夏のはじまり。エアコンを起動してみたらなんだか生臭い…。そんなエアコンの臭いに悩まされた経験はありませんか。カビが原因なのか、埃が原因なのか、臭い取りをしたいけれど、原因が分からない。
今回は、エアコンの臭いにお悩みを持つアナタのために、エアコンの臭いの原因から臭い取りの方法、対策などを徹底紹介していきます。
エアコン臭い…原因はカビ?対策と臭い取り方法は?【2022年版】
エアコンがカビ臭い・生臭い原因を臭い取りの方法、裏技もご紹介
エアコンがカビ臭い・生臭い原因を臭い取りの方法、裏技もご紹介
「エアコンがカビ臭い」「エアコンが生臭い」そんな不快な臭いを除去するためには、まず臭いの原因を知る必要があります。ここでは、エアコンの臭いの原因、また臭い取りの方法を順番に見ていきましょう。
エアコンから酸っぱい臭いがする原因は?
エアコンは、室内の空気を吸い込んだ後、エアコン内部で空気が循環され、温かい風や冷たい風を外に放出する仕組みになっています。室内の空気を吸い込む際に、同時に室内の悪臭や、細菌も吸い込んでしまうのです。この過程で悪臭が生じます。
具体的に例を挙げると、埃や汗の臭い、ペットの臭いや料理中の油の臭いまでも吸い込んでしまいます。結果として、様々な香りがエアコン内部で混ざり、酸っぱい臭いを放出するのです。
また、埃や粉末かした唾液などの汚れは、酸っぱい臭いを放つだけでなく、カビ発生の原因ともなります。エアコンから生臭い風を感じた場合、カビを疑う必要があります。
エアコンから酸っぱい臭いがするときの臭い取りの方法は?
エアコンの臭い取りを行うためにはまず、カビの原因となるエアコン内部の汚れを綺麗に保つことが必要です。
1.エアコンのフィルターを清潔にする
まずは、カビの原因となる汚れが溜まりやすいエアコンフィルターを、清潔に保ちましょう。汚れを除去する方法は、フィルターの埃を掃除機で吸い取った後、水洗いをするだけです。ただし、汚れがひどくない場合は、掃除機で埃を吸い取るだけで、十分な臭い取り効果が発揮されます。
また、水洗いする場合に注意しておきたいのが、フィルターを陰干しで完全に乾かすこと。
半乾きのまま、フィルターをエアコンに装着してしまうと、返ってカビの原因になりかねないので気をつけましょう。
2.エアコンの吹き出し口を綺麗にする
エアコンの風の出口が汚れた結果、悪臭を放つこともあります。そのため、エアコンの風の吹き出し口も清潔に保ちましょう。
コンセントを抜いた後、薄めた中性洗剤で拭き取ってあげるだけなので、簡単にお手入れが可能です。
3.室内自体を掃除する
エアコンの嫌な臭いの原因は、エアコン内部だけに限りません。室内の埃を掃除機で吸ってあげることで、結果的にエアコンが吸い取る空気が清潔に保たれ、エアコン内部の悪臭を防ぐことが可能です。
4.エアコンクリーニングを頼む
上の3つを試しても解決しなかった場合は、エアコンの専門業者さんにクリーニングを頼むことを検討してみてもいいかもしれません。
エアコンは買い替える優先順位の低い家電だからこそ、ずっとそのままにしておくこともあるでしょう。エアコンの臭いが取れずに新しいものを買い替えようと考える前に、一度業者に相談することで、解決ができる場合もあります。
クリーニング料金は6,000円から12,000円が相場です。
エアコンの臭い取りをおこなう裏技1:冷房16度運転法
エアコンの臭い取りをおこなう裏技として、SNS上でも反響のある裏技が「冷房16度運転法」!やり方は、部屋の窓を全開にして、冷房16度で1時間ほどエアコンを運転するだけです。こんな方法でエアコンの臭いを少し和らげることができるのなら、試してみるのもいいですね。
エアコンの臭い取りをおこなう裏技2:暖房30度運転法
先ほどご紹介した「冷房16度運転法」の臭い取りとは全く逆の方法です。部屋の窓を全開にした状態で、暖房を30度で1時間、暖房をつけておくというもの。カビの生育最適温度が25〜28度であるという科学的な根拠から、30度に設定されています。
ただしこの方法のデメリットとして、換気で1時間部屋が寒くなってしまうこと。「1時間は別の部屋に移動する」などの工夫をしながら実験してみてください!
