電気製品には色々な種類があり、光を出す家電や音が出る家電、熱が出る家電などさまざまです。ここでは、それぞれの家電の電気代を紹介しているので、どのタイプの電気製品が電気を食うのかが分かります。
目次
それぞれの電気代を知ろう
電気代を知ることでどのくらい電気を食っているのかを知ることができ、節電するときにも役立ちます。多く電気を食っている電気製品を知れば効率よく節電することができます。次に、光・音・熱との関係がある電気製品の電気代の目安を紹介します。設定や電気製品本体の性能などによって多少の誤差はありますが、どの電気製品が電気代を食っているのかを知ることはできます。
光関係の電気製品
光関係の電気製品と言えば、照明です。照明にも色々なサイズや種類があり、それらの関係で多少の電気代が変わってきます。蛍光灯であれば1時間使用すれば2円程度の電気代が必要になると考えられており、LEDであれば1円弱程度です。一見多くの電気代を食っているイメージはありますが、そこまで高額ではありません。
しかし、つけっぱなしにしてしまうと数時間付き続けることもあるため、そのようなことが頻繁にあれば、電気代が大幅に増えてしまう原因にもなるため、注意しましょう。ちなみに先ほど紹介した電気代は一部屋を明るくできるシーリングライトの電気代の目安であるため、小型の照明であればさらに金額は安くなります。豆電球の場合は8時間使い続けて1円程度です。
音関係の電気製品
音関係の電気製品には音楽を聞くためのプレーヤーの他にテレビなどもあてはめることができます。しかし、テレビの場合は音以外にも映像も映るため、完全な音関係の家電とは言い切れません。音楽のプレイヤーの場合は1時間10円前後の電気代が必要になることが一般的です。そのため、上記で紹介した光関係の電気製品よりも電気代を食っていることが分かります。しかし、音を出すことに多くの電気が必要になっているとは限りません。
テレビの場合は音量を小さくしても年間で数円から数百円程度しか節約することができないからです。個人差もありますが、音関係の家電を長時間、毎日使うことも少ないため、1時間あたりの電気代はやや高めですが、電気代の大半を占めている可能性は低いでしょう。
熱関係に電気製品
熱関係の電気製品にはさまざまな種類があり、食材を温める電子レンジやIHクッキングヒーター、水を温めるケトルやポット、空調のエアコンやこたつなどです。電子レンジの場合は対応しているワット数によって違いますが、おおよそ1時間使うと20~30円です。電子レンジを1時間連続して使うことは少ないですが、短時間を頻繁に使うことが多いため、1日で1時間使っていることも珍しくありません。IHクッキングヒーターの場合は1時間で10~25円です。
やや電子レンジよりも電気代が安いことが分かります。しかし、電子レンジと比べてIHクッキングヒーターの方が使用する時間が長いことも多く、電気代を食っている可能性が高いです。ケトルの場合は1回使うと3円の電気代が必要になり、ポットの場合は1日使って30円程度です。ケトルを一日10回以上使うのであればポットと同じ程度の電気代を使っていることになります。
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電気代を食う電化製品の特徴
電気代を食う電気製品には特徴があります。そのため、どの家電が電気代を食うのかある程度判断することができます。次に、電気代を食う電気製品の特徴を紹介します。
サイズが大きい
電気代を食う電気製品の多くはサイズが大きく作られている傾向があります。サイズが大きければ必要とされる電力も大きくなるため、電気代が高くなる場合が多いです。例えば同じ冷蔵庫でも小さい冷蔵庫と大きい冷蔵庫では必要とされる電力が違います。小さい冷蔵庫であれば冷やす容量も少ないため、冷やすための動力も少なくて良いです。しかし、大きい冷蔵庫では冷やさなければならない容量が広いため、電気代も食いやすいです。
使用頻度が多い
使用頻度が多ければ必然的に電気代を多く食っている可能性があります。例えば、上記でも紹介した熱関係の機器の電子レンジは1時間で20円程度の電気代ですが、1日に使う時間は1時間未満でもある場合が多く、一日の電気代は20円台未満である可能性もあります。一方、光関係の機器でもある照明の電気代は1時間2円程度と安く思いやすいですが、照明はさまざまな部屋に取り付けられており、長時間使用することもあります。
また、同時使用することも多いので、照明にかかる1日の電気代は電子レンジの1日の電気代と比べると高くなっている場合が多いです。冷蔵庫は常に電源が入っている状態でもあるので、多くの電力を食っている可能性が高いです。
電気代を抑えるコツ
どの電気製品が電気代を食うのか知りたい人の多くは節電したいという気持ちがあるのではないでしょうか。節電することができれば、節約にもなるため、少しでも電気代を浮かせたいと考えているのであれば、次に紹介する電気代を抑えるコツを参考にしましょう。
使用時間・使用回数を減らす
電気代は使用しているときに多くの電力を使うため、必然的に電気代も多くなります。そのため、電気代を抑えたいのであれば、使用時間を短くしたり、使用回数を減らすことが効率的です。ただし、全ての電気製品の使用時間や使用回数を減らすことは現実的に難しく、生活がしにくくなってしまうこともあります。したがって無理のない範囲で行うことで継続的に節電することが期待できます。
洗濯機を1日2回使用しているのであれば、1回にまとめて洗うようにすれば、1回使用するだけですみます。それだけで1回分の電気代を節約することができます。しかし、夏のエアコンの使用回数を抑えたり、使用時間を短くすることは健康被害が出てしまう可能性もあるので、あまりおすすめしません。
設定を抑えめにする
電気製品によってはさまざまな設定にすることができる機能が付いている場合が多いです。例えばエアコンであれば風の強さを微弱や自動にするだけでも電気代を抑えることが期待できます。また、冬は20℃、夏は28℃に設定することも大切です。電気機器ごとにさまざまな設定が用意されていることが多いですが、標準や弱い設定にしたほうが節電につながる場合が多いです。
省エネタイプの電気製品にする
最近では省エネの作りに仕上がっている電気製品も多いため、電気代を抑えたいのであれば省エネタイプを選びましょう。同じ電気製品でも省エネに作られているほうが同じ状況で使用しても電気代が抑えられる場合が多いです。ただし、注意しなければならないこともあり、省エネタイプに作られていることで性能も低下してしまっていることもあります。いくら電気代を抑えたくても性能が低ければ使いにくさを感じてしまうこともあります。
また、長時間使い続ける結果になることも多く、電気代が抑えられない可能性もゼロではありません。そのため、省エネの電気製品を購入するのであれば、性能にも注目することをおすすめします。
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まとめ
ここでは、熱・光・音と関係のある電気製品の電気代などを紹介しましたが、熱関係の電気製品が電気代を食いやすいことが分かったのではないでしょうか。そのため、電気代を抑えたいのであれば、熱関係の電気製品から節電方法を取り入れることをおすすめします。