エアコンが動かない!でも原因はわからない!
これは、誰もがパニックになってしまう場面ですよね。
果たして、エアコンは本当に故障しているのでしょうか。
実は故障以外の原因で動作しなくなっていることが多いのです。
今回はエアコンが本当に故障かどうかをチェックしていきましょう。
目次
1.電源プラグが抜けている
電源スイッチを押してもエアコンが全く動かないとき、
実は、コンセントから電源プラグが抜けてしまっている可能性があります。
何かのきっかけで電源プラグを抜き、そのままになってしまっていることもあります。
特にエアコンを使っていない期間(春や秋)に電源プラグを抜いてエアコンを休ませておくような方もいらっしゃるでしょう。
電源プラグを入れたままにしていても、何かのはずみで抜けてしまうこともあります。
エアコンが動かないときには、電源プラグを入れ忘れていないか確認してみましょう。
また、落雷などの影響によってブレーカーが落ちたままの状態になっている可能性もあります。ブレーカーも確認してみてください。
2.温度設定が適切でない
エアコンは動いているけど温風や冷風が出てこない…。
そのような場合には、エアコンが適切に温度を設定されていない可能性が考えられます。
「冷房時に室温よりも高い温度が設定されている」「暖房時に室温よりも低い温度が設定されている」といった場合、
エアコンが稼働する必要がなくなってしまうので、常温の送風モードに切り替わることがあります。
つまり、室温が26度のときに28度設定で冷房しようとすると、室温の方が低いため冷風は出てこないのです。
冷暖房が効かない場合には、エアコンの設定温度を変更してみてください。
また、運転モードの設定が間違っている場合も考えられます。
冷房運転をしているつもりが、暖房運転に設定してしまっているようなケースです。運転モードの設定も確認してみてください。
3.室外機がふさがっている
エアコンが冷風を出しているときに室外機から熱い空気が排出されていることはご存じかと思います。
室外機の周りに荷物などの障害物で塞がっている場合は熱い空気を排出できずに、
熱交換が潤滑にいかなくなるためエアコンがうまく機能しなくなってしまい、冷房の風が出にくくなってしまうことがあります。
最悪の場合停止してしまうことも…。
室外機の周りにはできるだけ物を置かず、適切なスペースを空けるように心がけ、室外機がモノで遮られないようにしておきましょう。
4.霜取り運転になっている
冬に暖房を使用しているとき、暖房が勝手に止まってしまったり、
温風が出てこなかったりする場合は霜取り運転中の可能性があります。
冬は室外機に霜がつきやすくなるため、室外機についた霜を熱で溶かす機能が霜取り運転です。
一時的に温風を止めて室外機に付着した霜を溶かすため、霜取り運転中は暖かい風が出なくなります。
しかし、取り運転は霜がなくなったら自動で終了しますので、しばらく待っていると通常運転に切り替わり温風を出すようになります。
もしも、霜取り運転が何度も繰り返して稼働するようであれば、
室外機に霜が付きやすくなっているのかもしれません。取扱説明書などで対処法を確認してください。
5.部屋の広さとエアコンの性能が合っていない
エアコンの性能に対して部屋の広さが合っていない場合、
十分に部屋が暖まらなかったり冷えにくかったりするなど十分な冷暖房効果が得られません。エアコンには適用畳数があります。
機種ごとに最適な部屋の広さが設定されていますので、部屋の広さに合わせて選ぶ必要があります。
お使いのエアコンが部屋の広さに合っていなかった場合には、
ドアや仕切りなどを上手く使って部屋の空間を仕切り、部屋の広さを変えることで改善する場合もあります。
6.リモコンが故障している
実は壊れているのがリモコンの方だった場合、
どう操作してもエアコンは動きませんので、「エアコン本体が壊れた!」と勘違いしてしまうケースがあります。
エアコン本体についているボタンで操作するとエアコンは動く…といった場合にはリモコンの故障の可能性があります。
リモコンが効かなくなる主な理由と対処方法は以下の通り。
・電池が古くなり切れている⇒電池を交換してください。
・ボタンにホコリなどの異物が詰まっている⇒ボタンに詰まっているゴミを取り除いてください。
・赤外線部分が汚れている⇒赤外線部分の汚れを掃除してください。
まとめ
いかがでしたか?
エアコンがおかしくなったときの理由は故障だけではないのです。
エアコンの異常を感じたら、慌てず落ち着いて状況を確認し、然るべき対処をしてください。
そして、快適なエアコンライフをお過ごしください。