食器洗浄機(以下、「食洗機」)を導入されているご家庭が増えています。
自動で食器を洗ってくれる食洗機は、家事の時短になる主婦の味方です。
新築住宅や中古住宅の購入を計画していらっしゃる方々は、キッチンに食洗機を導入するかどうかという問題に直面するのではないでしょうか。
食洗機はキッチンの設計に大きくかかわる可能性がある上に、高価な家電なので「ちょっとお試しに!」と購入するわけにはいきませんよね。
そこで、今回は食洗機の基本的な情報をご紹介します。
食洗機の基本情報
まずは、食洗機についての基本情報を知っておきましょう。
食洗機とは、洗剤の入った高温の洗浄水を汚れた食器などに噴射して洗浄し、高温乾燥を行う家電です。食器の手洗いから自然乾燥までの工程が全自動になる便利家電です。
食洗機には「卓上タイプ」と「ビルトインタイプ」の二種類があります。
(1)卓上タイプ
キッチンカウンターなどに置いて設置するタイプの食洗機です。
大がかりな工事は必要なく、分岐水栓や給水・排水のホースを取り付けることで設置できます。
ビルトインタイプに比べると容量は少なめですが、本体価格や工事費用も安めなので、スペースさえ確保できれば気軽に導入できることが特徴です。
また、賃貸住宅のキッチンでの設置が可能であることもメリットです。
キッチンカウンターなどに置くため、出し入れしやすいのも特徴ですが、その反面、本体が大きいので作業スペースが狭くなってしまったり、圧迫感があることはデメリットかもしれませんね。
一般的に、ビルトインタイプの半額以下の初期費用で抑えることができます。
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(2)ビルトインタイプ
システムキッチンの中に食洗機が組み込まれているタイプです。
卓上タイプに比べて容量が大きいのが特徴です。
鍋やフライパンなど大きな調理器具を洗うことができますし、たくさんの食器を一度に洗うことも可能です。家族全員分の食器を一度で洗えるメリットは大きいですね。
大家族や、食器をまとめて洗いたい方にはビルトインタイプがおすすめです。
ただし、ビルトインタイプには給排水工事が必要なので、導入コストは卓上タイプよりも多くかかります。
卓上タイプよりも高めの食洗機本体の金額に加え、給排水工事費と設置工事費がかかることを知っておいてください。
また、故障してしまった場合の修理や交換なども、卓上タイプと比べると手間や費用がかかります。
そして、最も重要なことは、ビルトインタイプキッチンの中に組み込むため、賃貸住宅のキッチンに取り付けるのは難しいということです。
食洗機の電気代・水道代
食洗機を使うと電気代がかかります。家電ですから当然ですね。
一方で水道代が下がるため、節約につながります。
※もちろん、電気代と水道代は家族構成や使用する食器の多さによって大きく変動しますし、導入前の手洗いで使っていた水やお湯の量によっては、導入後の費用との差が出にくい場合もあります。
注目したいのは、時間的コストです。
食器洗いにかけていた時間が大幅に節約されるので、その時間に別の家事をしたり、リラックスして過ごすこともできますね。
いかがでしたか、食洗機の基本情報についてご理解いただけましたでしょうか?
次回は、食洗機のメリット・デメリットについてご紹介します。