エアコン設定温度で家族喧嘩!?

夫婦や親子でエアコンの温度について揉めたことがある、というご家庭は多いと思います。

特に夏場の夜のエアコン温度設定で揉めるということはとても多いです。

そもそもエアコンの温度設定は誰に合わせればみんなが快適に眠れるの?

今回はエアコンの温度設定で揉めてしまうことについていろいろ考えてみました。

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エアコンの温度は何度が適切?

職場でも家庭でもエアコンの温度設定を決める時に「全員が快適に」という温度にするのはとても難しい問題です。

エアコンの温度設定は何度が適切?

どうすれば多くの人が快適に過ごせるの?

まずは適切なエアコンの温度について考えてみましょう。

夏のエアコンは28℃が推奨温度

夏場のエアコン冷房時の室温の目安は28℃と環境省が定めています。

これは「エアコンの温度を28℃にしてください」ということではありません。

あくまで「エアコンや扇風機などを使って室温を28℃程度にしてください」という目安です。

夏場は25~28℃くらいが人が快適に過ごせる温度と言われています。

室温を28℃にするためにはエアコンと扇風機、サーキュレーターなどを使用して部屋の中の空気を循環させる。

そしてカーテンなどで外からの日差しを防ぐこともプラスして室温を適切に保っていきましょう、という目安です。エアコン設定温度で家族喧嘩!?

冬のエアコンは20℃が推奨温度

夏の28℃に対して冬は20℃が煖房使用時の室温の目安です。

寒いとどうしても身体が動かなくなってしまいます。

冬場に不自由なく快適に動くためには室温は18~22℃は必要とされます。

こちらもエアコン+サーキュレーターなどを使用しての室温の目安が20℃、ということ。

窓に断熱材や厚手のカーテンをつけることで冷たい外気をシャットアウト&暖かい空気が外に逃げるのを防ぐこと。

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エアコンの温度設定で家族喧嘩が起こる理由

一緒に生活をしている家族なのにどうしてエアコンの温度設定で家族喧嘩になってしまうのか?

これにはれっきとした理由があるのです。

まずはこの理由を理解することがエアコンが原因となる家族喧嘩を減らすヒントになるかもしれません。

それでは

①男女で体感温度が違ってしまう

人の身体の温度を上げる要因の多くは筋肉と言われます。

男性と女性を比べると男性の方が筋肉が多いため身体の温度が上がりやすい。

一方、女性は男性と比べると筋肉量が少なく皮下脂肪が多いため体温が上がりにくい。

皮下脂肪が多いことで温まりにくく冷めやすいという事態も起こります。

脂肪量の多い女性の方が身体の体温を上げることが上手にできないため、同じ温度の中にいても体感温度が違ってしまうというわけなのです。

②高齢者は暑さ・寒さに鈍くなる

男女間の体感温度の違いの他に年齢によっても体感温度は変わってしまいます。

若い人と比べると高齢者は身体の体温の調節に関わる機能が徐々に低下していきます。

若い人が熱いと思ってしまう温度でも汗腺が汗を分泌しにくくなるため発汗機能が低下する。

筋肉量が下がるため体温を上げることが難しくなる。

こういった理由からおじいちゃんやおばあちゃんともエアコンの温度設定による喧嘩は起こってしまうのです。

③小さい子供とも体感温度が違う

高齢のおじいちゃんやおばあちゃんと同様に小さいお子さんと大人でも体感温度が違うため、こちらもエアコンの温度設定の揉んだ害が出てきます。

小さいお子さんの中でも赤ちゃんは特に高温になりやすい特徴があります。

その理由は皮膚や皮下脂肪が薄いこと、そして身体の表面積に対して汗腺の感覚が狭いことも原因になります。

また、赤ちゃんの場合は背中側がぴったり床についたまま寝ている状態であることも多いため、身体から熱が逃げにくいということも出てきます。

とても難しい問題ですが、夏場は赤ちゃんの体感に合わせるとお母さんは「ちょっと寒い」と感じてしまうようです。

いろいろな世代の家族がいるご家庭では特にエアコンの温度設定は揉めやすいということになってしまう傾向があるようです。

エアコンの温度設定で揉めないためには?

