毎日のお食事に欠かせないトースターですが、皆さんは用途に合わせてトースターを選んでいますか?
トースターの種類についてはご存じでしょうか?
トースターにはトースト専用タイプや幅広い調理が可能な対応があり、それぞれの機能も多様です。また、それぞれのトースターは構造が異なるため、お手入れの方法も寿命も異なります。
今回は、トースターの種類と選び方や注意点を解説していきましょう。
目次
トースターの種類
トースターは「オーブントースター」と「ポップアップトースター」に大別することができます。
それぞれの特徴を見てみましょう。
オーブントースター
オーブントースター(オーブン式)は国内で最も普及しているタイプです。
内部ヒーターで加熱して庫内の温度を上げて調理するシンプルな構造が特徴であり、パン以外にも、ピザやお餅を焼いたりグラタンの焦げ目をつけるなど、さまざまな食材を調理できるのが嬉しいですね。本格的なオーブン料理にも対応できます。
最もシンプルなモデルはダイヤル式のタイマーで温度や加熱時間を調節するものですが、最近では、焼き加減を自動調整するなどの高性能・多機能なモデルも多くなっています。
インテリアにも溶け込むシンプルなオーブントースター。両面焼き、上面焼き、下面焼きのヒーター3段階切り替え。こんがりトーストや温め直し、お菓子作りまで、楽しみ方いろいろ。パンくずトレイ付属でお手入れも簡単です。
税込 2,980円
加熱方式は、上下(または上下のどちらか)にある遠赤外線ヒーターで加熱する「遠赤外線タイプ」と、庫内のファンで熱風を循環させて食材を均一に加熱する「コンベクション式」に分類されます。
オーブントースターの寿命は5~6年ほどとされていますが、機能が多いモデルは回路や部品も増えるので故障のリスクも高まります。
ポップアップトースター
食パンが焼き上がると「ポン」とはね上がるタイプのトースターです。構造的に食パンのトースト専用になります。
挿し込み用のスロットから食パンを挿し、近距離からヒーターで焼き上げます。動作は「パンを焼く」、「パンを跳ね上げる」の2つだけというシンプルさが特徴です。
トースター 小型 4枚焼き ミラーガラス POT-413-B
4本のヒーターが上下から熱を伝えることでトーストの焼きムラをなくし、1300Wのハイパワーでスピーディーに焼き上げます。
税込 4,980円
パンと熱源が近いので早く焼けやすい上に、両側から均等に熱をあてるため焼きムラが少なく、表面がカリッとした美味しいトーストを短時間で仕上げられるのが嬉しいですね。
熱源との距離が短くパンを縦に入れる構造なので置き幅が狭く省スペースなのもありがたいところです。キッチンではなく食卓に置くことも可能です。
また、昭和の映画やドラマでもよく見る家電ですが、そのおしゃれさには胸がときめきます。現在は、形状もさまざまでデザイン性も高くなっており、おしゃれでかわいいデザインのモデルは若い女性の食卓に映えるでしょう。毎日使うものですから、気に入ったデザインのものを選びたいものです。
ポップアップトースターは構造や機能がシンプルなので壊れにくく、寿命は7年程度と言われています。
どちらのトースターを選ぶ?
オーブントースタータイプとポップアップトースターはどのような観点から選ぶべきなのかを説明します。
一度に焼けるパンの枚数・種類
食パンを一度に焼く場合、オーブントースターは1〜4枚が基本です。一方、ポップアップトースターだと1〜2枚になります。4人家族の朝食用にパンを一度で焼き上げたい場合にはオーブントースターが妥当です。しかしながら、焼ける枚数が多くなるほど本体は大きくなりますので、設置スペースを広くとってしまうのもやむないところです。
また、フランスパンやクロワッサン、ロールパンなどの厚みのあるパンもオーブントースターなら焼き上げることが可能ですし、ピザパンのような食パンの上に具材を乗せた調理にも向いています。パンの種類に対応する「自動メニュー」などがあるとさらに便利でしょう。
一方、ポップアップトースターは食パンを一度に1~2枚焼くという機能に特化していますが、パンを挿し込むスロットの幅以上の厚みのパンを入れることはできませんのでご注意を。
手入れ・掃除の方法
オーブントースターの多くのモデルが焼き網やパンくずトレーなどのパーツを取り外せますので、網やトレーについたパンや食材の焦げは歯ブラシなどで削ぎ落とすことができます。
また、トースターの庫内や外側はマイクロファイバークロスなどで水拭きするのがいいでしょう。
ポップアップトースターにも底部に取り外し可能なトレーがついています。
このトレーをスライドさせて外し、パンくずを落とした上で低刺激性の液体洗剤とぬるま湯で洗うのがいいでしょう。
トレーを取り外せないモデルの場合は、トースター本体を逆さにして軽く振ることでパンくずを落とせます。トースター内部は歯ブラシなどできれいにはらうといいでしょう。
トースター うまパントースター タイガー KAE-G13N
焼きムラをなくす“トリプルヒーター”と“庫内のガルバリウム鋼板”で表面はサクサク、中は熱々でふわっとした食感の「うまパン」の名にふさわしい焼き上がりを実現しました。
税込 5,980円
トースターのサイズ
ポップアップトースターは横にスペースを取ることがない上に、持ち運びもしやすく、食卓の上に置いて目の前で焼くことも可能です。
独り暮らしの方にはその方が便利かもしれませんね。
一方、オーブントースターは一度に焼ける枚数などによりサイズが大きくなりがちです。ピザが焼けるモデルはより横幅が広くなりますし、高く重ねた具材を焼けるモデルは高さが増します。調理目的と収納環境を考慮して商品を検討しましょう。
まとめ
2つのタイプのトースターの比較はいかがでしたか?
オーブントースターは、パンやピザ、お餅などを焼いたり、本格的なオーブン料理にも対応できるので、毎日のお食事を彩り豊かにしてくれます。
一方、ポップアップトースターは毎日のパン食を楽しくさせてくれます。
ご家族の人数や設置環境、求める調理の種類などをよく考えた上で、「機能性」「メンテナンス性」「デザイン性」などの要素を見比べながら、あなたの「ベストなトースター」を見つけてくださいね。