卵料理を作るときは火の通り具合が重要となりますので、なかなか目を離すことができません。そんな卵を使った料理を電子レンジでお手軽につくることができることをご存じですか?
ここでは電子レンジを使った卵料理のおすすめレシピについてご紹介します。電子レンジを使う際の注意するポイントや上手に作るコツも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
電子レンジで卵料理をつくるときの注意点
まず、電子レンジで卵料理をつくる際に注意する点が2つありますので解説します。
1.殻付きのままは厳禁
卵を殻付きのまま電子レンジで加熱すると破裂してしまい、電子レンジ内に飛び散ってしまうことがあります。卵を電子レンジに入れるときは必ず殻を割って中身のみで調理しましょう。どうしても殻つきで加熱したい場合は、殻の一部に穴を開けておくと良いでしょう。
また殻から出した状態でも卵に膜が張っている状態なので破裂することがあります。電子レンジで加熱する際はしっかり混ぜてつくる料理がおすすめです。
2.加熱しすぎに注意
電子レンジは急速に加熱されますので、加熱しすぎるとパサパサになってしまったり、「す(泡)」が入って卵の醍醐味であるふんわり感がなくなってボソボソになってしまいます。温めるときは経過を確認しながら、卵の加熱具合が一番適切なときに取り出すようにしましょう。
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電子レンジで卵とじを上手につくるには?
注意点を踏まえたうえで、電子レンジでの卵料理にかかせない「卵とじ」を上手につくるコツについてご紹介します。
水分を加えてふんわりと
電子レンジで加熱するとパサついてしまってふんわりと仕上がらないことがあります。その場合、卵1個に対して約大さじ1の水分を加えることでパサつきを抑えることができます。
- 出汁
水大さじ1にだしの素や鶏ガラスープの素を加えます。塩味が欲しい場合は醤油やオイスターソースを少量加えると良いでしょう。また、鰹節や桜えびに醤油やみりん、水を加えて電子レンジで加熱することでオリジナルの出汁をつくることもできます。
- 牛乳・豆乳
牛乳にチーズ、はちみつなどを加えたものや豆乳などを利用すると、洋風な卵料理になります。
- 野菜
水分の多い野菜やきのこなどを使う場合は、野菜に含まれる水分を利用する方法もあります。
加熱方法でパサつきを防ぐ
電子レンジでは加熱にムラが発生しやすいので、30秒~40秒ごとに分けて加熱し、一度混ぜてから再度加熱するというように複数回に分けて加熱しましょう。
また、加熱に使う容器によって最適な加熱時間が変わりますので、容器の種類で加熱時間を調節するようにしましょう。
電子レンジがターンテーブル式の場合は、中心に置くと加熱ムラになりやすいので中央より若干外側に置いてレンジ内で電波が卵にまんべんなく当たるようにするのがコツです。
容器から移すときは熱いうちに
卵が加熱されたらできるだけ早めに容器から取り出しておきます。そのまま時間が経つと外側に水分が溜まりべちゃっとしてしまいます。
色味を考える
料理は色味も大切です。卵の中でもビタミンE、カロテンを多く含む飼料で育てた鶏の卵は卵黄に赤みが強くなります。赤い卵黄の卵の方が色味が鮮やかになりますが、他の食材とのバランスで使い分けましょう。
例えば焼鮭に合わせる卵料理なら、鮭がオレンジっぽい暖色なので卵は黄色味の強いものの方が全体の色味のバランスは良くなります。
ラップを活用する
卵をボウルなどの容器に入れる前にラップを敷いておくと、加熱後にとりやすくなりますし、形を形成しやすくなります。ボウルに敷いて加熱後にラップの端を持ち半分に折るとそのままオムレツのような卵とじが出来上がります。
電子レンジで簡単につくれる卵料理レシピ
それでは、実際に電子レンジでつくれるおすすめ卵料理のレシピをいくつかご紹介します。どれも簡単につくれるのでぜひチャレンジしてみて下さい。