年齢や性別によって体感温度が違ってくるということはなんとなくお分かりいただけたと思います。

そうはいっても人それぞれの体感温度があるため「家族の誰かが快適だったらそれでいい」というわけにはいきませんね。

ではみんなが快適に過ごすにはエアコンの温度設定はどうするのが良いのでしょうか。

ここからは家族喧嘩が起こらないようにするためのエアコンの使い方や生活の仕方について考えていきましょう。

①しっかりお風呂に入る

特に夏場は「暑いし面倒だしサッとシャワーで」という方が増えてきます。

夏の暑い日にお風呂に入ると余計に熱く感じてしまいそうですが、快適な睡眠を手に入れるためにはお湯に浸かるということはとても重要!

眠りにつく1~2時間前に少しぬるめの40℃程度のお湯にしっかり浸かって身体の中の温度をしっかり上げる。

そして末端から放熱をすることで身体の中に熱がこもることを防げます。

暑い日こそお風呂!暑がりの人こそお風呂!

これが基本です。

②夏でもパジャマを着よう

お風呂上りは身体が温まっているためについつい半袖・半ズボンの涼しい格好をしがちです。

お風呂上りはそれでも良いですが、眠る前は長袖・長ズボンのパジャマに着替えましょう。

パジャマで身体を包むことで寝ている間にかいた汗をパジャマがしっかりと吸い取ってくれます。

汗をかくことで身体の温度調整もしやすくなるので、汗を吸いやすい綿のパジャマがおすすめですよ。

エアコンを使っていてもパジャマでしっかり肌を包んでいれば身体が冷えすぎるのも防げます。

③冬場は首を暖める

冬場は首を温めることで身体をより温かくすることが出来ます。

頭の下の首だけではなく、足首や手首などの「首」がつく部分全て温めることでより保温効果は高まります。

靴下をはいてしまうと足の裏から汗を出しにくくなってしまうので、足を暖めるのはレッグウォーマーで。

衣類を使って体をあっためることで暑がりの人に合わせたエアコン設定でも寒がりの人は少し体が楽になりますよ。

④掛け布団を別々にする

夫婦や親子で同じベッドで寝ているという方は毛布を別々にすることで自分の快適な温度を作りやすくなります。

ご夫婦でダブルサイズの毛布などを使っていると、暑い方が布団を蹴ってしまって寒い方が困るということも起こります。

初めから掛布団を分けておくことでお互いの適正な温度に保てるために布団の取り合いやけりあいも防げるのでより快適に眠れます。

シングルのベッドや布団を並べて寝ているのであれば、ベッドや布団を少し放してエアコンからの距離を調整するのもひとつの方法ですね。

⑤風の当たる方向を調整する

本来であればエアコンや扇風機の風は直接当たらない方が身体によいと言われます。

特に冷たい風は直接当たってしまうととても身体を冷やしてしまいます。

とはいえ「心地よい風を感じながら眠りたい」という方もいらっしゃいますので、家族間で風にあたりたい人と当たりたくない人とで眠る場所や座る場所を調節するのはおすすめです。

最近のエアコンは直接風が当たらないようにできる機能がついているものも多いですが、サーキュレーターなどを使って更に風の向きを変えることで上手に調整していきましょう。

まとめ

家族間でエアコンの温度設定で揉めてしまうと生活しにくかったり上手に眠れなかったりといろいろな弊害がでてきます。

どちらかがグッと我慢するのではなく、お互いが譲り合って調整しあうことで快適な室温を作る。

エアコンの温度設定が一度違えばその分だけ省エネにもつながります。

家族みんなで協力して喧嘩をしないで済むようにエアコンの温度設定についてしっかり話し合ってみましょう!

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