冷凍したご飯を解凍するときに何分が適しているのかわからない人もいるのではないでしょうか。ここでは、ご飯を冷凍するときの解凍方法や冷凍することのメリットなどを紹介します。
目次
冷凍ご飯の適した解凍時間
ご飯を冷凍したときの解凍時間は冷凍方法によって違います。一般的にラップに包んで冷凍する場合が多いですが、タッパーに入れて冷凍保存することもできます。また、解凍方法も電子レンジで行う場合が多いですが、蒸し器を使う方法もあります。ご飯をラップに包んだり、タッパーに入れて冷凍した場合は電子レンジで解凍することをおすすめします。
電子レンジの600Wであれば3分で解凍することができます。ラップで包んでいるのであれば、そのまま電子レンジで解凍することができますが、タッパーに入れている場合は電子レンジに対応しているのかを確認しましょう。蒸し器を使う場合は解凍方法が違うのでやり方も変わります。蒸し器で解凍する場合はラップを外し、少し水をご飯に加えます。そしてクッキングペーパーやざるの上に乗せ、10分程度蒸すことで解凍ができます。
蒸し器を使うことでふっくらとした仕上がりになりやすいですが、手間と時間がかかってしまうので電子レンジによる解凍が一般的ではないでしょうか。
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冷凍したご飯の間違った解凍方法や保存方法
ご飯を冷凍することで長期間保存することができます。しかし、冷凍保存以外の方法で保存しようとしているのであればやめましょう。次に、ご飯の間違った保存方法や解凍方法を紹介します。間違った知識で行ってしまうとご飯の質が悪くなりやすく、健康障害が起きる可能性もあります。
自然解凍
食材を冷凍して保存することができ、解凍するときに自然解凍ができる場合もあります。特に肉類を冷凍保存して解凍するときに自然解凍をすることがあります。しかし、ご飯の場合は自然解凍をしないようにしましょう。その理由は著しくおいしくないご飯になってしまいやすいからです。自然解凍をすると水分が抜けてしまい、表面はべちゃべちゃにも関わらず、中はパサパサになってしまいやすいです。そのため、冷凍したご飯を解凍する場合は自然解凍はしないようにしましょう。
冷蔵保存
食材を保存する方法に冷凍保存以外にも冷蔵保存があります。そのため、ご飯を冷蔵保存しようと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、冷蔵保存をすることはご飯の保存方法で最もおすすめできない保存方法と言えるでしょう。常温で保存するよりも冷蔵で保存するほうが劣化が早まってしまうので注意しましょう。冷蔵保存することがおすすめできない理由はご飯に含まれているデンプンが関係しています。
ご飯には多くのデンプンが含まれていますが、冷えると固まってしまう性質があります。そのため、ご飯特有のうまさが感じられなくなってしまいます。また、冷える時に水分も飛んでしまうので、パサパサなご飯になりやすいです。こうなってしまったご飯を再度温めても炊きあがりのような状態には戻りません。ただし、冷蔵保存することで腐りにくくすることはできます。
ご飯を冷凍する手順
ご飯を長期保存するのであれば、冷凍保存することがおすすめですが、どのような手順で冷凍保存すればよいのか分からない人もいるのではないでしょうか。正しい方法で冷凍保存しなければ品質が悪くなってしまったり、他の食材を傷めてしまう可能性があります。次に、ご飯を冷凍保存する方法を紹介するので参考にしましょう。
ご飯をラップで包む
ご飯を冷凍保存する場合はご飯をラップで包むようにしましょう。そのまま冷凍保存してしまうと水分が抜けてしまい、おいしくないご飯になってしまいます。また、ラップに包むときにもポイントがあり、おにぎりを握るようにしないことです。おすすめの包み方は少し平らになるようにして包むことです。こうすることで素早く冷凍することができ、解凍するときも満遍なく熱を加えることができます。また、冷蔵庫に入れる時に収納しやすく、場所をとってしまうことを防ぐことも可能です。
粗熱を取る
炊きたてのご飯を冷凍保存する場合は粗熱を取ってから冷凍庫に入れるようにしましょう。炊きたてのご飯や保温していたご飯は熱かったり、温かい状態です。そのまま冷凍庫に入れても時間をかければ冷凍することができるため、ご飯自体に悪影響はありません。しかし、冷凍庫にはさまざまな食材が冷凍されている場合が多く、そこに熱いご飯を入れてしまうと一気に冷凍庫内の温度が高まってしまい、他の食材が部分的に解凍されてしまう恐れがあります。
また、急激に冷凍庫内が温かくなると冷蔵庫は素早く冷やそうとするので電力も多く使用し、電気代が高くなりやすいです。そのため、ご飯を冷凍する場合は粗熱を取って行った方が良いことが多いです。
できるだけ素早く冷凍する
ご飯を冷凍保存する場合はできるだけ早く冷凍することが好ましいと考えられています。時間をかけて冷凍することはそれだけ水分が飛んでしまうリスクがあるため、解凍してもパサパサのご飯になってしまいやすいです。早めにご飯を冷凍するためには上記で紹介したように粗熱を取ることが大切です。粗熱が取れていないとご飯自体が熱いので冷凍するまで時間がかかります。また、冷蔵庫内の温度も上がるため、より冷凍までに時間がかかってしまいやすいです。
そのほかに冷凍庫の設定温度を下げることでも早く冷凍させることができます。
冷凍したご飯の賞味期限
ご飯を冷凍することで長期間保存することができます。しかし、どの程度の期間保存することができるのか気になるのではないでしょうか。他の食材にも言えることですが、冷凍保存することで長期保存することができますが、賞味期限や消費期限が決められている場合が多く、半永久的に保存することができるわけではありません。ご飯の場合は約1か月程度保存することができると言われています。
一か月を過ぎてしまうと解凍したときに味や水分などが炊きたてのようにならない可能性が高まります。そのため、長期保存ができるからといって長く保存することができないことも知っておきましょう。
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ご飯を冷凍することのメリット
ご飯は炊きたてが一番おいしく、食べるタイミングとしてはベストです。そのため、ご飯を冷凍保存する必要性がないと思いやすいのではないでしょうか。しかし、ご飯を冷凍保存することにはメリットがあります。次に、ご飯を冷凍保存するメリットを紹介します。
余ったご飯を長期保存できる
基本的にご飯を炊く時に食べる分だけを炊き上げます。しかし、家族が多ければどうしてもご飯を余らせてしまうことがあります。そのような時に保温機能を使用すれば温かさを維持することができますが、電気代がかかったり、次のご飯を炊くことができないデメリットがあります。常温では長期保存することはできませんが、冷凍することで保存期間を長くすることができ、余ったご飯をどうしようか悩んでしまうことがなくなります。
冷凍したご飯は逆にご飯が足らなくなった時に解凍して食べることができるので、あれば便利です。
水分が飛ばない
上記では炊飯器の保温機能を使うことでご飯を温かい状態を維持することができますが、水分が飛んでしまいやすく、長期間保存することができません。そのため、保温機能は半日後にご飯を食べるときや家族が多く、食べる時間帯が違う時に活用するようにしましょう。
まとめ
ご飯を冷凍すると食べる時に解凍しなければならず、解凍時間や冷凍するための方法などを知る必要があります。ご飯を冷凍にしたり、解凍することは難しいことではないので、知っておいて損はありません。
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