卵焼き
- 材料(1人分)
卵1個・砂糖小さじ1/2・醤油小さじ1/4・水大さじ1・青ネギ
- 作り方
- 材料をボウルに入れ、混ぜます。
- 耐熱容器にラップを敷き、具材を入れレンジで加熱します。(ラップはかけずに600Wで50秒ほど加熱し、軽くかき混ぜ再度追加で20秒)
- 熱いうちにラップで包み、形を整え冷めたら取り出して切り分けます。
- ポイント
片栗粉をいれることでしっとりとふわふわの卵焼きになります。また、余熱で中まで火を通すことで内部に「す」が入るのを防ぐことができます。
たまごサンド
- 材料(1人分)
食パン(4枚切)2枚・卵2個・牛乳小さじ1・塩コショウふたつまみ・マヨネーズ小さじ2・マスタード小さじ1・パセリ適量
- 作り方
- 耐熱容器に卵、牛乳・塩コショウを混ぜ、ラップをかけてレンジ(600W)で1分ほど加熱します。
- 軽くかき混ぜさらに40秒ほど加熱します。(卵の全体が固まるくらいまで)
- 食パン1枚にマヨネーズを塗り、もう1枚にマスタードを塗ります。
- 片方に調理した卵をのせ、もう1枚を重ねます。
- 好みでパセリを散らします。
- ポイント
お好みで調味料を色々なものに変えて自分の好きな味付けに変更できます。ラップを使うことで調理器具を使わずつくれるので忙しい朝に最適な1品です。
チーズオムレツ
- 材料(1人分)
卵2個・ピザ用チーズ30g・牛乳大さじ2・鶏がらスープの素小さじ1/2・乾燥ローズマリー小さじ1/2(トッピング用に適量)・白コショウふたつまみ・黒コショウ(トッピング用)
- 作り方
- ボウルに卵と材料を入れて混ぜ、ラップを敷いた耐熱ボウルに移します。
- レンジ(500W)で1分加熱し、かき混ぜてさらに1分加熱します。
- 温かいうちにラップでキャンディ状に包み形を形成します。
- トッピングに乾燥ローズマリーと黒コショウを散らします。
- ポイント
ローズマリーの香りがポイントですが、お好みのハーブを使ってアレンジすることもできます。また、チーズもとろけやすいピザ用を使っていますが、他のチーズでも大丈夫ですのでお好みで選んで下さい。
洋風茶碗蒸し
- 材料(2人分)
卵1個・牛乳40ml・生クリーム30ml・塩小さじ1/4・白コショウふたつまみ・ホワイトマッシュルーム5個・ピザ用チーズ20g・黒コショウ適量
- 作り方
- ホワイトマッシュルームを5mm幅で切り、耐熱ボウルにラップをかけレンジ(600W)で2分加熱します。
- ボウルに卵と他の材料を入れて混ぜ合わせます。
- 耐熱容器に移し、ラップをかけレンジ(200W)で4分ほど卵が固まるまで加熱します。
- 最後に黒コショウを散らします。
- ポイント
加熱時間は電子レンジの種類によって若干変わってきますので最初は卵の様子を見ながら加熱しましょう。
卵スープ
- 材料(1人分)
卵1個・水150cc・鶏がらスープの素小さじ1・キムチ20g・乾燥わかめ1g・ごま油小さじ1/2
- 作り方
1.耐熱製のマグカップに水・鶏がらスープの素・キムチ・乾燥わかめを入れ、レンジ(600W)で2分加熱します。
2.卵を別の容器で混ぜ、加熱したマグカップに回し入れます。
3.再度レンジ(600W)で30~40秒ほど加熱し、最後にごま油を回し入れます。
- ポイント
カップに卵を入れたあとにかき混ぜないようにしましょう。卵のふんわり感とキムチの辛味がベストマッチです。
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【まとめ】電子レンジと相性バツグンの卵料理に挑戦してみよう!
卵料理はフライパンを使うと火加減が難しく、固くなってしまいますが、電子レンジを上手くつかうことでふんわりとした卵料理が簡単に作れてしまいます。レシピをいくつかご紹介しましたが、卵の調理方法は同じ感じになりますので、自分なりのアレンジに挑戦してみて下さい。