最近、エアコンの調子が悪い!
そんな時、すぐに買い替えを検討すべきなのでしょうか。
それとも、何らかの処置を施せばエアコンは安全に使い続けられるのでしょうか。
前編では「エアコン寿命のサイン」を3つご紹介しました。
①冷房や暖房の効きが悪くなる
②エアコンから異音がする
③エアコンの風や本体が臭い
今回は、エアコン寿命のサインを更に3つご紹介します。
エアコン寿命のサイン
④室内機の水漏れ
室内機からの水漏れは、室内機に発生した結露や凝結物を外に排水するドレンホースという排水管の詰まりが原因である可能性が高いでしょう。
ドレンホースとはエアコンの室内機から室外に伸びているホースのことで、一般的には柔軟なプラスチック製やゴム製のチューブ状のものです。
ドレンホースはエアコン使用時に部屋に溜まっている湿気も同時に吸収してしまうため、
エアコン内部に結露を発生させることがあるのです。
エアコン本体から水漏れしている場合は、ドレンホースを掃除することで解決することが多くあります。
それでも直らない場合は、フィルターやフィンの掃除をしてみるのがよいでしょう。
フィルターやフィンに汚れが溜まっていると、内部に結露が溜まって水漏れの原因となる場合があります。
ですから、エアコン全体の掃除(特にフィルター)は定期的に行っておくのがおすすめです。
⑤エアコンを使うとブレーカーが落ちる
家電を長く使い続けていると、知らない間に内部でショートや漏電が起こっている場合があります。
エアコンも同様です。漏電ブレーカーが落ちるようになった場合は、発火の危険性があるので使用を中断して専門業者に点検を依頼してください。
一方、アンペアブレーカーが落ちる場合は、契約よりも多くの電力を同時に使っていることが考えられます。
電子レンジなどの「使用電力量の多い家電」を同時に使用していなかったかどうかを確認してみてください。
他の家電を使っておらず、しかも、エアコンをつけるたびにブレーカーが落ちるのであれば、エアコン内部の不具合である可能性があります。
例えば、コンプレッサーの故障や経年劣化が原因であることが多いので、買い換えを検討してみてください。
⑥リモコン操作が効かない
リモコン操作が効かなくなった時には3つの原因が考えられます。
・リモコンの電池切れ
リモコンの電池が古くなって切れているというのはよくあることです。新しい電池と交換してリモコンの操作をし直してみてください。
・リモコンの故障
リモコンの故障を確認するにはエアコンの室内機本体を手動で起動させてみることです。
エアコン本体の前面カバーを開け、ボタンを操作してエアコンを起動してみてください。
それでエアコンが起動したなら、リモコンが故障している可能性があります。その際は、メーカーなどに問い合わせてみてください。
・エアコン本体の故障
エアコン本体のボタンを操作しても起動しなかった場合は、リモコンではなくエアコンの故障の可能性が高いでしょう。メーカーに問い合わせるか、買い替えを検討してください。
まとめ
しかし、今回ご紹介したような寿命のサインが現れた場合、しかも、購入からある程度の年数が経っている場合には、
修理よりも買い替えた方が安く済む場合もあります。状況に応じて賢くご判断くださいね。