春が過ぎて一気に蒸し暑くなる梅雨の時期。一家に1台扇風機が登場するのではないでしょうか。古くから現在に至るまで親しまれてきた扇風機ですが、日本では1894年に初めての扇風機が誕生しました。
一方で、エアコンが主流となった現代、夏場は扇風機だけでは過ごせない日もありますね。エアコンがあるのにも関わらず、今も尚新しいモデルの扇風機が発売し続け、扇風機の需要は見直されています。
今回は、長い歴史を持つ扇風機がなぜなくならないのか、扇風機の特徴やメリット、デメリット、最新版の扇風機のおすすめまで幅広くご紹介していきます。
目次
そもそも扇風機ってどんな特徴?
暑い夏には必須と言っても過言でない扇風機。皆さんもご存知の通り、扇風機は羽を回転させることによって、風を送る電気製品です。
扇風機とよく似ているサーキュレーターとの違いを問われることもありますが、扇風機の最大の特徴は、扇風機の風を直接人に当てるためにつくられていること。羽が多く、やわらかい風を送ることができるため、身体に負担がかかりにくい構造になっています。
また、現在の扇風機は首振り機能やタイマー設定はもちろんのこと、コードレス機能や省エネ機能など、機能性に優れていることも特徴的です。
扇風機のメリットとデメリット
ここでは扇風機のメリットとデメリットについてそれぞれ解説していきます。
メリット
扇風機のメリットは、なんと言っても風を幅広く送れること。モデルによっては360度の首振り機能がついている扇風機もあり、部屋全体に風を送ることが可能です。
また、節電効果を期待する方も多いでしょう。特に1人暮らしをしている方からすると、夏場ずっとエアコンをつけていると電気代があっという間に高くついてしまいますよね。
最近のモデルの扇風機は機能性にも優れているため、それぞれの家庭にあった選び方ができるのもメリットの1つと言えるでしょう。小さなお子様がいる方には静音性の優れた扇風機を。外で使いたい方にはコードレス対応が可能なものを。卓上扇風機といって、比較的コンパクトなものまで揃っています。
デメリット
一方で、扇風機のデメリットはデザイン性に欠けること。デザインを優先して作られているわけではないので、物によってはサイズ感が部屋と合わなかったりと、なかなかお部屋に合ったモデルが見つからないケースがあります。デザインやスペースのことを考えて、タワーファンを利用する方も多いです。
扇風機のシチュエーション別活用術
古くから親しまれている扇風機ですが、日本は湿度が高く、扇風機だけでは不快感を感じてしまう時もありますね。また、「扇風機を使って更に部屋を涼しくする方法があればな…」なんて考えてる方もいるのではないでしょうか。ここではそんなアナタに向けて扇風機の活用術をお伝えします。
湿度が高い時
湿度が高く、部屋の中が蒸している時におすすめな方法が、扇風機を窓に向けて回すこと。室内の熱気を換気してくれるため、部屋の蒸し暑さが軽減されます。
涼しい時間帯
湿度が高い時と真逆で、外が比較的涼しい明け方や夕暮れ時には、窓に背を向けて扇風機を回しましょう。外気のひんやりとした空気を取り込んでくれます。
扇風機の風をさらに涼しく
「エアコンは使いたくないけれど、扇風機だけだと暑いな」そんな時におすすめな方法が、扇風機の前に氷を入れた容器を置いてみること。扇風機の風が氷の冷たい冷気を通すため、より涼しい空気が循環します。
扇風機の電気代はエアコンのおよそ1/20カット
扇風機は電気代が安いと言われていますが、実際にエアコンと比較するとどれだけの節電効果があるのでしょう。
とある検証によると、DCモーター型の扇風機は、1時間当たり0.54円の電気代がかかりました。一方で、6畳用エアコンは1時間当たり11.47円かかったとのこと。
この事例を比較すると、圧倒的な節電効果が期待できるといえますね。扇風機を工夫しながら利用することで、環境にもお財布にもやさしい生活ができると考えると、やはり扇風機は現在も必要な家電であると考えられます。
出典:2021年モデル Xシリーズ | 商品一覧 | エアコン | Panasonic
https://panasonic.jp/aircon/products/21x.html#feature
【2022年版】扇風機のおすすめランキング
扇風機がなくならない理由が分かってきた方も多いのではないでしょうか。ここからは実際に扇風機のおすすめについて紹介していきます。
扇風機はACモーター派?DCモーター派?
