「パンやお菓子作りに挑戦したい」「お家で焼きたてのパンが食べたい」と考える人におすすめのホームベーカリーですが、調理に時間がかかることで購入を迷っている人は多いのではないでしょうか。今回は、ホームベーカリーの調理にかかる時間や、調理時間を短縮する方法について紹介します。最後まで読んで、ホームベーカリーの購入を決める参考にしてみてください。
目次
ホームベーカリーは調理に時間がかかるの?
在宅時間が増えた近年、パンだけではなくお菓子やケーキ、麺類まで簡単に作れるホームベーカリーの人気が高まってきています。実際に「私もホームベーカリーが欲しい!」と思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、ホームベーカリーの購入を迷っている人の1番の理由は、調理に時間がかかることだといわれています。まずは、ホームベーカリーの調理にかかる時間について説明します。
ホームベーカリーの調理にかかる時間は平均4時間
ホームベーカリーは、調理に時間がかかるのは本当です。メーカーや調理可能な容量の違いで多少の異なりはありますが、ホームベーカリーの通常コースで食パン1斤が焼き上がるまでに平均4時間かかるといわれています。これだけ聞くと「調理に4時間もかかるなら必要ない」と思っても仕方ありません。
しかし、手作業で生地練りからはじめる町のパン屋さんと違って、機械に材料を入れてスイッチを押すだけで、生地練りから焼き上げまで自動でしてくれるのがホームベーカリーのメリットです。焼き上がりの時間を逆算して材料を仕込んでおけば、焼きたての美味しいパンが完成しています。
パンを焼くのに時間がかかるのは面倒かもしれませんが、あらかじめ時間を計算して使用することで、とても便利なアイテムになります。
早焼き機能で時間短縮ができる!
ホームベーカリーで食パン1斤焼くのに4時間かかるのは、パン作りにおいて決して長いわけではありません。しかし、生活のなかでの4時間はとても貴重なため、できるだけ時間をかけずに美味しいパンを焼きたいと思って当然です。実は、ホームベーカリーには早焼き機能が備わっており、通常コースの半分以下の時間でパンを焼きあげることができます。
メーカーによって早焼きコースは異なりますが、主に60分コースと2時間コースが一般的です。パン作りにかける時間が短縮できれば、ほかのことに時間が回せるので嬉しい機能といえるのではないでしょうか。しかし、時間が短縮される分パン生地を発酵させる時間が減りますので、通常コースで焼いたふわふわのパンと違って、お菓子に近いパンになるそうです。
それでも、美味しいパンであることに変わりありません。ホームベーカリーの早焼き機能を活用して、焼きたてのパンを作ってみてください。
タイマー機能の活用で時間が気にならない!
そもそもパン作りは、時間がかかる作業です。パン作りのプロのパン屋さんでも、生地を練り、生地を寝かせてから焼き終わるまでに4時間以上かかるといわれています。そのため、ホームベーカリーで平均4時間かかるのは決して長いわけではありません。とはいえ、生活においてやるべきことはたくさんありますので、パンを作るだけに4時間かけるのは時間がもったいないと思って当然です。
ただ、ホームベーカリーにはタイマー機能が備わっており、タイマー機能をうまく活用することで、タイミングよく美味しいパンを焼き上げることができます。たとえば、朝食に焼きたてのパンを食べたい場合は、夜のうちにパンの材料をセットして朝に焼き上がるようにタイマーを合わせるだけでいいのです。
時間を無駄にすることがなくなりますので「おうちでパンを作りたいけれど時間をかけたくない」と考えている人は、ぜひホームベーカリーのタイマー機能を活用してみてください。
【メニュー別】ホームベーカリーで調理にかかる時間と短縮する方法
ホームベーカリーがあれば、おうちで焼きたての美味しいパンを作ることができますが、ほかにも豊富なメニューを作ることができます。しかし気になるのは、やはり調理にかかる時間だと思います。ここでは、ホームベーカリーで作れるメニュー別の調理時間と、調理時間を短縮する方法を紹介します。
【食パン】
ホームベーカリーで作れる代表的なメニューといえば、食パンです。パン屋さんと同じくらい美味しい食パンをおうちで作ることができますが、通常コースで食パンを焼くと、平均4時間かかります。しかし、どのホームベーカリーにも早焼きコースや、さらに時間が短縮できる60分コースなどが備わっています。早焼きコースであれば、通常コースの半分ほどの1時間半〜2時間で美味しい食パンを焼き上げることができるそうです。
しかし注意点としては、パンを焼く時間が短いほど生地を発酵させる時間が短くなるため、お菓子に近い食感のパンになるといわれています。それでも、美味しい食パンに変わりありませんので、状況に合わせて時短モードを使ってみるといいかもしれません。
【生地のみ】
ホームベーカリーでは、材料を入れるだけで【生地を練る⇨生地を寝かす⇨焼く】までの工程を自動で行ってくれますが、焼きの作業をせずに生地のみを作ることが可能です。とはいえ、パン作りの工程で最も重要とされるのが生地作りといわれており、ホームベーカリーでは生地の生成に約30分、発酵に約1時間かかるとされています。
また、生地作りにかける時間を短縮するのはおすすめされていませんが、どうしても時間がない場合は、発酵にかかる時間を短縮させてみてください。パン生地に指を入れて穴が埋まらなければ、生地が発酵している状態です。お好みの柔らかさで、発酵にかける時間を判断してみてください。
【ケーキ】
ホームベーカリーでは、ケーキを焼くことができます。ケーキを作る場合は、生地作りに約30分、焼きあげに約1時間の合計1時間半ほどで作ることができるそうです。どんな種類のケーキでも1時間半ほどで完成するため、ケーキ作りを楽しむことができるのではないでしょうか。
【ヨーグルト】
あまり知られていませんが、ホームベーカリーでは自家製ヨーグルトを作ることができます。材料は、牛乳400mlに対して市販のプレーンヨーグルト70gをホームベーカリーに入れて、発酵ボタンを押すだけです。しかし、自家製ヨーグルト作りには約6〜10時間かかります。「ヨーグルト作りに6〜10時間も待てない!」と思われるかもしれませんが、夜のうちにホームベーカリーにセットしておけば、翌朝には美味しい自家製ヨーグルトが完成しています。
空いた時間をうまく使って、自家製ヨーグルト作りにチャレンジしてみてはいかがですか?
【ジャム】
せっかくホームベーカリーで食パンやケーキを焼くわけですから、美味しいジャムも手作りしてみてはいかがですか?ホームベーカリーを使うと、約1時間ほどで自家製ジャムが完成します。作り方は簡単で、お好きなフルーツ・砂糖・はちみつなどの材料をホームベーカリーに入れてスイッチを押すだけです。
手作りのパンやケーキに手作りのジャムをつけて、楽しい時間を過ごしてみてください。
まとめ
今回は、ホームベーカリーの調理にかかる時間を中心に解説しました。パンやケーキなどの豊富な料理に使える便利なホームベーカリーですが、調理時間がかかるのは事実です。しかし、ホームベーカリーの早焼き機能やタイマーといった性能面を上手に使い分けることで、大幅に調理時間を短縮することができます。ホームベーカリーは、在宅時間が長くなりつつある現代にピッタリの家電アイテムです。パンやお菓子作りに興味がある人は、ぜひホームベーカリーを使ってみてください。