「食器洗浄機(以下、「食洗機」)があったら便利なんだろうな~」
そう思ったことはありませんか。
「でも、高そうだし、工事も必要なんでしょ?」
「その前に、本当に食器の汚れは落ちるの?」
「いくら便利でも、電気代や水道代がかかるんじゃあねぇ~」
そんな声も聞こえてきそうです(笑)
そこで今回は、前回お伝えした「食洗機の基本情報」に続き、食洗機のメリットとデメリットについてご紹介します。
食洗機のメリット
では、食洗機導入のメリットから見ていきましょう。
(1)時短効果
食洗機は全自動で食器洗いを終わらせてくれるキッチン家電です。
手洗いの場合は、「食器を洗う・すすぐ・布巾で拭いて仕上げる」といった一連の工程があるわけですが、この工程が全て自動で完了するのです。
実質的な作業時間は、食洗機に食器などをセットする5分程度です。
食洗機には乾燥機能もあるので、食器を拭く手間や自然に乾くのを待つ時間も省けます。
食器洗いに使っていた時間を他の家事にあてることも出来ますし、ゆっくり休んだりすることも。時間を有効的に使うことができます。
食器洗いが楽になれば、他の家事への意欲も出るというものですよね(笑)
●雑菌が付きにくい
食洗機は高温で高圧洗浄をしますので、手洗いよりも高い除菌効果が期待できます。
また、高濃度の強力洗剤を使用することで除菌効果は高まります。
食器の手洗いで日常的に使用しているスポンジは、実は雑菌が繁殖しやすいため、食器に雑菌を付着させてしまっている場合があることをご存じですか?
ところが、食洗機は食器に手を触れずに高温のお湯で洗うため、雑菌の繁殖を防ぎ、食器を清潔に仕上げてくれます。
とても衛生的ですね。
●節水できる
手洗いに比べて、食洗機を使う方が節水になると言われています。
手洗いの場合、水やお湯を流しっぱなしになってしまうことが多いのですが、食洗機は庫内に溜めた水やお湯を循環させて洗うため、手洗いの約1/9程度の水で食器を洗えるのだそうです。
●「洗いムラ」が残らない
手洗いでは出来ない食洗機ならではの機能は以下の4点です。
・高温のお湯で洗浄
・高圧な水流で洗浄
・強力な洗剤で洗浄
・高温で乾燥
そのため、手洗いよりも食器をキレイに洗うことができるのです。
調理で発生したギトギトした油汚れも、「つけ洗い」などしなくとも落とすことができますし、ガラス製のコップなどは洗い上がりに差が出ます。
●その他
他にも、水や洗剤に触れずに済むため手が荒れないというメリットや、洗った後の食器が「水切りカゴ」に溜まってしまうこともないのでキッチンがスッキリするというメリットもあります。
食洗機のデメリット
食洗機導入のデメリットとして挙げられるのは以下の点です。
●使えない食器がある
食洗機には洗えない食器があります。
・木製の食器
・陶器製の食器
・強化ガラス製の食器
・クリスタルガラスやカットガラス
・漆塗りの食器
・銀、アルミ、銅の食器
・耐熱温度の低いプラスチック製品
など
これらの食器を洗うと、破損や表面変質の恐れがあるので要注意です。
●予備洗いが手間
お米のこびり付きや、極度の油汚れなどが付いたままの食器を、そのまま食洗機で洗うと、洗い残りが発生することがあります。
そのため、予備洗いが必要になる場合もあります。
●意外と時間がかかる
一般的に食洗機は、洗浄~乾燥の全工程に約1時間の時間がかかります。
そのため、すぐに食器を使いたい場合には向いていません。
●音がうるさい
食洗機の洗浄時の音が気になる方もいるようです。
テレビを見たり、静かにくつろぎたい時には洗浄音が邪魔になるかもしれません。
音が気になる方には、就寝時や留守のタイミングで洗浄をするのがおすすめです。
●定期的なお手入れが必要
食洗機には、定期的な洗浄が必要です。
特に「残菜フィルター」は放置しておくと悪臭の素になるため、毎日洗う必要があります。
庫内全体であれば、1~3ヶ月に一度程度のお手入れで充分です。
●導入費用や電気代がかかる
製品自体の代金だけでなく、工事費がかかります。
また、電気代や水道代、専用洗剤の費用がランニングコストとしてかかります。
まとめ
いかがでしたか?
食洗機がとても便利なキッチン家電だということがわかっていただけたでしょうか?
食洗機にはメリットもデメリットもあります。
そして、それぞれのご家庭の家族構成やライフスタイルによって、そのメリット・デメリットは異なった感じ方をされるのではないでしょうか。
食洗機導入は大きな買い物になりますので、じっくり検討してみてくださいね!