前回に引き続き、キッチンのコンセントに関する情報をご紹介します。
家電が多いキッチンではコンセントが不足しがちです。コンセント不足を延長コードやタップで補うと、おしゃれなキッチンでも美観を損なうし、火災の危険にもなってしまいます。キッチンの動線が悪くなり、調理の効率が悪くなる可能性も。便利なコンセントも、時に問題の原因になってしまうのです。
そこで、今回はキッチンのコンセントを増設する方法をご紹介しましょう。
コンセントの増設は可能か?
キッチンに必要なコンセントの口数は、一般的には4つと言われています。
キッチンの定番家電と言えば、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、オーブントースターですが、この4つの家電を同時に使用する場合、最低でもコンセントの差し口が4つ必要になるからです。
ですが、一般的なキッチン家電に加えて、コーヒーメーカーやミキサー、電気ケトル、独立型の食洗器やホットプレートなど…便利な家電を同時に使う可能性を考えると、キッチンのコンセントが6つあったら安心です。
そうは言っても、コンセントが簡単に増えるわけではありませんよね…。
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そこで、コンセントの増設工事について紹介します。
工事によってコンセントを増設することは可能なのです。
ただし、いくら腕に自信がある方でも、コンセント増設の配線工事には電気工事士の資格が必要なので、DIYで作業はしないでください。工事には感電や火災の危険が伴う上に、無資格で電気工事をおこなうと法律違反になり、30,000円以下の罰金もしくは3か月以下の懲役が科せられます。
業者によるコンセントの増設工事の方法は一般的に3つです。
コンセントの口数を増やす
電気配線を変更せずにコンセントの口数を増やします。作業は短く、30分~1時間程度で終了します。施工価格の相場は5,000円~10,000円程度です。
ただし、この方法ですと、変更後に使用する家電によってはコンセントの電気容量を超えてしまうことがあり、その場合は、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。
既存の電気配線から延長してコンセントを作る
すでにある電気配線から専用のコードを伸ばして、新しい場所にコンセントを作ります。約1~2時間程度の施工時間を要し、費用の相場は13,000円~20,000円程度です。
分電盤から新しく電気配線を引く
新しくブレーカーを設置して電気配線を引き、コンセントを増設します。施工時間は約1~3時間、費用は8,000円~30,000円程度が相場でしょう。
分電盤から直接の配線になるため、消費電力が大きな家電でもブレーカーは落ちにくくなります。
以上です。
上記した施工時間や費用はあくまで相場のものですので、キッチンの状況などによっては変動します。
まずは、業者にご相談ください。
複数の業者に相談して、見積りをしてもらうことをおすすめします!
そして、快適なキッチンライフを!