乾燥機は衣類を乾かすための家電であり、便利な家電でもあります。ここでは、乾燥機のメリットやデメリットなども紹介していくので、乾燥機を購入しようか悩んでいる人は参考にしましょう。
目次
乾燥機の5つのメリット
乾燥機にはさまざまなメリットがあります。次に、乾燥機のメリットを5つに分けて紹介します。
天候に左右されない
乾燥機は天候に左右されないメリットがあります。乾燥機のメリットの中でも最も魅力的に感じることが多いメリットでもあります。雨の日や湿気が多い日では洗濯物を乾かすことができなかったり、乾くまでに時間がかかってしまいやすいです。しかし、乾燥機を使用すれば、時間をかければしっかりと洗濯物を乾かすことができます。乾燥させるまでに時間はかかりますが、天日干しをする場合と比べても短時間で乾かすことが可能です。
天候に左右されずに洗濯物を乾かすことができることは梅雨の時期の大きな味方となってくれます。また、天日干しよりも短時間で乾かすことができるので、洗濯物を早く乾かしたいと考えている人にも乾燥機はおすすめです。
洗濯物を干す手間がない
乾燥機を使用すれば洗濯物を干す手間がかからないメリットがあります。洗濯の家事は時間がかかるだけではなく、手間も労力もかかります。なかでも労力が必要になる工程が洗濯が終わった衣類などを洗濯槽から取り出すことと、物干し竿に干す工程です。洗濯が終わった洗濯物は脱水はされていますが、水分を含んでいる状態であるため、かなりの重さです。その重くなった洗濯物を洗濯槽から取り出し、物干し竿に干さなければなりません。
ベランダに洗濯物を干す場合も多く、そのような場合は2階にまで洗濯物を運ばなければなりません。さらに干す作業も手間と時間がかかってしまいます。しかし、乾燥機を使用すれば、そのような手間をかける必要がありません。その理由は乾燥機で乾かすことができるので、物干し竿に干す必要がないからであり、重い洗濯物を干す手間を省くことができます。
ふんわり質感に仕上がりやすい
乾燥機を使用すればふんわりとした仕上がりになりやすいメリットがあります。そのため、洗濯物の仕上がりを良くしたい人も乾燥機を使用することをおすすめします。特に、天日干しができない場合は室内に干す場合が多いですが、ふんわりした仕上がりになりにくいです。
防菌・ダニ除去ができる場合がある
乾燥機のなかには防菌やダニを除去してくれる機能が備わっている場合があります。このような効果は普通に天日干しをした場合では得ることができません。防菌やダニの除去ができればより衣類を清潔な状態にすることができます。ダニやカビはアレルギーの原因にもなるため、喘息などのアレルギーがある人にとってもおすすめの機能です。これらの効果が得られる理由は高温にして洗濯物を温めることができるからです。
ただし、高温にすることで生地が傷んでしまうので、生地には注目するようにしましょう。
生乾きの臭いがしない
洗濯物を濡れたまま放置してしまったり、長時間かけて乾かしてしまうと生乾きの臭いがしてしまいやすいです。この生乾きの臭いは雑菌の繁殖が原因です。そのため、短期間で乾かすことができれば、生乾きの臭いもしません。乾燥機を使用すれば短時間で乾燥させることができるので、生乾きの臭いがしてしまうことを防ぎます。生乾きの臭いがしてしまうと不快に感じてしまうだけではなく、洗濯ができていないような仕上がりにもなってしまいます。
乾燥機のデメリット
乾燥機には上記で紹介したようにメリットがありますが、同時にデメリットもあります。そのため、メリットばかりに注目してしまうと購入後に後悔してしまうリスクが高まります。次に、乾燥機のデメリットについても紹介していきます。
費用がかかる
乾燥機を購入するためには資金が必要になるため、現在乾燥機がないのであれば購入しなければなりません。乾燥機は数万円から10万円程度で販売されており、洗濯乾燥機という家電もあります。そのため、乾燥機を購入しようと考えているのであれば、乾燥機の販売価格に見合ったメリットを得ることができるのかを考えましょう。
電気代が増える
乾燥機を使用すれば電気代が増えます。乾燥機の種類や型式にもよりますが、乾燥機を1回使用した場合50円程度の電気代が発生します。毎日使用するとなるとそれなりの金額になるため、節電や節約をしたい人にとっては大きな支出と感じやすいです。最近では省エネタイプの乾燥機も販売されていますが、洗濯機で使用する電気代と比べると高いことには変わりありません。
洗濯物が傷む場合がある
素材によっては乾燥機で乾燥できない場合があります。見た目である程度素材が分かる場合もありますが、乾燥機を使って良いのか使うことができないのかの判断は衣類についているタグを確認しましょう。タグには使用されている素材やさまざまなマークが表示されています。表示には乾燥機を使用することができるのかできないかのマークもあります。乾燥機のマークは正方形の中に丸が描かれています。
もし、乾燥機を使うことができないのであれば、そのマークにバツ印が加えられています。また、丸のなかに一つ点があれば60度までであり、二つの点がある場合は80度まで耐えることができるマークです。
シワや縮む場合がある
乾燥機を使用すれば、素早く乾燥させることができますが、シワができやすいデメリットがあります。そのため、そのあとにアイロンなどをかけなければならない場合もあります。また、上記でも紹介したように素材によっては縮んでしまう場合もあるため、乾燥機に入れる衣類には気をつけるようにしましょう。
設置場所が必要になる
洗濯乾燥機であれば、洗濯機に乾燥機の機能が備わっているため、洗濯機分のスペースがあれば設置することができます。しかし、乾燥機のみを個別で購入する場合は乾燥機分の設置スペースが必要になります。乾燥機は洗濯機と同じですか小さいサイズに仕上げられている場合が多いです。洗濯機や乾燥機は脱衣所に設置する場合が多いですが、脱衣所は狭い空間である場合も多く、乾燥機を設置すると窮屈感を感じてしまう原因になることもあります。
乾燥機の種類
乾燥機は大きく分けて2種類に分けることができます。ガスを使用する乾燥機と電気を使用する乾燥機です。家庭用の乾燥機は電気式である場合が多いですが、最近ガス式の乾燥機も増えています。コインランドリーに設置されている乾燥機はガス式である場合が多いです。ガス式の高温で乾かすことができるので、乾燥時間を短縮することができます。しかし、ガス管がない場合はそこから工事をしなければならないため、オール電化住宅には取り付けにくいです。
一方電気式の乾燥機はガス式よりも温度が低いため、2倍ほどの乾燥時間が必要になります。しかし、低温で乾燥できるため、より多くの衣類を乾燥させることができるメリットがあります。
まとめ
乾燥機にはさまざまなメリットがあり、家事の負担を大幅に削減することができます。そのため、洗濯の手間を省きたい場合は洗濯が乾きにくい梅雨の時期におすすめの家電です。洗濯を少しでも簡単に済ませたいのであれば、乾燥機を導入することを検討しましょう。