手作りのグラタンを成功させるか否かは焼き加減にかかっているといっても過言ではありません!
グラタンを美味しく作るためにはオーブンとトースターどちらが良いのでしょうか。
今回はより美味しいグラタンを作るための方法やレシピをご紹介していきます。
目次
オーブンとトースターの違いとは
グラタンを作る時に加熱をするのは、オーブンとトースターどちらが最適でしょうか。
参考にしたレシピにどちらを使用するか記載されていれば、とりあえずその通りにするという方が多いでしょう。
何となく似ているようで、それぞれがどのような特徴や機能を持っているのか分からないまま使用していませんか?
まずはオーブンとトースターがどんな機能や役割をもっているのかをお伝えしていきます。
オーブンの機能や役割
オーブンは食材の中心にしっかりと火を通すことができる機能があります。
予熱機能でオーブンの内側の温度が高くなり、熱風によって食材に火を通しています。
直接熱を当てるわけではなく、長時間じっくりと火を入れていく場合はオーブンが適しているでしょう。
温度調節ができるため、食材やメニューに合わせた温度で調理が可能なのもメリットです。
トースターの機能や役割
トースターは焼き目がこんがりときつね色に焼くことができます。こちらは直接熱を与えるため、オーブンに比べると早く焦げ目がつきます。
食パンを焼く物として広く使われていて、長時間の使用には向いておらず、中まで火を通したい場合は工夫する必要があります。
基本的にトースターは焦げ目をつけることに特化していて、温度調節ができない場合が多いです。機種によっては、温度を設定できる物もあり、自宅で使用している物がどちらなのかは確認しましょう。
美味しいグラタン作りができるのはどっち?
オススメなのはトースターです!理由としてはグラタンはホワイトソース、マカロニや具材については火を通しており、主な役割としては表面のチーズやパン粉に焼き目をつけることを目的としているからです。トースターなら綺麗なきつね色の程よい焼き目になります。
まだ火が通っていなかったり、冷蔵庫で冷やしておいた時はトースターだと表面しか温度が変わらないので、このような場合はオーブンの方が適しています。
その他の方法として、トースターで焼く前にあらかじめ電子レンジで加熱しておくのも生焼けを防ぐのに有効です。その時の状況に応じて、ぜひ使い分けましょう。
オーブンの注意事項としては水分が飛びやすいため、ソースの量が少なめだったりするとグラタンが固くなってしまうことがあるので、覚えておいてください。
それぞれの特徴を理解した上で使いこなせると、レシピを見なくても判断できるようになったり、レシピをアレンジして焼く時にオーブンかトースターか最適な方法を選べますので参考にしてください。
トースターで作るグラタンレシピ
食感もホクホク!じゃがいもとほうれん草のグラタン
野菜嫌いな子供たちにも大人気!
定番の鶏肉とマカロニとは違ったホクホクとした食感が美味しいグラタンです。
材料(1〜2人分)
・ほうれん草 2束
・じゃがいも 2個
・ウィンナー 4本
・サラダ油 大さじ2
・塩 少々
・こしょう 少々
・とろけるチーズ 50g
(ホワイトソース)
・バター 20g
・小麦粉 20g
・生乳 350cc
・コンソメ 小さじ1
作り方
1、じゃがいもは皮をむいてから1㎝幅の輪切りにし、ボウルに入れたら電子レンジで600W3〜4分加熱する。
2、ほうれん草は根元を落としてから3㎝の長さに切る。
3、フライパンにサラダ油を引き中火にし、斜め半分に切ったウィンナーを入れ炒める。焼き色がついたら、2を加えて強火で炒めて塩こしょうで味をととのえる。
4、耐熱容器に1を敷き詰めて、3を広げたらホワイトソースを流し入れる。
5、とろけるチーズを散らして、トースターで15分焼き色がつくまで焼く。
(ホワイトソースの作り方)
1、鍋にバターを入れて溶かす。
2、1に小麦粉を加え、弱火で炒める。
3、粉っぽさがなくなったら牛乳を少しずつ加えてとろみをつける。
4、牛乳を全て入れたらコンソメを加え混ぜる。
オーブンで作るグラタンレシピ
ホワイトソースが濃厚な味わい!チキングラタン
王道のグラタンレシピのご紹介です。鶏もも肉から出る旨味に、しめじの出汁、ホワイトソースの濃厚な味わいが組み合わさった最強メニュー!
材料(2人分)
・鶏もも肉 1枚(250g)
・玉ねぎ 1/2個
・しめじ 100g
・ブロッコリー 1/2株
・マカロニ(乾) 60g
・塩こしょう 少々
・とろけるチーズ 50g
・パン粉 適量
・サラダ油 大さじ1
(ホワイトソース)
・バター 30g
・小麦粉 30g
・生乳 400cc
・塩 適量
・こしょう 適量
作り方
1、ブロッコリーは小房に分けて塩ゆでしておく。
2、マカロニは茹でてザルにあげ水気をきっておく。
3、玉ねぎは繊維に沿って5㎜幅の薄切りにする。しめじは石づきを落とし、手でほぐす。
4、鶏もも肉は余分な脂と筋を取り除き、ひと口大に切る。
5、フライパンにサラダ油を引き中火にかけ、鶏もも肉を色が変わるまで炒め、玉ねぎ、しめじの順に加えてその都度炒め合わせ、塩こしょうで味をととのえる。
6、ホワイトソースに5と2を加え混ぜ合わせる。
7、バターをぬったグラタン皿に6を入れて1をのせる。とろけるチーズ、パン粉を散らして200℃に余熱したオーブンで焼き色がつくまで10分程度焼く。
(ホワイトソースの作り方)
1、鍋にバターを入れて溶かす。
2、1に小麦粉を加え、弱火で炒める。
3、粉っぽさがなくなったら牛乳を数回に分けて加えてとろみをつけ、よく混ぜ合わせる。
4、塩こしょうで味をととのえる。
- ワンポイント
ホワイトソースは焦げないようによく混ぜ合わせながら温める。グラタン皿にバターをぬっておくと焦げ付き予防になり、洗うときに楽です!
まとめ
ここまでグラタンはオーブンかトースターどちらで作るのが良いか、それぞれの特徴や役割、レシピをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
せっかくの手作りグラタンをいっそう美味しくするために今回の記事を読んで役に立てて頂けたら幸いです。
オーブンやトースターによっても機能が異なりますので、使う具材やレシピによって色々と使い分けてみてください!