加湿器は、空気が乾燥してくる時期に欠かせない家電です。
加湿器をいつからいつまで使用するのか?疑問に思う人も少なくないはずです。
目安になる、一般的な加湿器の稼働時期を知ることで、室内の乾燥を防ぎ快適な生活を送ることができます。
また、加湿器の活用の方法や具体的な置き場所を知ることで、加湿器の効率がアップ。
加湿器を使う上で知っておくと便利な情報を紹介します。
目次
加湿器の稼働時期
空気が乾燥してくると加湿器を使い始める人も少なくないはずです。
加湿器が使用できる時期を詳しく紹介します。
加湿器を使う時期はいつからいつまで?
加湿器を一般的に使う時期は、10月、11月から4月頃までです。
理由としては、気温が低下するため空気中の水分量が減り空気が乾燥してくるのと、暖房器具を使用することにより、室内の空気が乾燥しくるからです。
実際、部屋で暖房器具を使い始めると湿度が低くなるので、喉が乾いた状態になる人もいるのではないでしょうか。
地域によっても稼働時期は異なる⁈
日本全国、地域により加湿器を使う時期が少しずつ異なります。
例えば、日本の北に位置する北海道と日本の南に位置する沖縄では、気温や湿度が違いますよね。
北海道は寒く頻繁に雪が降る気候のため乾燥しやすい気候です。
そのため、加湿器の使用は9月から5月、6月頃まで。
また、沖縄は、気温が10度以上と過ごしやすい日が1年を通して多いのが特徴です。
他にも、海に面しており海風がそのまま流れ込んでくるため、冬の時期でも乾燥している期間が少ないのです。
そのため、沖縄は北海道と比べると、加湿器の使用期間は短く1月から3月頃までです。
地域によっても加湿器を使用する時期が異なるため、目安としては、気温が20度以下になる日が続いてくるころに使用し始めましょう。
加湿器は1年を通し使用することができる
加湿器は、乾燥している冬に使うイメージがありますが、それ以外にもホコリ、花粉対策としてや夏場にも使用できるのです。
ホコリや花粉の対策として
加湿器は、空気中に飛散しているホコリや花粉対策としても活用できるのです。
室内の空気が乾燥していると、ホコリや花粉も乾いて軽くなり、空気中に舞いやすくなります。
しかし、加湿器を使うことで、ホコリや花粉に水分が付き床に落ちやすくなるのです。
花粉症の方は、花粉が出はじめる前から加湿器の使用をおすすめします。
夏場
夏場にクーラーと併用して加湿器を使うことで、夏風邪の予防や空気の乾燥を防ぐことができます。
夏場は、屋外が蒸し暑い状況でも、クーラーを使用することにより、室内が乾燥しやすくなります。
また、クーラーを使用し続けていると、室内の湿度が低下し、風邪などのウィルスが活発に活動しやすくなるのです。
加湿器とクーラーを併用する際のポイントは、クーラーで室内が冷えてから加湿器を使用し始めることです。
冬と夏では、湿度が約3倍も違います。
しかし、クーラーを使用する時間が長ければ長いほど、部屋の空気が乾燥するのです。
冬と夏の違いは、加湿器を使用し始めるタイミングにあります。
加湿器の使用するタイミングをしっかりと把握し、夏でも快適に過ごせるようになりますよ。
快適に過ごせる部屋の湿度
加湿器を使用する上で、室内の湿度はどのくらいが快適なのか?知らない人も少なくないはずです。
適した湿度を知っておくことで、結露やカビなどの発生を防ぎ、快適に過ごすことができます。
適した湿度
快適に過ごすために湿度が40から60パーセント必要です。
40パーセント未満になると、風邪やインフルエンザウイルスなどが活発に活動しやすい環境になり、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。
また、赤ちゃんにとってベストな湿度は、50から60パーセントです。
湿度が測定できる湿度計が室内に1つあると便利です。
適度に湿度をチェックし、快適な環境を作りましょう。
湿度が高いと要注意
室内の湿度が60パーセント以上になると、窓に結露が発生し、カビが繁殖する原因になるのです。
室内がジメジメしてきたと思ったら、加湿のし過ぎの可能性もあります。
梅雨の時期のような湿気が多い状態を作ってしまうことで、気づかないうちにカビ菌を吸い込み体調を崩す危険性も。
適度な湿度を維持するように注意してくださいね。
加湿器の置き場
加湿器を部屋のどこに設置するかで加湿器の効果が異なります。
リビング、寝室、子供部屋でより効果的な設置場所を紹介します。
最適な置き場
一般的には、加湿器は、部屋の真ん中に置くことがおすすめです。
部屋の中央に置くことで、湿った水蒸気が部屋全体に渡りやすいからです。
しかし、部屋によっては家具などの配置上、部屋の真ん中に加湿器を設置するのが難しい場合もあります。
そのような時は、家具から10㎝くらい離れた所に加湿器を設置しましょう。
家具のすぐそばに加湿器を置くと結露の原因になったり、水蒸気が当たり続けることで家具が傷んでしまいます。
また、窓付近は外気からの影響を受けやすいので、加湿器を置くのは避けてください。
結露が発生する原因にもなるため、窓から離れた所に置くようにしましょう。
リビング
リビングに関しては、エアコンの風を利用するのがポイントです。
リビングなどの広い部屋では、なかなか湿った空気が全体に行き渡りません。
加湿器をエアコンの対角線上やエアコンの下に置きます。
そうすることで、エアコンの風の乗り加湿した空気が部屋の隅々まで広がり、効果がアップします。
くれぐれも、エアコンの風が直接、加湿器に当たるのは避けましょう。
加湿器からの水蒸気が風に乗って、全体に行き渡りやすい場所に置くようにしてくださいね。
寝室
加湿器を寝室に置く場合、ベットなどがあるため部屋の真ん中に設置するのは難しいです。
もし、窓や家具の近くにないのであれば、エアコンの吸入口付近がおすすめです。
小型の加湿器であれば、ベットの横に置くのもおすすめです。
そのような場合は、ベットに直接水蒸気が当たらないように少し間隔を取ってくださいね。
また、就寝前に暖房を切る際、同時に加湿器の電源も切りましょう。
暖房を切ったのに、加湿器を朝までつけっぱなしにしていたりすると、結露の原因やカビの発生も考えられます。
<h3>子供部屋<h3>
加湿器は、小さなお子さんの手に届かない場所に設置することが重要です。
万が一、加湿器の高温の水蒸気でやけどをしてしまったり、加湿器にぶつかり転倒する危険性も考えられます。
加湿器は、高い場所に置くようにしましょ。
まとめ
加湿器の稼働は何月から?についてはいかがだったでしょうか?
一般的に加湿器の稼働時期は、10月、11月から4月までです。
しかし、地域により稼働時期が異なります。
例えば、北海道は寒く冷え込む期間が長いため、9月から5月、6月まで使用します。
沖縄は、1年を通し過ごしやすい気候なので、加湿器は1月から3月です。
また、冬だけでなくホコリや花粉対策として、また夏の長時間利用するクーラーで乾燥した室内にも活用できます。
湿度が40から60パーセントになるよう、上手に加湿器して快適に過ごしてはいかがでしょうか?