数ある家電の中でも電子レンジのお手入れは本当に面倒ですよね。
使うたびに掃除するのが面倒で放置していたら余計に掃除が大変になってしまったという人も多いのではないでしょうか?
今回は、電子レンジの簡単なお手入れ方法や電子レンジ掃除に便利なグッズなどを前編と後編に分けてご紹介します。
パナソニック 電子レンジ 22L フラットテーブル メタルブラック NE-FL222-K
1000Wインバーターの庫内フラット単機能レンジ。インテリアに調和するデザイン。
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目次
電子レンジが汚れる原因とは
電子レンジを使用した際に吹きこぼれや食材をこぼしたことなどないのになぜか汚れているという経験をしたことがある人は意外と多いのではないでしょうか?
なぜ汚れるのかを理解することで、多少掃除が楽になるかもしれませんよ。
電子レンジが汚れる原因
電子レンジが汚れる主な原因は、食品に含まれる糖分や油分、タンパク質、水分が加熱されることによってレンジ内に飛び散ることです。この飛び散った糖分などは電子レンジを使用するたびに加熱されるため、どんどん汚れが落ちにくくなっていきます。
電子レンジの汚れを放置するとどうなる?
汚れを長期間放置すると、焦げなどがこびりついて掃除が大変になる上に、雑菌が繁殖してカビが生えたり悪臭が発生してしまいます。
また、汚れや焦げが食品を温めるための電磁波を遮ってしまうため加熱効率が落ち、電子レンジの機能が低下してしまいます。その結果、電気代が高くなってしまうということも。さらには食品のカスに熱が当たることによって発火する恐れもあるのでとても危険です。
電子レンジのお手入れ方法
ここからは、電子レンジの簡単なお手入れ方法をご紹介していきます。
電子レンジ掃除に必要なもの
重曹
電子レンジの掃除に欠かせないものが「重曹」です。重曹は弱アルカリ性の粉末で、酸性の物質を中和する効果があります。元々は粉末ですが、シートやスプレーなど様々な商品があり、キッチン全体の掃除に使用できるとても万能な製品です。電子レンジの汚れは油汚れや焦げが多いので、重曹がとても効果的ですよ。
クエン酸
クエン酸は酸性の成分で消臭効果があり、水あかや手あかなどアルカリ性の汚れを落とすことができる製品です。重曹と同様、粉末タイプやシートタイプ、スプレータイプなど様々な商品があり、用途や好みに合わせて使い分けができます。電子レンジ内の水垢汚れを落とすのに有効で、クエン酸のみで掃除する方法も中にはありますが、今回は仕上げにクエン酸を使用する方法をご紹介していきます。
歯ブラシ
歯を磨くための歯ブラシは実は掃除にもとても便利で、細かい部分の掃除にとても適しています。電子レンジ掃除においても、一通り拭いた後にさらに細かい部分を歯ブラシで掃除すると汚れが綺麗に落ちますよ。
使い古した歯ブラシを掃除用に一本置いておくとどんな掃除にも使えるのでおすすめです。
電子レンジ掃除の手順
1.重曹水を作る
電子レンジ掃除の際はまず重曹水を作りましょう。重曹水の作り方を覚えれば電子レンジ以外にもコンロ掃除や魚焼きグリルの掃除など様々な場所に使えてとても便利ですよ。
マグカップなどの耐熱容器を用意し、200ミリリットルの水と重曹を大さじ1杯入れてよく混ぜると重曹水が完成します。
2.電子レンジを加熱
重曹水が入った耐熱容器を電子レンジに入れ、600Wで5分加熱します。5分加熱したらすぐに電子レンジの扉を開けず、20分ほど待ちましょう。こうすることで重曹水の蒸気がレンジ内に広がり、汚れが落ちやすくなります。
3.布巾で庫内を掃除
20分以上経ったら扉を開けて布巾を重曹水につけて濡らします。布巾を軽く絞り、庫内を満遍なく拭きましょう。汚れがひどい場合は都度布巾を洗ってまた重曹水につけて拭くという工程を繰り返してみてください。
