エアコンは、快適な温度にしてくれる便利な家電ですが、使い方次第で風邪をひいてしまいます。実際に、エアコンで風邪をひいた経験がある人は多いはずです。この記事では、エアコンで風邪をひく原因や対策を中心に紹介しています。
目次
エアコンで風邪をひくって本当?
部屋を快適な温度にしてくれるエアコンですが、実は風邪をひく原因の1つでもあります。実際にエアコンを使った途端に風邪をひく人は多く、また風邪が長引く傾向がみられます。さらに夏の冷房、冬の暖房、どちらの季節もエアコンの使い方次第で風邪をひいてしまいます。便利なエアコンで風邪をひかないためにも、原因と対策を覚えておきましょう。
エアコンで風邪をひく原因
エアコンで風邪をひかないために、まずはエアコンで風邪をひく原因をみてみましょう。
室外と室内の温度差
エアコンで風邪をひく1番の原因とされているのは、外と室内の温度差です。たとえば、真夏の暑い場所から冷え切った室内に入った瞬間は、涼しくて心地よい気分になるでしょう。しかし、急激な温度の変化は体温調整の働きを悪くし、免疫力を低下させます。その結果、鼻水や喉の痛み、場合によっては高熱を出してしまうのです。
免疫力が活発になる温度は、28度前後といわれています。急激な温度変化を避けるために、エアコンの冷房は28度、暖房は20度を目安に設定することをおすすめします。
空気の乾燥
エアコンをつけて寝てしまった結果、翌朝鼻や喉の調子が悪くなった経験がある人は多いのではないでしょうか。実はエアコンの風は、冷房・暖房問わず常に乾燥しています。長時間エアコンの風に当たっていると、鼻や喉の粘膜が乾燥して免疫力が低下してしまうため、風邪をひいてしまうのです。エアコンを使う時間や、空気の乾燥を防ぐことが、風邪の予防に繋がります。
汚れた空気を吸い込んでいる
エアコンから冷風・温風がでる仕組みは、室内の空気を取り込んだ後に熱交換器を通すことによって、冷たい風と暖かい風が排出されています。実は室内の空気を取り込む際に、空気中に舞う埃やゴミまで一緒に吸い込んでおり、エアコン内部は汚れているのです。また、エアコン内部は湿気が高く、カビが繁殖しやすい環境でもあります。掃除をしていないエアコンを使い続けていると、カビや埃を含んだ風を吸い込むことになり、喉や鼻の奥が傷ついたり、悪い菌を撃退するために発熱したりと、風邪をひいてしまいます。
エアコンで風邪をひかない対策7選
エアコンで風邪をひく原因がわかってもらえたと思いますが、どうすれば風邪をひかずにエアコンを快適に使えるのか気になっている人がいるはずです。ここでは、エアコンで風邪をひかない対策を紹介します。
部屋を冷やしすぎない&暖めすぎない
暑い日は部屋を涼しくしたくなりますし、反対に寒い日は暖房で部屋を暖かくしたくなるはずです。しかし、外との温度差が大きすぎると体温調整がうまくできなくなり、免疫力が低下して風邪をひいてしまいます。部屋を冷やしすぎたり暖めすぎると風邪をひきやすくなるため、急激な温度変化は避けて、少しずつ設定温度に合わせていきましょう。
設定温度を一定にする
部屋の冷やしすぎ・暖めすぎは風邪のもとですので、エアコンの設定温度は一定に保ちましょう。エアコンの温度を一定に保つと外との寒暖差が少なくなるため、風邪を防ぐ効果があります。また環境省によると、エアコンの冷房は28度、暖房は20度が理想とされています。風邪の予防だけではなく、電気代の節約にも繋がる一石二鳥の対策になるはずです。
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エアコンの風を直接受けない
暑日・寒い日は、直接エアコンの風を受けて快適な温度にしたいと思うはずです。しかしエアコンの風邪を直接受けると、急激な体温変化を起こして免疫力を低下させてしまいます。直接エアコンの風邪は受けずに吹き出し口を天井や床に向けて、少しずつ部屋全体を設定温度に近づけて、体を慣らしていくことが大切です。
衣類で体温調整をする
自宅だけがエアコンを利用する場所ではありません。職場・学校・病院など、行く先々でエアコンが使われています。ただ、個人に合わせてエアコンの設定温度を変えることができませんので、状況に応じて衣類で体温調整を行うことが風邪予防に繋がります。とくに夏の冷房は、場所によって強弱が異なります。あらかじめブランケットや薄手のカーディガンを準備して「冷房が強すぎて寒い」と感じる場合に活用しましょう。
就寝時はタイマー機能を使う
エアコンで風邪をひきやすいタイミングは、就寝時といわれています。一晩中エアコンをつけたまま寝てしまうと、喉や鼻の粘膜が乾燥して免疫力を低下させてしまいます。とはいえ、睡眠で体を休ませる必要がありますので、スムーズに睡眠できる快適な温度にしておく必要もあります。
そのため、就寝する30分ほど前からエアコンをつけて寝室を快適な温度にしておき、就寝後2〜3時間でエアコンが切れるようにタイマーを設定しておきましょう。エアコンのタイマー機能を使うことで、風邪をひくリスクを抑えることができるはずです。
加湿器を使う
エアコンを使うと空気が乾燥して風邪を引きやすくなるため、加湿器を活用して快適な湿度に保ちましょう。空気中に湿度があると、鼻や喉の粘膜を保護してくれます。免疫力が落ちる心配もなくなり、風邪の予防に繋がります。しかし加湿器を使って湿度を高めすぎると、カビが発生しやすい環境になり、かえって体調を崩すことがあります。風邪とカビの発生を防ぐために、湿度は40~60%がおすすめです。
定期的にエアコンを掃除する
定期的にエアコンの掃除をすることで、風邪を予防できます。エアコン内部は、埃やゴミで汚れており、なおかつカビが繁殖しやすい湿度になっています。汚れたエアコンを使い続けていれば、カビやウイルスが含まれた風を体内に取り込んでしまうため、風邪だけではなく、気管支疾患や皮膚疾患を引き起こしてしまうそうです。そのため、2週間に1回のペースでエアコンの外側・吹き出し口・フィルターの掃除を行って、エアコンを清潔に保ちましょう。エアコンが長持ちしたり、電気代の節約にも繋がるのでおすすめです。
まとめ
エアコンは快適な温度にしてくれる一方で、風邪をひく原因を作ってしまいます。エアコンによる急激な温度変化と空気を乾燥させないことに気をつけて、風邪を予防しましょう。また、定期的にエアコン掃除をすることも、風邪の予防に繋がります。エアコンを使うと風邪をひいてしまっていた人は、これまでのエアコンの使い方を見直してみてください。
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