エアコンの故障は一大事です。特に真夏の故障は命の危険にさえ影響する重大な問題になり得ます。
エアコンが故障した際には修理を依頼すべきなのか、それとも、それを機会に新しいエアコンに買い替えるべきなのか…。
一刻も早くエアコンを稼働させたい…という逼迫した状況の中での判断は難しいところです。
前々回は「エアコンを修理すべきか・買い替えるべきか」を判断するポイントを、
そして、前回はエアコンを修理する場合のメリット・デメリットをご紹介しました。最終編の今回はエアコンを買い替える場合のメリット・デメリットをご紹介します。
エアコン買い替えのメリット
①修理費用よりも安い場合がある
エアコンの使用年数や故障個所によっては修理費用が高額になってしまう場合があります。
(コンプレッサーや熱交換器の交換、ガス漏れの修理は特に高額になり、十数万円もかかることがあるそうです)。
エアコン業者に修理費用の見積りを依頼し、新品エアコンの購入価格+設置費用と比較してみることをお勧めします。
また、新型のエアコンは省エネ効果が高いため、買い替え後に電気代が安くなったケースも多くあり、それも買い替えのお得感と言えるでしょう。
②エアコンの性能が向上する
・省エネ機能で電気代がお得になる
・高機能により快適空間が実現する
・長寿命化により、長い目で見ると経済効果が高い
・温室効果ガスの排出抑制で地球環境保全に貢献
③エアコン環境の改善
今使っているエアコンの内部に結露ができカビが発生している場合、エアコンを買い替えることで状況を一新することができます。
エアコンのカビは喘息やカビアレルギーの原因になりますので、状況は深刻です。
エアコンの買い替えが生活環境の改善につながるケースがあるのです。
エアコン買い替えのデメリット
①軽微な修理に比べ費用がかかる
エアコンの買い替えには購入費用や設置費用、古いエアコンの撤去処分費用などの初期費用が発生します。
また、エアコンの効率や機能が高いほど高額になる傾向もあります。
軽微な修理で済む場合には、買い替えをせず修理して使い続けるのも選択肢のひとつでしょう。
②取り付けに期間を要する
新しいエアコンを設置する場合、既存のエアコンユニットの撤去と新しいユニットの設置が必要となります。
また、新しいエアコンユニットの設置場所や配管、電源の調整などの工事が必要な場合もあります。
もちろん、注文から配送までの時間もかかります。軽微な修理は往々にしてその場でエアコンが使えるようになりますが、
買い替えの場合は一定期間を要し、その間はエアコンが使えなくなることを覚えておいてください。
③古い機器の廃棄の問題
エアコンの買い替えによって古いエアコン機器が廃棄される場合、適切なリサイクルや廃棄処理が必要となります。
不適切な廃棄物処理は環境への悪影響を及ぼす可能性があります。また、不法投棄などをすれば罪に問われます。
まとめ
いかがでしたか。今回はエアコンの修理・買い替えに関するメリットとデメリットをご紹介しました。
双方にメリットもデメリットもあることがわかっていただけたかと思います。
エアコンが故障したらメーカーや業者に問い合わせをし、
修理の見積もりを取ると同時に新しいエアコンの購入価格や配送までの期間、最短の工事日程などを調べ、メリットの多い方法を賢く選んでくださいね。