まず、扇風機を選ぶ上で考えたいのが、ACモーター型タイプと、DCモーター型タイプの扇風機のどちらが自分に適しているのかということ。
ACモーターは、一般的に電流が交流タイプのため、機能性は必要最低限に抑えられていて、比較的安価なモデルが多く販売されています。
一方で、DCモーターは、直流タイプの電流とされ、機能性や省エネ効果に優れていますが、初期投資が高いことが特徴です。
ACモーター扇風機のおすすめランキング
1位:シャープ(SHARP) プラズマクラスター扇風機 「PJ-N3AS」
最安値:9,380円
ナチュラルな風を送れるように設計された、ACモータータイプのシャープ製扇風機。プラズマクラスターと首振り機能を併用することによって、部屋干しの独特な臭いの軽減も期待できる製品です。
2位:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) メカ式リビング扇 「PF-M302RA」
最安値:4,081円
5枚羽で、1枚1枚の羽が比較的大きめなため、一気に風を送りたい場合におすすめな扇風機です。さすがのアイリスオーヤマ。コスパも他のメーカーと比較して抜群。扇風機を購入するか悩んだ場合に試しにこの製品を購入していてもいいかもしれません。
3位:三菱電機(MITSUBISHI) リビング扇風機 「R30J-RW」
最安値:10,250円
「ロング気流ファンガード」といった機能により、空気を循環させたいときにぴったりな扇風機。サーキュレーターのようにエアコンと併用して利用するのもおすすめです。
4位:山善(YAMAZEN) 扇風機 「YLT-C30」
最安値:4,323円
シンプルで昔ながらの押しボタン式のため、機能性をそこまで求めていない方にとっては使いやすい扇風機です。タイマーも昔ながらのメモリ式で3時間まで設定が可能です。
5位:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) リモコン式リビング扇 「LFA-306」
最安値:3,605円
イオンモードを搭載しているため、マイナスイオンを扇風機本体から出すことができるモデル。また、静音性にも優れたタイプのため、就寝時におすすめなモデルです。
DCモーター型扇風機おすすめランキング
1位:バルミューダ(BALMUDA) The GreenFan 「EGF-1700」
最安値:25,800円
トースターで一気に知名度のあがったバルミューダ。実はリビングで使用する扇風機も優れています。扇風機の初期投資としては、高価ですが、省エネ機能にかなり優れていて、最小運転時はわずか1.5Wほど。音もほとんど無音であることから、人気の耐えない最新モデルです。
2位:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サーキュレーター扇風機「STF-DC18T」
最安値:14,600円
コスパ重視でDCモーター型扇風機を考えている人は、省エネ機能も備わっているアイリスオーヤマがおすすめです。独自に開発された「スパイラルドームグリル」といった形状により、サーキュレーターのような空気循環機能に優れた扇風機です。
3位:シャープ(SHARP) プラズマクラスター扇風機 「PJ-N3DG」
最安値:22,980円
羽の構造がこだわって作られていることから、滑らかな風を送ることができ、身体への負担も比較的低いモデルです。シャープ独自の技術である「プラズマクラスター」機能を組み合わせているので、空気清浄効果も期待のポイント。部屋干しの独特な臭いを軽減させることにも適しています。
4位:シャープ(SHARP) プラズマクラスター扇風機 「PJ-N2DBG」
最安値:20,746円
「プラズマクラスター」適用のシャープ製扇風機。コードレスモードや上下首振り機能など、従来の扇風機にはみられない機能が組み込まれています。
5位: 東芝(TOSHIBA) リビング扇風機 TF-30DL25
最安値:13,760円
埃防止加工によって、静電気による埃の付着を軽減させてくれる東芝製扇風機。空気清浄が期待できます。静音性にも優れていることから、就寝時は扇風機を気にせず深い睡眠をとることが可能です。
まとめ
古くから歴史のある扇風機。エアコンが主流となった現代においても変わることなく愛されている理由を紹介しました。今回おすすめした扇風機を参考に、是非ライフスタイルに合った扇風機を選んでみてくださいね。