エアコンの臭いを予防する対策
理想としては、エアコンの臭い取りをおこなう以前に、臭いの予防対策ができたら良いですね。臭いを予防する方法として、手間のかかることを想像しているアナタも安心してください。
基本的に、臭いの予防対策に必要なことは、室内のこまめな換気です。エアコンの性質上、室内の空気をエアコン内部に吸い取ってしまうことが、臭いを作る原因です。そのため、室内の空気をこまめに換気して、清潔な空気を保つことが、臭い予防の対策になります。
また、運転停止の前に、送風に切り替えることもおすすめです。送風運転することによって、エアコン内部の水滴を乾燥させ、カビを防ぐことに繋がります。
エアコンの臭いを除去するときの注意点
臭いを除去する上で、気をつけてほしいことが、掃除道具。
ファブリーズなど、消臭スプレーの使用には注意が必要です。一見、香り付きの除消臭スプレーで臭いを軽減させられるように感じるかもしれません。しかし、液体スプレーは電気製品のエアコンが故障する原因に繋がるので、むやみやたらにスプレーを吹きかけることはやめましょう。
また、フィルター清掃の際に、たわしやお湯などで掃除することも危険です。繊細な部品が破損したり、変形したりしてしまうことも考えられるので、できるだけ水や薄めた中性洗剤を使って素手で洗うことをおすすめします。
掃除道具以外にも、エアコンフィルターの半乾きには十分注意してください。せっかく臭い取りをおこなうためにフィルターの掃除をしたとしても、半乾きのままエアコンに装着してしまっては、逆効果です。
エアコンの臭いに悩みたくない方は自動掃除機能付きがおすすめ
「臭い取りの際、業者にクリーニングを頼むのはコストがかかる」そんな懸念点を持つアナタにおすすめなエアコンが、自動掃除機能付きのエアコンです。
自動掃除機能とは、エアコン内部に備え付けられているブラシが、エアコンを自動で掃除してくれる仕組みのこと。
埃を除去するだけでなく、エアコン内部にダストボックスを備え付けているモデルのエアコンもあります。予算に合わせて自動掃除機能付きのエアコンを検討されてみてはいかがでしょうか。
エアコンの臭い再発防止のコツ
可能ならば、「清掃したのにエアコン臭が再発した」なんてことは防止したいですよね。そんな時におすすめしたいことが、2点あります。1点目は、2週間に1度のフィルター清掃を行うこと。2点目は、エアコンを使用しない時期も、月に一度は送風運転をおこなうことです。送風運転は、エアコン内部にある水分を乾かし、カビの発生を予防してくれます。
エアコン の 臭い取りのおすすめ人気ランキング5選
ここからはエアコンの臭い取りのおすすめについてランキング型式で紹介していきます。エアコンの掃除でどんなアイテムを使ったら良いか悩んでいるアナタ。是非この記事を参考にしてみてください。
臭い取りをする上で、無理なく利用できるというのも大きなポイント。今回は、お手入れを容易におこなえる商品を厳選しました。
除菌消臭剤 スチームタイプ
香りでごまかすことのない、除菌消臭剤。ボタンを押すだけで楽々消臭ができる優れものです。また、煙を放出することがないタイプなので、使用後にお部屋が煙たくなるなんて心配もありません。
らくハピ エアコン洗浄スプレー Nextplus
無臭のエアコン専用クリーナー。カビの増殖を抑制してくれるスプレーです。自動掃除機能付きのエアコンにも利用可能ですが、エアコンの電子部分にだけは誤って吹きかけないよう注意が必要です。
消臭エアエイドスリム
置くだけで室内の空気を清潔にし、エアコン臭を防いでくれます。忙しくてなかなかお手入れができない場合も、日頃から活用できます。
ドクターデオプレミアム エアコン取付タイプ
エアコンに取り付けるだけで、悪臭成分を酸化分解してくれます。持続期間は約90日間と長期で活用できるのもおすすめポイントです。
ドクターデオ エアコンスプレータイプ 無香
ドクターデオのスプレータイプです。無香料で、スプレーの時間はたった1秒だけ。これならお手入れも無理なく継続できますね。
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まとめ
エアコンの臭いの原因、実際に臭い取りをおこなう方法について紹介してきました。
エアコンの臭い取りには、エアコン内部の清掃と、室内換気をこまめにおこなうことがキーポイントです。日頃からこまめに清掃をおこなうことで、健康で快適なライフを過ごしてください。