夏場に活躍してくれる扇風機。エアコンに比べると環境にもやさしく節電効果もあるため、ついつい一家に何度も常備したくなりますね。
ただし、活躍してくれる夏場は良いものの、オフシーズンの収納場所に困ってしまいませんか?
扇風機をはじめとしたシーズン家電は、収納時に少し工夫を凝らすことで、季節ごとの入れ替えをスムーズに行うことができます。
今回は、シーズン明けの扇風機の収納術について、ご紹介していきます。
目次
扇風機の上手な収納方法
扇風機は、他の家電と比べてもサイズが大きいですね。そのため、夏場以外の使用しない時季の管理方法に頭を抱える方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなあなたのために、扇風機の上手な収納方法についてご紹介していきます。
収納前のお手入れ方法
夏が過ぎ、扇風機の出番も終わり。皆さんは、収納する前のお手入れをしっかり行っていますか?扇風機を来年も綺麗に使うためには収納する前のちょっとしたお手入れが大切です。ここでは、お手入れ方法について解説していきます。
1.前後カバーとプロペラに掃除機をかける
1シーズン使用した扇風機は、想像以上にホコリが溜まります。そのまま放置しておくと、翌年には故障して使えなくなってしまうこともあり得ます。ホコリをしっかり掃除機で吸ったのち、雑巾で水拭きをしてあげましょう。
2.台所用中性洗剤を溶かし、スポンジで洗う
中性洗剤で、カバーとプロペラを洗ってあげましょう。洗剤で洗った後は、 30度くらいのぬるま湯ですすいだ後、日陰で干します。炎天下の中、日当たりの良い場所で干すのは注意が必要です。
3.汚れが落ちない場合は、重曹を活用する
中性洗剤で洗えば、大体の汚れは落とすことが可能です。しかし、それでも頑固な汚れが落ちない場合、重曹で作ったスプレーを使いましょう。
重曹スプレーの作り方は簡単。重曹小さじ1杯に対して、お水を100ml混ぜるだけで完成です。重曹スプレーを吹きかけて、20分ほど時間をおいたらスポンジでこすってあげます。最後にぬるま湯ですすいで、日陰で干してあげたら完了です。キッチンで扇風機を使っていた場合に付着した、油などをとってあげることができちゃいます。
扇風機を分解して、細かく収納
「手間を惜しまず、コンパクトに収納したい人」、「一人暮らしで収納場所に困っている人」におすすめしたい方法が、扇風機を分解した上で収納することです。
分解して購入時の元箱に入れたり、市販の収納ボックスに入れたりすることで、縦に長い扇風機もコンパクトに収めることが可能です。
また、箱に入れて収納することで、ふとした拍子にクローゼットや押入れの中で何かが落ちてきても、扇風機に直接ダメージを与えずに衝撃を緩和できます。
ただし、分解をしたことがない人にとって、分解して収納することは面倒だと感じるでしょう。そんなあなたにお伝えしたいのが、実際の分解方法。
扇風機の分解方法
1.羽を保護しているカバーを外す
2.プロペラを回しながら外す
3.後ろのカバーも外す
方法は案外簡単な、3つだけです。この際に、コンセントの付けっぱなしがないかだけ注意するようにしましょう。
収納ボックスの上にも他の荷物を置くことができるので、より家のデッドスペースを減らすことができます。
扇風機を分解せずに、上手に収納
分解できないタイプの扇風機や、分解するのが面倒な場合については、ホコリが被らないようにカバーを被せて収納してあげましょう。
カバーは、百円ショップで購入することができますが、ゴミ袋で代用することも可能です。
カバーの口の部分をゴムなどでくくってあげると、プロペラ部分にホコリが被ることなく、翌年も楽々使うことができます。
ただし、箱に入れて収納する場合とは異なり、収納スペースをとってしまいがちなのがデメリット。扇風機の上に他のものを置いて収納することなどができないので、デッドスペースが生まれやすいのも難点です。
扇風機はあえて収納せずに、活用する
扇風機を収納することが面倒だったり、収納スペースがなかったりする人は、夏場以外でも扇風機を上手に活用してみてはいかがですか?
冬の暖房機器と併用して、部屋をより暖かくする
冬に暖房を利用する場合、扇風機を活用することで、より部屋を温かくできることをご存知ですか?
暖房で温かい風を放出すると、温かい空気が上に溜まり、冷たい空気が下に滞る性質を持っています。そこで、扇風機を利用して、部屋の空気をかき混ぜてあげることで、温かい空気が均一に部屋に行き渡ってくれるのです。
部屋から席を外す少しの間、扇風機で温かい空気を循環させてあげることをおすすめします。
洗濯物を乾かす
冬場は外に出るのも寒く、洗濯物を部屋干しする人も多いのではないでしょうか。
扇風機とエアコンの空気を循環させる仕組みは、部屋干しにも適しています。部屋干しをしても、なかなか乾かないと生乾きのいやな香りがしませんか。そんな時、扇風機とエアコンで空気をかき混ぜてあげることによって洗濯物をより早く乾かしてあげましょう。
この方法を行う時のエアコンは除湿で設定すると、部屋の湿度も下がり、効果的です。ただし、冬場の寒い時は、暖房の設定で運転しましょう。
また、扇風機は洗濯物の下に置いてあげることがおすすめです。
収納スペースを考えて、卓上扇風機を購入する
収納スペースがどうこうといった以前に、ワンルームの家で扇風機自体を置くスペースに困っている人には、卓上扇風機がおすすめです。普段暑い時間帯にはエアコンを利用しながら、涼しい朝や夜の時間帯には、デスクに置くことができるサイズのものを利用してみてはいかがでしょうか。
卓上扇風機はデザイン性のある製品も多くあるため、お部屋のインテリアの一部としても活躍してくれることでしょう。
まとめ
今回は、扇風機の収納前のお手入れから、分解して収納する方法、分解せずに収納する方法についてお伝えしてきました。
分解して収納することで、部屋のデッドスペースを減らすこともでき、他のものを上手に収納することも可能になります。一方で、分解ができない場合は、百円均一のアイテムなどを活用して、次のシーズンに備えて綺麗な状態で収納することも可能です。
そもそも扇風機のスペースを確保することが難しい場合は、卓上扇風機という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
今回の記事を見たあなたにとって、オフシーズンもストレスなく、お部屋を広々と過ごしてもらえたら嬉しいです。扇風機を上手に収納して、是非快適ライフを楽しんでくださいね。