暑い季節にもアイロンがけは欠かせません。
気温に関係なく、アイロンのかかったシャツやスーツを身に着けたいものですよね。
しかし、真夏のアイロンがけは本当に大変です。高温では180~210℃にまで達するアイロンを夏にかけると、
すぐに汗だくになってしまいます。特にワイシャツのアイロンがけは手間がかかるので大変です。
どうにかして、アイロンがけの時間を短縮できないものか…。
そんな声にお応えすべく、今回はアイロンの時短ワザをご紹介します。
アイロンの機能を使った時短ワザ
アイロンの時短方法には、アイロン側の機能を使うものと、アイロンのかけ方によるものとの2つがあります。
まずは、アイロン側の機能についてご紹介します。
・素材によってドライとスチームを使い分ける
アイロンには引っ張る力と熱によってシワを伸ばす「ドライアイロン」と、蒸気によってシワを伸ばす「スチームアイロン」の2種類があります。
素材によって、ドライとスチームの機能を使い分けることでより効率的にシワを伸ばすことができ、時短が可能です。
しかも、より美しく仕上げることができます。素材との相性は以下を参考にしてください。
●ドライと相性がよい素材…綿、麻、絹、ポリエステルなどの合成繊維
●スチームと相性がよい素材…ウール、カシミヤ、薄手の綿など
・アイロンの温度を適切に調整する
衣類の素材に応じてアイロンの温度を調整することで、シワを伸ばすのに適した温度で効率的にアイロンがけをすることができます。
服についたタグなどで服の素材を確認し、最適な温度を設定しましょう。
一般的に、アイロンは設定温度を3段階に切り替えられるようになっており、
「低」は80~120℃、「中」は140~160℃、「高」は180~210℃となっています。
アイロンのかけ方による時短ワザ
次に、アイロンをかける際の工夫によって時短を実現させる裏ワザをご紹介します。
・衣類をスプレーで湿らせる
アイロンがけをする前に、布地に水を軽くかけると、湿気がシワを伸ばすのに役立ちます。
スプレー等を使うのがよいでしょう。
・部位ごとにアイロンのかけ方を工夫する
えり、肩、そで口、そで、身ごろ(ボタンまわり/タック/ポケット)などの部位ごとに
アイロンをかける方向や順番を工夫することで効率性が一気にあがる上に、仕上がりがよくなります。
・シワの多い部分を優先する
特にシワの多い部分を最初にアイロンがけすることで一着に使う時間の配分を調整でき、
効果的にアイロンがけの時間を節約することができます。
・大きな面積を効率的にアイロンがけする
アイロンがけをする際には、できるだけ大きな面積を一度にアイロンがけするのが効率的です。
小さな範囲を細かくアイロンがけするよりも、一度に広い面積を処理する方が時短になります。
・衣服をたたむ前にアイロンがけする
衣服をたたむ前に軽くアイロンがけをすると、たたんだ後もシワができにくくなります。
まとめ
今回ご紹介した方法は、それぞれがアイロンがけの時短効果を持つものですが、
それぞれの方法を組み合わせて使うことで、アイロンがけの時間短縮効果は倍増します。
今回ご紹介した方法を参考に、暑い夏のアイロンがけは時短ワザで乗り切りましょう。
アイロンがけをする際には、火傷などしないよう、くれぐれも安全に注意してくださいね。