上の洗剤や柔軟剤を入れてしまっている人も多いのではないでしょうか。特に、洗濯物の汚れが酷い時に洗剤の量を多くしてしまいがちです。しかし、洗剤の量を増やしても洗浄能力が急激に高まるわけではなく、適量の洗剤を入れて洗濯をした場合とあまり変わらないことも多いです。また、多すぎる洗剤や柔軟剤はカビの繁殖を手助けしてしまう原因になります。多すぎる洗剤は洗濯物に成分が残るだけではなく、洗濯槽の内部にも成分が残ってしまいます。
洗剤や皮脂の残りは雑菌の餌になるため、黒カビが発生しやすくなります。したがってどのような状況でも適量の洗剤や柔軟剤を使用するようにしましょう。
洗濯槽に衣類を入れっぱなしにしない
洗濯槽の中に衣類を入れっぱなしにしてしまっている人もいるのではないでしょうか。特に濡れている洗濯物を長時間入れておくことは洗濯槽が汚れる原因やカビの繁殖を促してしまう原因になります。そのため、濡れたバスタオルなどは早めに洗濯をすることをおすすめします。また、洗濯が完了した洗濯物も湿気を多く含んでいる状態であるため、いつまでも洗濯槽の中に入れておくのではなく、取り出して干すようにしましょう。
蓋は開けておく
洗濯機の蓋を開けておくことも洗濯機が汚れてしまうことを防ぐことができます。洗濯中はもちろん蓋を閉じる必要がありますが、洗濯機を回していないときにも蓋を閉じてしまっている人も多いのではないでしょうか。洗濯機の蓋を閉じていると洗濯機内部は密室に近い状態であるため、濡れている洗濯物を入れていると内部でこもってしまいやすく、カビが発生しやすくなってしまいます。特に湿気の多い梅雨の時期などは洗濯機を回していないのであれば、蓋を開けておくようにしましょう。
洗濯機の掃除をするときの注意点
洗濯機の掃除をする時には注意しなければならないことがあります。注意点や使い方を把握せずに掃除をしてしまうと衣服にダメージを負わせてしまう可能性もあるので、注意しましょう。次に、洗濯機の掃除をするときの注意点を紹介します。
洗剤の使い方を知る
洗濯機用の洗剤にはつけ置きタイプと洗濯槽を回して排水するタイプに分けることができます。つけ置きタイプの洗剤は洗濯槽にぬるま湯を入れ、そこに洗剤を入れて軽くかき混ぜます。あとは数時間放置して浮き上がった汚れを取り、脱水やすすぎをします。一方洗濯槽を回して洗浄する洗剤は水を入れていない状態の洗濯槽に洗剤を入れ、後は通常運転をさせるだけです。そのため、後者の洗剤のほうが手間がいりません。
洗剤の使い方を知らずに、間違った使い方をしてしまうとうまく汚れを落とすことができないだけではなく、排水ホースなどがつまってしまう原因にもなります。
ドラム式の洗濯機では使用できない洗剤がある
洗濯機は縦型洗濯機とドラム式洗濯機に分けることができます。縦型洗濯機は昔ながらの形の洗濯機で、ドラム式洗濯機は高さが低く、洗濯物を入れやすく、取り出しやすいなどのメリットがあります。また、ドラム式洗濯機の方が最新機能が備え付けられている場合が多いため、ドラム式洗濯機に買い替える人も多いです。しかし、洗濯槽用の洗剤でつけ置きタイプの洗剤はドラム式洗濯機には使用できない場合があります。そのため、間違った洗剤を購入したり、使用しないようにしましょう。
換気をするようにする
洗剤は塩素系と酸素系に分けることができ、それぞれ特徴や性能に違いがあります。特に取扱いに気をつけなければならない洗剤が塩素系であり、洗浄能力は高いですが、臭いがキツイ注意点があります。そのため、塩素系の洗剤を使用するのであれば、換気をするようにしましょう。洗濯機が設置されている場合が多い脱衣所は狭い空間になっている場合も多く、塩素の臭いが充満しやすいです。人によっては長時間吸いすぎると気分が悪くなってしまうこともあります。
したがって塩素系の洗剤を使用するのであれば、脱衣所の窓を開けるだけではなく、浴室の窓を開けたり、換気扇を回すようにしましょう。
洗浄中は衣類を入れない
あまり行うことはないと思いますが、洗濯機の掃除をしているときに衣類なども一緒に洗おうとしないようにしましょう。洗濯槽を掃除をするときに普段通り洗濯槽を回し、すすぎや脱水を行うこともあります。そのため、衣類を入れれば一緒に洗うことができると考えてしまうこともあります。しかし、洗濯槽で使用している洗剤は衣類用ではなく、あくまでも洗濯槽の汚れを落とすための洗剤であるため、衣類には強い成分に仕上げられている場合が多いです。
そのため、洗濯槽の洗浄を行っているときに衣類を入れてしまうと変色してしまったり、縮んでしまうなどトラブルになりやすいです。また、洗濯槽の汚れが衣服に付着してしまい、逆に汚れてしまったり、悪臭がついてしまう原因にもなります。
ナイロン手袋などを装着する
洗濯機で使用する洗剤は強い成分が含まれている場合も多く、肌に成分が触れるとカブレなどの症状が出てしまうこともあります。特に、塩素系の洗剤の成分はきついので必ずナイロン手袋やゴム手袋で直接皮膚に成分が触れないようにしましょう。
違う系統の洗剤を混ぜない
上記でも紹介したように洗濯機の掃除で使用する洗剤は酸素系と塩素系に分けることができます。この2種類の洗剤を混ぜて使用してしまうことは止めましょう。洗剤の取り扱い説明にも混ぜることは危険であると説明されている場合が多く、非常に危険な行為です。混ぜて使用してしまうと有害な物質が発生してしまうリスクがあるだけではなく、洗浄能力が低下してしまうこともあります。そのため、2種類の洗剤を混ぜて使用することはデメリットでしかありません。
そのほかにも使用する洗剤は適量を守るようにしましょう。多すぎる洗剤はすすぎをすることができず、成分が洗濯槽内部に残ってしまいやすいです。そのような状態で衣服を洗濯してしまうと残っていた洗剤の成分の影響を衣服が受けてしまいます。
まとめ
洗濯機の掃除をするのであれば、洗濯機の掃除の方法を知るだけではなく、注意しなければならないことも把握しておきましょう。注意点を把握せずに洗濯機の掃除を行うことは危険です。