テレビの液晶はさまざまなサイズに仕上げられており、小さい物もあれば、大きい物もあります。ここでは、一番大きい液晶のサイズや大きい液晶のメリット・デメリットなども紹介します。
目次
テレビの液晶で一番大きいサイズ
テレビの液晶のサイズで一番大きいサイズになるとどのくらいになるのか気になったことがある人も多いのではないでしょうか。一昔前まではそこまで大きい液晶はなく、技術的な理由などから大きい液晶を作ることができなかったと言われています。しかし、現在では技術も進歩しており、かなり大きいサイズの液晶が存在しています。次に、世界最大の液晶のサイズと一般家庭のテレビの最大液晶サイズを紹介します。
世界一のサイズ
世界一の液晶のサイズを知りたい人もいるのではないでしょうか。世界で最も大きいサイズの液晶は370インチです。370インチと聞いても大きさにピンと来ないと思いますが、4.6m×8.2mのサイズのことです。そのため、まず一般家庭では設置する場所がなく、豪邸でも中々取り付けることができない程の大きさです。地方の公民館などの施設の広さでも370インチの液晶を設置することが難しいと考えられています。ちなみにこの370インチの液晶の価格は軽く1億円を超えます。
370インチの液晶は4台だけ製造されていると言われており、内2台は売れたと言われています。
一般家庭の最大サイズ
上記で紹介した世界一の大きさの液晶は一般家庭に取り付けることはまずできないので、知るだけであまり、参考にすることはできません。一般家庭の最大の液晶サイズは80インチ前後です。85インチであれば、1.87m×1.06mのサイズであり、一般家庭でも取り付けることができる場合が多いです。しかし、それでも大きい液晶であるため、それなりに離れて見ることができなければ、見えづらく感じてしまったり、目が疲れてしまう原因にもなります。
液晶が大きいメリット
液晶が大きいことでいくつかのメリットがあります。そのため、今後液晶が大きいテレビを購入しようと考えているのであれば、液晶が大きいことで得られるメリットを紹介します。
迫力がある
液晶のサイズが大きければ迫力のある映像を見ることができます。そのため、液晶で映画やゲームを楽しみたいと考えているのであれば、液晶が大きい物を選ぶことをおすすめします。同じ映像で同じ性能の液晶でもサイズが大きいだけで迫力が増します。テレビを見る時に迫力を求めているのであれば、できるだけ大きい液晶の物を選んでみましょう。
豪華な雰囲気が出る
液晶が大きければ豪華な雰囲気が出やすく、室内も豪華に感じられやすくなります。そのため、室内をおしゃれにしたい人や豪華に見せたいのであれば、大きめの液晶のテレビを取り入れてみてはいかがでしょうか。室内のインテリアや家具をおしゃれにしたり、豪華にしてもテレビの液晶が小さいとどうしても悪目立ちしてしまい、テレビが室内の雰囲気に合いにくいです。
大人数で見ることができやすい
液晶が大きければ大人数で見る際に便利です。テレビが大きければ少し離れた場所からでも見ることができるため、テレビの周りに多くの人が集まることが可能になります。そのため、リビングなど多くの人が集まりやすい場所のテレビは液晶のサイズが大きいテレビを取り入れてみてはいかがでしょうか。
液晶が大きいデメリット
液晶が大きいことで上記で紹介したようなメリットを得ることもできますが、デメリットになってしまうこともあります。初めて大きい液晶を取り入れようと考えている人ほどメリットばかりに意識がいきやすいので、購入する前にメリットだけではなく、デメリットにも注目するようにしましょう。次に、液晶が大きいことで起こるデメリットを紹介します。もし、デメリットの方が影響してしまいそうであれば、一回り液晶が小さいものを選ぶことも大切です。
高額で販売されている
液晶が大きければそれだけ販売価格が高く設定されている場合が多いです。少しサイズが大きくなるだけでも万単位で価格が高くなることも多く、小さいサイズの液晶から最大の液晶サイズでは大きな差額となります。そのため、少しでも安く液晶を買いたいのであれば、サイズを小さくすることも検討しましょう。予算を予め決めていたり、購入しようと検討しているサイズの液晶の平均価格を知ることでも予算内で購入することが可能になります。
設置場所が限られる
大きい液晶では設置場所が限られてしまうデメリットがあります。大きい液晶を取り入れたくても設置するための場所が無ければ購入しても困ってしまいます。そのため、設置場所を予め確定させておき、そこにどの程度のサイズまで取り付けることができるのかも確かめましょう。そうすることでどのサイズの液晶まで設置することができるのかを知ることが可能になります。設置場所が確保できなければ、大きいサイズの液晶も取り入れることはできません。
比較的壁などに取り付けるようにすれば設置場所を広く確保することができます。パソコンなどの液晶が大きくても設置場所に困ることはほとんどありませんが、持ち運びを頻繁に行う予定であれば、重量も増えてしまうので持ち運びにくさを感じてしまいます。したがって持ち運びをするのであれば、液晶が小さいパソコンを選ぶようにしてはいかがでしょうか。
手入れが大変
液晶のサイズが大きければ手入れが大変になりやすいです。液晶の手入れは慎重にしなければならず、知識なく手入れをしてしまうと傷をつけたり、変色などの原因になります。購入時に手入れのことまで考えない場合が多く、購入後に手入れが大変だと気付く傾向があります。特に、壁掛けテレビの場合は高い場所に設置することが多く、拭き掃除がしにくくなりやすいです。元々液晶の手入れは気を使う部分でもあり、水拭きや洗剤を使用することは控えることをおすすめします。
したがって液晶を大きくすれば手入れする面積も当然増えるため、気を遣う時間も長くなりやすいです。
液晶が小さいサイズは?
液晶の大きいサイズは紹介しましたが、小さいサイズの方が知りたくなるのではないでしょうか。3インチの液晶もあり、ポータブルテレビなどになります。据え置きタイプのテレビ限定であれば、最小の液晶のサイズは10インチ前後である場合が多いです。小さければ見えづらくなりやすいですが、小さい部屋や設置する空間が限られている場合には小さいサイズの液晶の方が便利です。
まとめ
ここで紹介したように現在の最大の液晶のサイズは370インチですが、今後はさらに大きい液晶が開発されることも充分に考えられます。しかし、一般家庭で採用される液晶のサイズは現在の80インチ前後からあまり変わらないのではないかと考えられます。その理由は一般家庭では大きすぎる液晶の需要がないからであり、邪魔に感じてしまったり、大きすぎると感じることも多いからです。
そのため、液晶は大きければ良いというわけではなく、液晶を設置しようと考えている場所にあったサイズの液晶にすることが大切です。