お肉の解凍する時、なかなか上手くいかない時もあるのではないでしょうか?
例えば、電子レンジを使ったらお肉の端が焼けてしまった!や上手く解凍できずに、包丁で切れなかったりなど。
今回は、お肉の解凍が上手にできる方法を紹介します。
上手にお肉の解凍ができることで、出来上がった料理の味がアップ!料理上手になります。
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目次
解凍方法
お肉を解凍するのは、意外と難しいと思っている人も少なくないはずです。
時には、解凍の際にムラができたり、お肉が焼けちゃったりと失敗する事もあるかと思います。
お肉の解凍が上手にできる方法を紹介します。
方法①:流水につける
流水につける方法は、ドリップや解凍ムラが少ないのが魅力です。
ボウルや容器の中に密閉してある保存袋に入っているお肉を入れて、その上から、重し用にペットボトルを載せお肉が浮かばないようにします。
蛇口の水をチョロチョロと出しながら、ボウル内に対流を作ります。
解凍時間の目安は、100グラムのお肉で5から7分程度。
寒い時期は、水温も冷たいので、様子を見ながら行ってくださいね。
また、解凍時間を短縮したい場合は、35から40度のぬるま湯で流水がおすすめです。
その際は、お肉を裏返しながら、解凍しましょう。
流水につけて解凍する方法に比べると、ぬるま湯の場合はドリップが出やすいですが、解凍時間は、100グラム当たり3から4分と短時間でできます。
方法②:フライパンで挟む
フライパンで挟む方法は、アルミの高い熱伝導を利用した方法です。
アルミ製のフライパンあるいは鍋でお肉を挟み、上の鍋に、30から35度のぬるま湯を入れて解凍をします。
一度、お肉の表面をひっくり返すようにしてくださいね。
例えば、もも肉のように上から鍋を乗せた時に鍋に安定感がない場合は、タオルをぬるま湯でぬらし、そのタオルをお肉に巻いてから、上から鍋を載せてください。
解凍時間の目安としては、1センチ以下の薄いお肉の場合は、5分程度です。
方法③:電子レンジで解凍をする
電子レンジを使う方法は、冷凍庫から出して直ぐに調理をしたい時におすすめです。
電子レンジで解凍する際は、冷凍されているお肉の温度と解凍する温度が高ければ高いほどドリップが出やすいので、解凍モードや100から200ワット程度の低めの設定で行ってください。
やり方としては、まず、解凍されている時にお肉を保存袋やラップから外します。
キッチンペーパーを敷いたお皿の上に、解凍をするお肉を乗せ、表裏を1分程度ずつ行います。
様子を見ながら行うのがポイントです。
電子レンジは、食品内にある水分子を振動させ、摩擦を起こし加熱させます。
加熱ムラをできるだけ抑えるために、お肉についた水分をあらかじめ拭き取ってください。
解凍時間の目安は、100グラム当たり4分あるいは5分程度。
ラップを外して解凍する方法は、ラップをかけて解凍していた時と全く違い、「安いお肉でも美味しい」といった口コミが多いのです。
ただ、レンジの機種によっては、お肉に加熱ムラができてしまったり、比較的厚みのあるお肉だと中心部分が凍っていたり、お肉の端っこや表面に火が通ってしまう事もあります。
そのためにも、塊のお肉の場合は、解凍の途中で一旦お肉をひっくり返してくださいね。
方法④:冷蔵庫に入れて解凍をする
解凍したいお肉を冷蔵庫に入れ、半日から1日待つ自然解凍の方法です。
解凍に12時間から1日と長い時間が必要ですが、肉のうま味や栄養成分を逃さずに解凍できます。
方法⑤:氷水につけて解凍をする
氷水で解凍する方法は、時間をかけてゆっくり解凍をすることで、肉の表面温度が急激に上がらずに解凍ができます。
解凍ムラもほとんどなく、肉のうまみや栄養素を逃がさずにできるのが魅力です。
方法は、ボウルや大きめの容器に氷水を入れ、密閉してある保存袋のお肉を入れます。
万が一、水温を保つため、氷が解けた際には足してくださいね。
解凍時間は、1から3時間ほどの時間が必要なので、調理するまでに時間の余裕がある時におすすめの方法です。
解凍する際の注意点は?
お肉を解凍していると赤い汁がで出てきています。
あの正体は何か?ご存じでしょうか?
お肉の赤い汁の正体を詳しく解説。
また、解凍する時に気をつけるポイントも紹介します。
ドリップとは?
ドリップとは、お肉を解凍する時に出る肉の水分で、肉のうまみ成分だけでなく、肉の栄養素も入っています。
ドリップの流出が多いと食べた時にお肉がパサパサしたり、美味しさも軽減してしまいがちです。
お肉と一緒に加熱をすれば食べても大丈夫ですが、臭みが出やすく、食べても美味しくはありません。
また、細菌などの繁殖もしやすいので、捨てることをおすすめします。
ドリップの処理方法は?
解凍を短時間で行おうとすると、肉の水分が出てしまうので、低温で解凍することです。
牛肉、豚肉、鶏肉に比べると、1番ドリップが出やすいのは鶏肉です。
鶏肉の皮に肉汁が付いて臭みを感じる場合は、水で洗い、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ってくださいね。
ドリップが出た時にそのままほおっておくと、お肉に臭みが移ってしまいます。
そのためにも、下処理は欠かせません。
常温で解凍する
解凍するお肉を冷凍庫から出し、台所などに置いておき、自然にお肉の解凍を待つ方法ですが、このやり方はあまりおすすめしません。
特に暑い時期などは、常温で解凍することで、細菌の繁殖が活発になりやすいからです。
また、解凍されている温度と常温の温度に大きな温度差があるので、肉汁が多く出るデメリットもあります。
自然解凍するのなら、冷蔵庫での解凍や流水の方法などを行うようにしましょう。
また、解凍したお肉は、その日のうちに食べてくださいね。
再解凍を続けると、食材の水分が抜けたり風味が失われるため、おすすめできません。
お肉を解凍する目安は?
調理がしやすくできるお肉の解凍は、中が少し凍っていてはいるものの表面が溶けている半解凍の状態です。
例えば、ひき肉であれば手で簡単に裂くことができ、塊肉の場合は包丁で切ることができる状態です。
急速解凍をしようとすると、お肉の成分たんぱく質やビタミンと言った栄養素も外へ流失しやすくなる原因になるので気を付けましょう。
また、完全に解凍しようとすると、その分ドリップの量も多くなりがちなので、様子を見ながら、半解凍を目安に解凍することをおすすめします。
まとめ
冷凍解凍方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
お肉の解凍のコツは、急速解凍を避けることがコツです。
時間がある時は、冷凍されたお肉を冷蔵庫に入れ替えたり、氷水に付けたりする方法をおすすめします。
ゆっくりと解凍することで、お肉の表面温度が急激に上がらずドリップの流失が少ないからです。
時間がない場合は、半解凍の状態になるまでお肉の様子を見ながら行うようにしましょう。
お肉の解凍のコツをしり、美味しく調理してみてはいかがでしょうか?