4.歯ブラシで細かい部分を掃除
一通り庫内を拭き終わったら、歯ブラシに重曹水をつけて細かい部分や布巾では取れなかった焦げなどをこすり落としましょう。掃除をしているとあっという間に重曹水がなくなってしまうので、作り直すのが面倒な場合は歯ブラシに歯磨き粉をつけて掃除するのも一つの方法ですよ。
4.クエン酸シートで仕上げ
重曹を使用するとどうしても白っぽく残ってしまう部分が出てきます。これが重曹のデメリットですが、この白っぽくなった部分はクエン酸シートで拭き取ることで綺麗になりますよ。クエン酸のスプレーしか家にないという人もいるかもしれませんが、スプレーだと色々なところに飛び散ってしまうので再度全体を拭かなければなりません。その手間を省くためにもシートを使用することをおすすめします。
パナソニック 電子レンジ 22L フラットテーブル メタルブラック NE-FL222-K
1000Wインバーターの庫内フラット単機能レンジ。インテリアに調和するデザイン。
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電子レンジ掃除の際の注意点
電子レンジのお手入れは簡単にできますが、注意点もあります。この注意点を知らずに掃除をしてしまうと電子レンジを傷めたり故障の原因になってしまうこともあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
メラミンスポンジは使用しない
メラミンスポンジは洗剤などをつけなくても水に濡らすだけで頑固な汚れも落とすことができるとても万能な掃除グッズですよね。電子レンジの汚れもメラミンスポンジで擦ればすぐ落ちそうと考える人も多いのではないでしょうか?しかし、電子レンジの庫内にメラミンスポンジを使用するとレンジの中に傷がついてしまうため、できるだけメラミンスポンジを使用するのは控えた方がいいでしょう。
強力な洗剤を使用しない
キッチンハイターやマジックリン、ウルトラハードなどキッチン掃除に必須とも言える油汚れにきく洗剤はたくさんあり、あまりにも汚れがひどいと電子レンジにもそういった強力な洗剤を使いたくなりますよね。しかし、電子レンジは食品を温めたりする家電。自分の口に入るものを調理するものなので、強力な洗剤を使用した場合に完璧に拭き取れていないと心配になってしまいますし、完璧に拭き取るのも難しいです。また、強力な洗剤を使用してしまうと庫内に傷がついたり故障の原因になることもあるので注意が必要ですね。
それに対し重曹は人間の体にも含まれる安全な物質です。完璧に拭き取れなかったとしても人間の体に害がないので、食品を扱う電子レンジやトースター、魚焼きグリルなどの掃除には重曹を使用することをおすすめします。
庫内が熱いうちに掃除しない
鍋などに焦げがついた時、お湯を沸かして熱いうちに汚れを落とすという人は電子レンジも熱いうちに拭いた方が汚れが落ちると思い、まだ庫内が冷めてないうちに掃除をする人もいるかもしれません。しかし、熱いうちに電子レンジの中に直接手を入れて掃除するのは火傷の原因となるので非常に危険です。必ず庫内が冷めてから掃除するようにしましょう。
まとめ
電子レンジのお手入れ方法が分からず、または面倒で何年も放置しているという人は少なくないと思います。電子レンジのお手入れをせず放置していると発火の原因になる、電気代が高くなるなどデメリットが多いですよね。また、放置しすぎて蓄積されていったひどい汚れは、ご紹介した方法ではなかなか落とすことができないことも。できるだけ使用するたびに掃除すれば嫌な臭いが充満することもないですし、使用後に軽く拭くだけでいいので掃除がより簡単になりますよ。
前編では掃除の仕方などを詳しくご紹介しましたが、後編では電子レンジ掃除に便利なグッズなどもご紹介するので参考にしてみてください。