毎日の食事に欠かせないのがお米です。
日本人の主食だからこそ、美味しく食べたいですよね。
一口でお米と言っても、お米には年によって出来不出来がありますし、グレードの違いもあります。ハイグレードのお米を使えば美味しいとわかっていても、それなりのお値段ですので、毎度毎度使うわけにもいきませんよね。
そこで今回は、安いお米でも美味しくいただけるちょっとしたコツをご紹介します。
それも、キッチンの調理家電の中でも定番中の定番である「普通の炊飯器」を使って簡単にできる方法です。
普通の炊飯器で普通のお米を炊いても、きちんとポイントを押さえて炊飯すれば、より美味しさが引き出せるんですよ。
洗米の裏技
お米をゴシゴシと研いではいませんか?
現在の精米技術はかなり向上しているので、昔のようにお米とお米を擦り合わせて研ぐ必要はありません。たっぷりの水でサッと洗うようにしましょう。
この際に気をつけたいのは、米に水を注がないこと。それでは吸水にムラができてしまいます。ボウルに張ったたっぷりの水に米を一気に入れるのが正解です。
最初の洗米は、手早くサッと洗ってすぐに捨ててください。最初の水には糠がたくさん含まれているので、糠まみれの水を米に吸わせないためにも水はすぐに捨てます。その後、水を4~5回ほど替えて洗うのですが、水が完全に澄むまで洗う必要はありません。
また、力を入れて研ぎすぎると米が割れる原因になるのでご注意を。
お水の裏技
お米は、沸騰するまでの時間が長いほど甘みが増します。
つまり、お米を冷たい水で炊けばご飯が沸騰するまでの時間がかかるので、甘みのある美味しいご飯が頂けるのです。
こんな方法をお試しください。
(1)冷水で炊く
冷蔵庫で冷やした水温15度の冷水が適温と言われています。
(2)氷を入れて炊く
水量を少なめにして、1合あたり2つの氷2つ投入すると、ご飯がツヤツヤに炊き上がります。
どちらも、冷蔵庫さえあれば、誰でも簡単に試すことができる裏ワザです。
ぜひお試しください。
また、水加減にもコツがあります。
基本的には炊飯器の目盛り通りの水量で問題はありませんが、新米を使う場合は古米に比べて水分量が多いので、若干水を少なめにしましょう。
また、無洗米の場合は通常の一割増し位の水が適量になります。柔らかめ・固めなどのお好みも水加減で調整してください。
そして、お米には充分に吸水させてください。吸水時間によって炊きあがりに差が出ます。
夏場は30分、冬には2時間程度を目安に水に浸けておくことがおすすめです。なお、吸水時間が長いほど良いというわけではないので、ご注意を。
ご家庭の炊飯器はスイッチを押すだけで簡単にご飯を炊けますので、特に注意する点はありませんが、タイマー炊飯などで吸水時間が長くなりすぎることがあるので要注意です。
次回は、炊飯の時に「少し加える」だけでお米が美味しくなる裏技をご紹介します。