冷蔵庫は、大きいサイズの家電です。
台所のどこに置けばいいのか?悩んでしまう人も少なくないはずです。
冷蔵庫の置き場所次第で、調理中のコンロ、調理台、流し台の使いやすさが変わります。
冷蔵庫は、自由に配置できる魅力があるので、利便性を重視したり、見た目のレイアウトを重視したりすることも可能です。
冷蔵庫の配置を考える際のポイントや事前に注意したい点などを紹介します。
冷蔵庫を配置をする前に知っておきたいポイントは?
冷蔵庫の配置を考える上でも重要なポイントを紹介します。
冷蔵庫と流し台の配置について
冷蔵庫と流し台の距離は、1.2メートルから2.1メートルくらいがベストです。
調理中、冷蔵庫から取り出した食材を流し台へと移動するのに、その距離が長いと料理の効率も悪くなってしまいがちです。
また、コンロと冷蔵庫の距離は1.2から2.7メートル、シンクとコンロの距離は1.2から1.8メートルの距離が使い勝手がよくなります。
導線の距離が短いと、お皿に入れて料理を運ぶときなど、食器棚などにぶつかってしまい、動きにくくなることも考えられます。
調理中の無駄を少なくするためにも、冷蔵庫と流し台、コンロと冷蔵庫、シンクとコンロの距離を参考に配置を考えましょう。
調理中の台所の移動について
冷蔵庫の置き場を考える際に、料理中の移動する順番を考えることも重要です。
実際の調理中の流れを想像してみると、冷蔵庫から食材を取り出し、流し台で食材を洗い、調理台で切る、
次にガスコンロで炒めたり、電子レンジで温めるといった順序になります。
その後、出来上がった料理をお皿に入れるため、食器棚へ行きます。
今、説明した、冷蔵庫→流し台→調理台→レンジあるいは調理台→食器棚は、右利きの人の場合の調理中の流れです。
この場合は、右回りに使えるように配置するのがポイントです。また、左利きの人は、左周りに配置するのがポイントです。
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冷蔵庫の配置を台所に立つ人数で考える
冷蔵庫の置き場を考える時に、キッチンに立つ人数によって、通路の幅を考えることが大切です。
調理する人が1人であっても、冷蔵庫の扉を開けた時に通路が狭すぎると作業しにくくなってしまうデメリットがあります。
通路の幅の目安は、1人暮らしの方は0.9メートル、2人以上の場合は1.2メートルほど必要になります。
冷蔵庫の扉は、片開き?観音開き?それとも両開き?
冷蔵庫の扉は、片開き・観音開き・両開きと3つのタイプがあります。
冷蔵庫の扉の開き方により、どの程度のスペースが必要か知ることも大切です。
特に、観音開きの場合は、左右両方に余裕がないとドアの開け閉めがしにくくなるので気を付けてくださいね。
使い勝手を重視する人におすすめの配置は?
多くの人が、冷蔵庫を台所の入り口あたりに置いています。
台所での料理の使いやすさを考えると、冷蔵庫をどこに置いたらいいのか?疑問に思う人も少なくないはずです。
それぞれの家の間取りが違うので、これが正しいと言うことではありませんが、その家ごとに使い勝手のいい配置があります。
冷蔵庫の配置ごとにどんな使いやすさがあるのか?説明します。
台所の入り口あたり
台所の入り口周辺の配置は、とても便利です。
台所に行き、すぐに冷蔵庫を開けられるので、調理中の移動に無駄がありません。
他にも、台所で誰かが調理していても、他の人が邪魔をせずに冷蔵庫を開けられるメリットがあります。
台所の真ん中
特に調理中の使い勝手を重視したい人には、台所の真ん中に配置することをおすすめします。
台所の真ん中にあると、コンロを使いながら、ちょっと後ろを向き、少し移動すればすぐに冷蔵庫の中から取り出せるといった便利さがあります。
ただ、2人以上で暮らしている場合は、調理中にほかの人が冷蔵庫を開ける時に、調理している人の邪魔になる可能性があります。
台所のスペースに余裕がある場合はにおすすめの配置です。
台所の奥
台所の奥に配置するメリットは、扉を開けた時に通路の邪魔になりません。
この場合は、調理中に移動する距離が長くなることと、他の人が料理している人を横切って冷蔵庫まで行くため、邪魔になることも考えられます。
特に台所の入り口や真ん中に配置するのが難しい間取りの人や1人暮らしの人におすすめの配置です。
見た目で置き場を決めたい人におすすめの配置は?
家族だけで過ごしているなら、冷蔵庫の中身が見えてもあまり気になりません。
が、来客に冷蔵庫の中身を見られたくないと思っている人もいるのではないでしょうか?
そんな悩みを解決する配置を紹介します。
冷蔵庫を隠すように置く
冷蔵庫の見栄えがいまいちで、冷蔵庫をあまり他の人に見せたくないと思っている人も少なくないはずです。
台所の奥に配置することで、台所がすっきりした印象になります。
また、他の家電の側に置くことで、冷蔵庫が見えにくくなったり、冷蔵庫を開けてすぐに電子レンジを使えるといったメリットもあります。
リビングから見えない場所に置く
リビングから、冷蔵庫が見えることに違和感を感じる人もいるのではないでしょうか?
冷蔵庫を台所の真ん中や奥に配置することで、リビングから見えにくくなります。
思い切ってリビングから見える場所に置く
見た目がおしゃれな冷蔵庫や高級感のある冷蔵庫をインテリアの1つとして見せる方法もあります。
その場合は、冷蔵庫を入り口付近に置くことで、印象が変わります。
注意点
冷蔵庫の配置を考える際に、避けなければいけない場所もあるので紹介します。
直射日光を避けて置く
冷蔵庫を直射日光が当たる所に配置すると、冷蔵庫の温度が上がってしまい、放熱効果が下がります。
冷蔵庫の配置は、直射日光が当たらないようにしましょう。
冷蔵庫の上には置かない
つい冷蔵庫の上にスペースがあると、物を置いてしまう人もいるのではないでしょうか?
冷蔵庫の上に置くと、冷却効果が悪くなります。
放熱装置が冷蔵庫の上にある場合は、周りに置いてあるものによっては、空気の通りを防いでしまう原因にもなります。
例えば、冷蔵庫の上に直接レンジを置くと、電子レンジの熱の影響で冷蔵庫の冷却機能が悪くなります。
その際は、冷却機能が低くなりにくい、耐熱トップテーブルを使用する事をおすすめします。
風通しのいい場所に置くのがおすすめ
冷蔵庫を風通しの良いところに置くことで、冷蔵庫の冷却機能が高くなります。
夏場はクーラーが当たるような場所、冬場はストーブが当たりにくい場所に配置するようにしましょう。
また、冷蔵庫の放熱装置に当たるように扇風機を置くのもおすすめです。
まとめ
冷蔵庫の配置について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
冷蔵庫の配置は、導線や利便性、レイアウトなどを考えて配置することをおすすめします。
自分に合った冷蔵庫の配置をすることで、より快適な生活を送ることができますよ。